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民法についてです。

甲は、自己の所有する土地をAに売り、その後、引き続き、同じ土地をBおよびCに次々と売った、という事例に関し、登記制度を概観するとともに、A,B,C間の優劣関係を検討しなさい。 できるだけ詳しくわかりやすく教えていただけると幸いです。

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  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.2

 ABC間では登記を備えた者が勝つ、完全な所有者になる、というのは、どの本にも書いてある結論(異論はない)なので、結論は出題意図的には重要な点ではないと思えます。  つまり本問は、「誰が勝つのか分かってるか?」という問題ではないように思います。  ウェイトは、「登記制度の"概観"」という点と、「優劣関係の"検討"」という点にあるのではないのかと思います。  登記制度をどう概観するかは、授業に出てないとわかりません。  授業で「ドイツの登記制度」などという話が出ていれば、「対抗力としての登記と公信力としての登記」の違いについて触れるべきでしょうね。その前提として、登記官の持つ調査権限の違いとかに触れたい。  その上で、日本の登記は権利なのか義務なのか、どういう手順で行われているかなどを説明し、その結果、本問のような多重売買が起こりうることを指摘すべきでしょう。  授業で日本の登記制度にしか触れていないならば、ドイツの公信力云々の話は抜きますかねぇ。「こんなことも知ってるぞ」的な意味でサラリと触れますか。そのあたりは戦術論ですね。  優劣では、「Aに売ってしまって所有者でなくなった甲がなぜB、Cに譲渡できるのか。できないだろ」という「理屈」というか「正論」から出発して、なぜ登記を備えたものが勝つと考えるべきなのか。  そこに至る「利益衡量」「迷い」の道筋を書き、最後に「登記を備えたものが」という結論で締める、という回答になるのではないかと思います。  まあ、授業の内容・進み方次第ですね。

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回答No.1

これは2重譲渡、3重譲渡の問題であり、ABCの中で先に登記した者が権利(所有権)を主張できます。

kaho1109
質問者

お礼

参考になりました。ありがとうございます。

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