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美白の化粧品はどのように肌の色を白くしているのか?
美白をうたった飲み薬は世にたくさんありますが、その働きというのは、薬の成分が消化管で吸収され血液中に出され 末梢血管から皮下組織に染み出して皮下に蓄積したメラニンを分解していくことで美白をするのでしょうか?なぜわざわざ飲み薬にしたのでしょうか?皮膚に直接塗るほうが早いと思うのですが・・・それとも皮膚からでは吸収されにくい物質なんですかね? おわかりのかた教えてくださいm(__)m
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こんばんは。 ご質問読ませて頂きました。 まず、美白化粧品(美容液、クリームなど。)が肌を白くする仕組みですが。。。 肌が紫外線(UV-B)を浴びるとメラノサイト(皮膚組織下でメラニンを作る元になる場所のこと)に「メラニンを作れ」という情報が伝達され、メラノサイトの中でチロシンがチロシナーゼと結びつき、ドーパ、ドーパキノン、ドーパクローム、DHICAなどのプレメラニン→メラニンへと変化して行きます。このメラニンが角質層の一定の場所に留まってしまったものをシミと言います。 美白化粧品はこのメラニンに直接働きかけてシミを薄くしていくタイプと、そもそもメラノサイトから出る情報伝達物(メラニンを作れという指令自体)を遮断しシミを防ぐ物などに分かれています。 けれど、化粧品で美白を目指す場合、どうしても皮膚の外からしか働きかけが出来ないので、ある年齢以上の女性で皮膚の新陳代謝自体が弱くなってしまった人にはやはり悲しいかな、「効き辛い」という弱点が生まれます。 外からいくら塗っても肌の角質が厚くなってしまっている為、「成分が中に入っていかない」わけです。 その為、別の角度からのアプローチが必要となり、そのアプローチを可能にした物が飲み薬なわけです。 『身体の中へ吸収された成分が血液中から皮膚組織にしみ出し、皮下に蓄積されたメラニンを分解していく。。。』飲み薬から得られる効果というのは、speedmaniaさんの仰る通りだと思います。 美白化粧品に配合されている成分(最近目立つものは何と言っても資生堂のアルブチンでしょう。(←メラノサイトの中で働き、最も効果が大きいと言われています。)他にも、ビタミンC、芍薬エキス、甘草エキス、など様々あるように思います。)それらが皮膚からでは吸収されにくいという事は決してないと思いますが、個人の体質、肌質などにより「外から塗る」よりもサプリメントとして吸収する方が向いている人もいらっしゃることでしょう。 speedmaniaさんも、ご自身のお肌や体調と相談して、化粧品やサプリメントを使い分けてみて下さい。 こんな回答でも参考になれば嬉しいです。 tokyo24
お礼
たいへん詳しく説明していただきありがとうございました。皮膚の角質が厚くなると浸透しにくくなって、飲み薬にするんですね、よくわかりました