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デング熱 発症する人としない人の違いは?
デング熱が流行してますが 代々木公園で刺されたにも関わらず発症していない人も多数いるそうです 発症する人としない人の違いは何でしょうか?
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これは、免疫力の違いと、体調の違い、一度に入るウィルス量、年齢の違いなど様々な要因が複合しています。 西ナイル熱などでも、インフルエンザでも、日本脳炎でも普通の風邪症状でも言えることですが、実際にそのウィルスや細菌が入っても発症するのが、全感染者の中でもそう多くはないのです。 たとえば、一緒に同じ蚊に刺されたAさんとBさんが一緒に発症するかというと、Bさんは発症しないか、軽い風邪症状で収まることがあります。これが免疫の違い、そして、キャリアからウィルスをもらって、最初に刺す人と次に刺す人でウィルスの量は違うかも知れません。それらの違いです。 一番大きな要素を言えば、 多くない状況を作っているのは、体の中にある免疫細胞のタイプが人によって異なるからと思われます。そして、免疫は一卵性の双子で遺伝子配列が一緒でも、年齢を重ねて生活が変わると、その特性に違いが出てくることは知られています。それは、T細胞などが持つ免疫特性の違いによるものと、生活の違いによって生まれるのです。 基本的に、人は常に外的なウィルスや細菌などの攻撃を受けています。しかし、それらの多くは、発症することがなく、体内で増えることなく炎症を起こさない程度の数で推移するか、撃退(厳密には殲滅です。一部細菌を除けば生かしてはおきません)されるのです。それが、いわゆる健康な状態です。 それに対して、発症するというのは、それらが何らかの理由で増殖したときに起きるのです。 それが、新種であるかまたは亜種であるか、または以前から体内に生息していたかの違いがありますが、多くの場合体にとっての新種であっても、よほど免疫阻害構造や、免疫が体を脅かす敵と判断しきれない場合を除けば、健康な人ならそのほとんどを撃退できます。 それが、免疫の力です。 しかし、免疫のタイプには人によって違いがあり、たとえばRSウィルスに強い免疫を持っている人が、インフルエンザウィルスには弱い、両方強くとも細菌性の疾患によく感染するというケースがあります。 これは、人類にとって大敵と言われるHIV(エイズ)において特に注目されるようになったもので、HIVが発症しない免疫を備えた人というのが、人類全体の1%~存在することが分かったことから、より研究されるようになりました。 デング熱の場合は、発症率は極端に高いわけではなく、8割は発症しないとされます。5割から8割とテレビでは言っていますが、8割が通説とされているはずです。 これは、その割合の人は、自己免疫だけで初段のウィルス攻撃に対して打ち勝つか、あまり症状を重くしない程度までで、反撃出来る能力を備えていることを意味します。要は、ウィルスが増殖し発症する前に、マクロファージと呼ばれる捕食者が取得した情報を、T細胞が受け取り、B細胞に伝達します。B細胞はそこから専用の抗体を大量に作り、それらを殲滅します。これが、ウィルスの増殖より早ければ、発症せず、遅ければ発症します。 発症する閾値を超えると、インフルエンザなどでもそうですが、増殖ペースは1つが2つ分裂するという考え方で見ると、免疫の増産能力は決まった範囲を超えられませんので、免疫が暫くは下回り続けることになります。そして、上回り始めるまでの日数が闘病期間となります。閾値を超えない場合は、ウィルスは短時間で殲滅され、次に全く同じ型が入ってきても(亜種は除く)、よほど免疫が弱ったり、特殊なウィルスでなければ終生免疫を獲得することもあります。(一部終生免疫も持てない細菌やウィルスが存在します) そしてそれは、これまでのウィルス細菌感染率と、現状の他にいる体内のウィルス、細菌などとの兼ね合い。体調(日頃の生活)そして、年齢による免疫力の違いが作用します。そのため、一概に発症しない理由を答えることは出来ないのです。強いて言えば、比較的体調管理をしっかりしている成人であれば、発症する可能性は下がります。免疫そのものが未熟な子供と、年齢とともに弱っているお年寄り(一般に20代をピークに30代から弱まる。)は、耐性は弱くなります。成人でもジャンクフード中心で食生活が偏り、徹夜もして不摂生の多い人は、発症しやすくなります。そして、発症すると症状はインフルエンザより痛みを伴い重くなります。 ただし、これはあくまでデング熱のような比較的人適用の低いウィルスの場合で、免疫が正常に反応する特性を備えている場合です。(さらに詳しくは後述します) たとえば、エボラ出血熱は、高い確率で死に至る病です。