- 締切済み
陶器の釉薬は溶けるのですか
ある陶芸家の個展で買った唐津焼の徳利に冷酒を入れて飲みましたが、そのうち、酒に色がついてきました。そして、徳利の下のテーブルにくっきりと茶色のわだちができ、徳利からコールタールのような茶色の液が滲み出てきました。びっくりして、飲むのをやめ、鍋に湯をはり、徳利を煮立てたら湯の色が焦げ茶色になりました。煮立てをなんども繰り返して、やっと色が薄くなりました。購入した○○陶苑を通じて陶芸家に聞いたのですが、その時の答えは、「釉薬が溶けるとは考えられず、体に有害な鉛は使っていない」ということだったので安心していました。煮立てている時の臭いは、カビ臭いような泥臭いような感じです。でも、カビにしては湯のにごりは半端でなありません。弁柄のように色でした。その後、唐津釉だけでなく、織部釉や志野釉のぐい飲みでも同じようなことがありましが、煮立てて処理してきました。しかし、今日、備前の徳利でも酒が茶色になる現象がおこりました。釉薬を使っていない陶器でも起こるのかと思ってびっくりしたところです。もし同じようなことを経験された方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- terepoisi
- ベストアンサー率44% (4090/9254)
唐津焼は土が荒い古唐津(最初は酒が漏ります)のほうでしょうか? 備前は焼き締めでこちらは釉薬は使用していません。 茶色の色が付く、ということですが、 これはおそらく土のアクの色ではないかと推察します。 ベンガラのような色は土の含まれる酸化鉄の色が出たのかもしれません。 味や風味には影響しますが、身体に害はありません。 酒器、茶器にもそのようにするのかはわかりませんが 土鍋や土物の器を始めて使う時は米のとぎ汁で煮て目止めをしてから使うと 汁の滲み漏れや塩気の浸みこみが防げます。 私用する時は色やにおいの染みつきを防ぐために まずぬるま湯に浸し器の肌に十分水分を含ませてから使います。 家庭ではめんどうなので水にくぐらせる程度ですが(笑) 萩などは早く色変わりさせたいとそのまますぐに使う人もいますから 気になるようでしたら、色が抜けるまで煮てそれからお使いになるといいのではないでしょうか。 私も他の方の明快な回答を期待しています。
お礼
terepoisi様 早速にご回答いただきありがとうございます。唐津は、古唐津ではなく最新気鋭の現代作家の作です。また、織部と志野も現代作家の作で、これには、土見せがあります。備前の徳利は、通常の固い焼しめではなく、山土をくり抜き、緋だすきとしたもので、土色はかなり赤みがかっています。したがって、焼き締め温度が低かったのかもしれません。私も陶芸を習っているので、土のアクということであれば、納得がいきます。これからは、使う前によく洗い、湯通しするなどして、安心してお酒が飲めるようにします。ありがとうございました。