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ふるさと納税:不動産譲渡所得での上限額について
お世話になります。 今年、祖母の遺産整理で、母に約4000万の不動産譲渡所得がありました。 ふるさと納税を勧めたいと思うのですが、実質負担2000円で寄付できる上限額はどのくらいになるのでしょうか。 (母に給与収入等はありませんが、他に年金収入100万ほどがあります) 解説サイトやシミュレーションでは給与収入の場合の説明が多く、不動産譲渡の場合の計算方法がわかりませんでした。 母は普段は年金生活で、ふるさと納税できるのは今回だけと思いますので、目安となる金額をお教えいただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いします。
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- tamiemon96
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ふるさと納税のMAXは、来年の見込み市県民税の 10% です。 相続した不動産の譲渡なら、おそらく 収入 : 40,000,000円 譲渡費用 : 2,000,000円(譲渡代金の5%) 譲渡所得 : 38,000,000円 長期譲渡で、基礎控除を引いて 所得税 : 5,643,000円(15%) 復興税 : 118,500円(所得税の2.1%) 市県民税 : 1,881,000円(5%) なので、 1,881,000円 × 10% = 188,100円 18万円程度で良いと思いますよ。 【減税額の検算】 (1)所得税の寄付金控除による減税額 (180,000円ー2,000円)×15%=26,700円 26,700円 × 2.1% = 500円(復興税分) (2)住民税の控除(通常分) (180,000円-2,000円) × 5%= 8,900円 (3)住民税の控除(特例分) まず、この算式はご承知と思います。 (180,000円-2,000円)×((100%-住民税税率)ー限界税率×1.021) *注:×1.021は復興税の調整 で、疑問が生じるのは、 (ア)100%-住民税率 この場合の住民税率 (イ)限界税率 この場合の限界税率 の点だと思います。 理由は、この部分を解説した資料が見当たらないからです。 では、考えられる計算をしてしまえばいいでしょう。 計算1 (180,000円ー2,000円)×((100%-10%)- 15%×1.021)≒ 132,900円 計算2 (180,000円ー2,000円)×((100%-5%)- 15%×1.021) ≒ 141,800円 計算1なら 減税額 26,700円+500円+8,900円+132,900円= 169,000円 計算2なら 減税額 26,700円+500円+8,900円+141,800円= 177,900円 自己負担部分は、 計算1なら 11,000円 計算2なら 2,100円 それほど、大きな差ではないです。 いくつかの自治体のHPに分離課税がある場合の限界税率は別途・・・とあるので 計算2になるのではないかな(推測)と思います。
お礼
詳細に教えてくださってありがとうございます! 大変参考になりました。