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褒めているのか、貶しているのかが分かりません
- Twitter上で、ネイティヴの方が「Plot_(narrative)」というWikipediaの記事の文章について言及しています。
- ネイティヴの方は「There’s something marvelous about how terribly written the Wikipedia article “Plot_(narrative)” is.」とツイートし、肯定的な評価なのか否定的な評価なのか分からないと述べています。
- ツイートには評価対象となったWikipediaの記事の該当部分の画像が添付されています。
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貶しています。 There's something marvelous about how terribly written A is. Aはとても下手に書かれている。 でもその下手さの程度に関しては関しては (私にはまねが出来ない程の下手さなので) 素晴らしいと思う marvelous は皮肉だと思います。
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- SPS700
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#1です。捕足です。 >>ただ、Goodreadsは数千万人の利用する書籍系SNSなので、そこで肯定的な表現として用いられているということは、今は "terribly written" が文脈によってはポジティブな意味を持ち得るという理解で問題は無いのではないでしょうか。もちろん自分の事実誤認である可能性も否定できませんが……(例えば、実はダメ出しされた書籍の集積場だったとか)。 これは単に、「ひどい書き方の本」でも「多くの人が読む」、と言うだけで Popular Terribly Written Books は、書き方はひどいが、結構読む人は居るという例です。 最近、数が多いと質もいい、という誤解があり(これちょっと掘り下げると結構身近に例があったりして)大衆は、質の判断が出来ない、という皮肉でしょう。 ですから 「Goodreadsは数千万人の利用する書籍系SNSなので」も、こと質の判断に関しては、阿呆ぞろいと言うことだと思います。
#2です。 詳しくご覧になり、お手間を割いて頂いて詳しく説明してくださり、ありがとうございます。状況がよく分かりました。 補足して頂いたことも含めてみますと、ご質問は「文脈、状況からして褒めているようにしか見えないが、どうして貶すか、ネガティブな場面の強調に用いられるterriblyを使っているのか?」ということだったことになるようですね。 そうだとしますと、単語ごとの語義より文脈が大事、ということになります。お読みになった通りでよいわけで、前後からして褒める文脈であれば、たとえ普通はネガティブな言葉でもポジティブのつもりで言ったと解して間違いありません。 先の回答では、僅かながら褒めている可能性を考慮しなかったわけではないのですが(「(感激して言葉遣いが乱れたときなどは、例外的に使う)」のところ)(その後の「もしかすると反語、皮肉といった可能性」はmarvelousについてなので、さらに間違ったものになる)、something marvelousとの対比であろうと考えてしまいました(その後の「もしかすると反語、皮肉といった可能性」はmarvelousについてなので、さらに間違った)。 ツイート一つだけで判断しようとしたことによる間違いで、文脈を読めずに反対の解釈をした回答をしてしまったことを、お詫び申し上げます。 ともあれ、ツイート主さんの意図を正しく解釈できて、何よりでした。質問者様が文脈含めてお読みになったことによるものであり、今回は質問者様ご自身が最良の回答者でした。今回のことは、勉強になりました。感謝し、お礼申し上げます。
お礼
Dio_Genesさん、お礼が遅くなってしまい申し訳ございません。謙虚なご姿勢には頭が下がるばかりなのですが、お詫びしなければならないのは自分のほうです。それというのも、やはり間違っていたのは自分のほうだったからです。 辞書や例文検索が当てにならないのでtwitterで検索してみたのですが、Dio_Genesさんや他の皆さんの仰っていた通り、"terribly written"はネガティヴな意味で用いられることのほうが圧倒的に多いようです。文脈によっては一部でポジティヴに使われていたりもするようですが、全体から見ると、どうも"terribly written"は「書き方がまずい」というニュアンスで主に用いられているようです。たしかにネガティヴな表現ではありますが、重いものではないという印象を受けます。やはりtwitterで見つけた文ですが、このある人は、"good topic"であるが、"too much drama"や"exaggeration"であることを指して、WIREDの記事を"terribly written"と言っているようです。 "This is a good topic but a terribly written article with too much drama and and exaggeration just to find out that the author is promoting Innovation Labs at campuses such as Harvard and MIT." そこで問題となった例のツイートですが、あれは要するに、「チンプンカンプンでサッパリわけが分かんねえぞ!」というようなことを言いたいのではないかと思います。すなわち、内容を貶しているというより表現のほうを問題にしていると。E.M. Forsterの引用を"terribly written"と述べているのは、(いくらなんでも) Forsterの定義を貶しているのではなく、この例えではよく分からないと言いたいのではないでしょうか。個人的にさほど難解なことが書かれているようには思いませんが、どうも「Plotってもっと単純なもんだろう?」というニュアンスなのかもしれません。国王と王妃の例は分かりにくいし、なんで必要十分条件なんかが出てくるんだと。 彼がわざわざURLではなく画面をキャプチャして紹介しているのは、おそらく、項目全体が彼にとって"terribly written"なのではなく、そのキャプチャした部分の表現がとくに理解しにくいということなのでしょう。もしそうであるとすれば、彼はPlotをcausalityとする定義を否定している訳ではないということになりますね。あの項目の他の大部分はその定義に基づいて記述されていますから。 以上の答えらしきものに到達するまでに皆さんのご助力を頂きましたことに大変感謝いたします。自分が「最良の回答者」であるなど、とんでもないことです。いずれにしても、自分が例の反語表現を忘れることはたぶん無いでしょう……。
