私はコンピュータのテレマーケティングの世界を日本ではじめて実現してきたものですが、この世界、勘違いが非常に多いです。
明確に「やりたいこと」がイメージできてますか。
電話回線を発信し相手の電話のベルを鳴らすのは簡単なのです。そこまでは別に費用もいらない。
そのあと何をしたいか、です。
よくあるのは、この発信までしか考えていない人です。
VOICEなのかデータなのか、でフォーカスは全く違います。
データであれば質問者様のような質問は出ないと思います。一斉メールだとかで済む話ですから。
VOICEなんでしょう。
FAXモデムで同じようなことを言っていた人がいましたが、仕様の想定が甘いので何もできなかった。
何が問題か。
受話器をあげたことがFAXモデムではPC側からはわからないのです。
相手がFAXだと決めてしまうのであれば、ATコマンド内で通信回路が自動的に反応し、自分がFAXだという呼びかけ音を始めます。
通信の礼儀として、呼びかけたほうがさきに名乗らなければいけません。相手がそれに答えた信号を発したら会話が成立します。
人間が受話器をあげたらボッボッボという音が意味不明だから相手は切ります。
FAXモデムの場合生身の相手が出た場合に対応できないのです。
実際には、電話は相手が受話器をあげ、発信側が電話代を支払うのであれば、電極の正負が反転します。
交換機が、課金する契機としてそれを行うのです。
そういうことをフェッチできる電気回路を組み、そのドライバを開発する必要があります。
しかしながらそれでも残念なことがある。
もし相手が0120のような受信者料金負担であれば電極は反転しませんから、電話に出たことは電気的にはわかりません。
また、相手と本当に人間的な会話をしないとしても、何かの録音音声を流し相手に何かのアクションを起こしてもらうためには、ボタンを押された信号DTMFを判断する回路が必要です。
その機能もなしに、こちらのメッセージだけを言いっぱなしにするのであれば、あきらかにスパムですから、地域によっては法に触れ引っ張られます。
テレマーケティング用のこういう電気回路のボードとドライバは売られています。
Dialogicという社名で検索してみてください。
それなりの費用は負担してください。
NHKが、「ランダムに電話番号を発生させアンケート調査」なんて平気でいっていますが、あれをやったら手は後ろに回る可能性があります。
発生させた番号が警察関係消防関係になる可能性がありますし、非常用の、命に係わる回線に向かってやって何かが起きたら訴訟されます。
人の迷惑とか社会倫理をよく考えてやらなければいけません。