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デッサンの構造線とは
デッサンにおける構造線とは、どのような線のことを指しますか?
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多分クロッキーについての質問に私がお答えしたことの一部かと思いますが。 デッサンは、極端な言い方をすると、その描画の中でアウトラインは全く要らない存在であるし、光と陰(影)を追求して行くとアウトラインは、その存在価値を無くするのです。物には線は描かれていませんよね。しかし、多くの作家はアウトラインを使います。一種味付けですね。なかなか良い味が付きます。 しかし、クロッキーの多くて20分位の間に、調子の大凡を描き込むことは容易なことではありません。 面のみによって、描写出来ればよいのですが、描画材にもよりますが大変なことです。 クロッキーでは、鉛筆を使用するのが一般的でしょう。 たとえば1~5分間位でクロッキーをするとします。なれてくると鉛筆の腹を使用して、幅広い面線にて調子を作りながら描いて行きます。アマチュアの方でも相当の経験があれば可能ですが、なかなか大変です。 そこでやはり線中心に描くことになります。 たとえば人体のクロッキーでいえば、全身像を描く場合に、骨の構造、筋肉の付き具合を良く観察し、絶対的におさえておかねばならない線(人体の構造を明確にする)を把握せねばなりません。その他たとえば表情などを表す線は細線で簡単に要約して描きます。絶対的におさえておかねばならない線を称して構造線と云います。学生時代の20分クロッキーがありましたので、拙作ですが添付しました。
お礼
たびたび専門的な御回答を下さいまして、本当にありがとうございます。 とても分かりやすく説明頂きましてとても助けられました。 また、学生時代の貴重なクロッキー(こんな風に描けるなんてすごいですね。)まで拝見させていただき、とても感謝しています。 今後ともよろしくお願い申し上げます。