補足
冒頭の下りは、「辞書や例文検索が当てにならないので……」ではなく、「辞書や例文検索も、そして『普通の検索も』」当てにならないので……」の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。普通の検索 (すなわちgoogle) だけでは実際の用法が十分に分からなかったので、さらにtwitterで口語的な表現を検索した結果……という意味です。その結果、どうやら"terribly written"は書き方のまずさを指摘するときの比較的軽いネガティヴ表現として用いられることが非常に多いらしい……つまり文脈によって肯定的な表現となることは、「絶対」とまでは言えないとしても、やはり、あまり無いようです……という報告なのでした。googleで検索したときにgoodreadsのような特殊な例が引っかかったため、(そしてそれが有名サイトであったため) ポジティヴな表現としても多く用いられているのではないかと自分が誤解してしまったわけです。重ねて謝罪いたします。
terriblyは確かに中立的に強める表現ではあるんですが、その中立がどういうものかは注意が必要です。 例えば、I'm terribly sorry(本当に申し訳りません)などとは言いますが、I'm terribly happy(幸せ具合が酷い……??)とは言いません。原則論としては、良いことには使わないのです(感激して言葉遣いが乱れたときなどは、例外的に使う)。 一方、marvelousは「驚くべき」などの意外を表す意味になっていて中立的なようですが、反語などでない限り、いいもの/人について使います。 そういうことを踏まえると、 >There’s something marvelous about how terribly written the Wikipedia article “Plot_(narrative)” is. 「ウィキペディアの“Plot_(narrative)”の項目がいかに酷い書かれようであっても、何らかの見どころはあるものだ。」 ということになります。ウィキペディアは間違いが多いといったことがよく言われますが([誰によって?])、それでもいい情報もあるよ、といったことを言っていると考えてよいでしょう。 そのツイート主の他の発言をもっと見れば、もしかすると反語、皮肉といった可能性もありますが、そのツイートだけ見る限りでは、上記のように解せます(さらに、意味的に考えて行くと、仮にterriblyが「良い」の意であるとすると、その中にmarvelous=「良い」があると言うのは無意味でもある、といったことが考えられる)。
お礼
親身な対応をいただきまして、ありがとうございました。
補足
Dio_Genesさん、迅速なご回答ありがとうございます。自分はずっと気になっていて色々なところを検索して調べみたのですが、 どうも "terribly written" はポジティブな表現としてもかなり使われているようです。辞書にも例文検索にも載っていないので、 近年に流行りだした用法のようです。例えば、"Goodreads" というサイトには、"Popular Terribly Written Books"という カテゴリがありまして、そこではレイティングの点数や件数の多い書籍が集められているようです。また、twitterでは、 "The most terribly written book ever, yet I cant shake the feeling that this just might be one of the best storylines ever." というツイートを見つけました。あちらでは、"terribly written" が肯定的な表現として日常的に用いられているようです。 形容詞という点が異なりますが、これは "sick" の用法と似ているのではないかと思います。そもそも、フィクションの理解者が Forsterによるプロットの定義に噛み付くことは考えにくいので、やはり反語的な用法と受け取るほうが妥当かもしれません。 結局、自己解決してしまったような格好になりましたが、他の方も含めて、お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
ひどい書き方のひどさが感心するぐらいひどい、訳ですから、貶している(それもかなりひどく)と思います。
お礼
SPS700さん、迅速なご回答に感謝いたします。
補足
"The most terribly written book ever, yet I cant shake the feeling that this just might be one of the best storylines ever."は、 読み直したところ、肯定的な表現とは見なせないようなので、この場を借りて修正いたします。失礼いたしました。 ただ、Goodreadsは数千万人の利用する書籍系SNSなので、そこで肯定的な表現として用いられているということは、 今は "terribly written" が文脈によってはポジティブな意味を持ち得るという理解で問題は無いのではないでしょうか。 もちろん自分の事実誤認である可能性も否定できませんが……(例えば、実はダメ出しされた書籍の集積場だったとか)。 Popular Terribly Written Books http://www.goodreads.com/shelf/show/terribly-written
お礼
shingo5kさん、夜分に丁寧なご回答をいただきまして、大変ありがとうございます。