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自然災害発生後の開発途上国に日本ができる事とは?
質問内容としては自然災害が発生した後の復興、防災支援を日本が開発途上国に実施するためには、どのような点に配慮すべきだと思われますか? またJICAのような公的機関とNGOなどの機関での協調の在り方はどうあるべきなのか、質問者様の考えで良いので教えて下さい。 分かりにくい部分は補足致します。難しい質問だと思いますがアドバイス、回答の程よろしくお願い致します。
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災害が起きてから慌てるのではなく、常日頃から「この国でおきるあの災害ではどのNGOと提携したらよいのか、提携先として信頼できるか」という観点から、「観察」しておくべきだと思いますね。 貧困の原因はいろいろでしょうが、私は原因の1つは、誰かが「抜く」ことだと思っています。 災害の際も同様で、過大な物資を要求されて、援助物資が援助を必要とするところに届かない恐れがあると思っています。 そうでなく、キチンと届ける分配するということができるNGOなのかどうかの観察は、一朝一夕では無理。災害以前から観察して見極めておく必要があると思います。 そして実際にその災害がおきたときには、その「提携先の指導」に従った、現地の目線にあった援助をすることが重要だと思います。 例えば、日本のようなキチンと並ぶ国なら全員に行き渡る数の、おいしい食べ物の支給が望まれるでしょうが、我先にと奪い合うような国なら、まず優先すべきはおいしさではなく「数・量」でしょう。まずは腹一杯食わせる。次も、おいしさではなく「栄養」とかね。 家屋でもそうですね。一般の人たちがバラックのような所に住んでいるのに、日本の災害用の臨時住宅を建ててもうらやましがられるだけです。次に災害がおきれば自分たちの番だと、災害を待ち望まれるようになる危険さえあります。自立心をスポイルするかもしれない。 現地の実情にあった支援というのはよく言われることですが、くどいですが、泥棒を見て縄をなうような体制では実現できません。 事前によく観察し、災害毎に提携先を決めておく。場合によっては現地のNGOなどに日本の体験などを伝えてすりあわせておくことも良いでしょうね。