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高校の物理です
高校物理 偏向板で反射光を消すというのはどういう事をすることなのですか?
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普通に透明な物質、ガラスや水などは、通常どの方向からの光も通過させます。 ただ、よく経験するようにガラス面や水面に平行に近い低角度で照射された光は、表面で強く反射されます。 また、物質によっては、垂直方向と水平方向で、光の透過率・反射率が異なる性質を示すものがあります。 反射角や屈折率は、物質内の光の進行速度によって決まりますが、その物質の結晶構造によっては、光の進行方向によって速度が異なる場合があります。この様な性質を「異方性」と言い、多くの物質は方向特性を示さない「等方性」です。 異方性を持つ透明物質は、光の入射角によって光を多く通過させたり、全反射させたりします。 光は電磁波の可視波長部分ですが、UHF等の電波は、送信アンテナの構造によって振動方向が特定される場合があります。縦並び(垂直素子)の八木アンテナからは縦方向に振動する電波が発せられ、横並び(水平素子)の八木アンテナからは横方向に振動する電波が発せられます。電波を確実に受信するためには、受信アンテナも送信アンテナと同じ角度に設置しなければなりません。この様な振動の方向性を「偏波」と言います。 光にも偏波(振動方向特性)があり、通常は方向性を持たない「円偏波」ですが、異方性を示す物質では、特定の入射角度以外の光を通さない事になり、通されない角度の入射波は反射されてしまいます。 偏光板は、光の通過に対する異方性を示す物性の、光学的応用です。
補足
そうなんですね、有難うございます、宜しければ他にも質問しているのでお願いします