このウィルスは白血球の一つである好中球の撹乱を行い同ウィルスに対する捕食行動を阻害する性質があることが分かっています。要は、ウィルスそのものが人間の初期免疫に対してステルス(隠蔽)する力を備えているのです。そして、その間に細胞を溶かし、細胞内で増殖するとされます。その際に、二次反応として血中浸透圧が変化し、血管中から体液(血液、血漿など)がもれるようになるのです。だから、出血性を伴う危険なウィルスとされます。このウィルスは他の免疫系が機能し始める前に、免疫を分断し人を殺します。 HIVは、司令官細胞(T細胞)そのものに寄生します。寄生された細胞は機能を徐々に低下させます。 ある日、突然、分裂したウィルスが司令官細胞を破って次の宿を探しに活動します。エイズがヒト免疫不全症と言われるのは、いわゆる免疫そのものを捕食するウィルスだからです。(これに感染しない人は、HIVがT細胞にまとわりつく際に使うタンパク質突起がHIVウィルスと一致しないなど違いがあることが分かっています) 尚、デング熱は人が発症しなければ、蚊に刺されても広がらないとは限りませんので、ご注意ください。まるで発症しないというような報道も最初はありましたけど。当初から間違っています。 要は、吸った血中にどれだけのウィルスがいるかが重要で、蚊が吸った場所に多少でもウィルスがいれば、それで別の場所の蚊に移動します。だから、発症しなくてもそこの血に元気なウィルスが相当数入っているかどうかが重要になるのです。 発症していない感染者が相当数いる場合は、それによって潜在キャリアが増えているとみるのが妥当となります。 最後に、デング熱は、最初の感染よりタイプの異なるデングウィルスに2度目に感染する方が危険というのは、メディア報道でご存じかと思います。これは、まだ原因が確実に解明されていませんが、終生免疫を持つ最初の免疫反応を、何らかの手段で、ウィルスの方が利用し、増殖する傾向と、免疫中枢や臓器中枢への感染を免疫細胞自身が手助けする可能性が最も有力とされています。 同じ型には終生免疫を得られるにもかかわらず、デングが恐ろしいとされるのは、初回より2回目や3回目に人類の疫学を逆手にとるような攻撃傾向が示されるためです。 いかがでしょうか? 基本的には最終防衛は体内の免疫細胞が行います。そして、それに発症を新型でも食い止めることは多々あります。しかし、世界的に危険とされるウィルスは、それを巧妙にかいくぐる特性を備えています。だから、死に至る恐れもあるとか、死なないが長く苦しむとされるのです。そして、ワクチンや特効薬を求めるわけです。
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- toiawasedesuyo
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54歳 男性 風邪にかかってもケロッとして入る人と 寝込む人 それぞれですよね 世間で言う個人差です
お礼
ありがとうございます
- USB99
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免疫には、原始的な免疫と、高度な免疫があります。 原始的な免疫は、抗体や抗原に関係なくウイルスが進入した細胞をやっつける免疫でNK細胞あたりが担当しています。ですから、これまで接したことのないウイルスで抗体をもっていなくても、NK細胞やNK細胞の要請で応援にきたマクロファージがやっつけてくれるのです。こういう、NK細胞とかの初期というか初動免疫系の強さというのが関与しているとまずは考えられます。 ただ、NK細胞あたりの場当たり的な対応では効率が悪い(一度経験した相手はそれなりにちゃんと戦いたい)ので、生体は進化の過程で、抗原・抗体に対する免疫系をつくってより選択的に、より強力に進入したウイルスに対応できる免疫系を作りました。 デング熱ウイルスに罹患した人はいないから、大部分の日本人には抗体はないはずで、今回のには関係ないかというと... 抗原抗体反応には、交叉反応というのがあり、似たような抗原に対しては反応することがあります。 デング熱ウイルスの場合、親戚に日本脳炎ウイルスがいます。必ずしも親戚と同じ抗原を持っているとは限りませんが、親戚同士ですと似たような抗原性をもっている可能性があり、日本脳炎ワクチンとか接種している人は発症しにくいかもしれません。日本に西ナイルウイルスが入ってこなかったのは、日本脳炎ワクチンをうっているせいかもという意見も結構、ありました(西ナイルウイルスもデング熱ウイルスと親戚です)。 宿主側からいうとこういう感じかと思います。 あとは、蚊のほうの都合(排出するウイルス量とか)も関与します。
お礼
ありがとうございました
- yasuto07
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ブラッドピッドの映画見ましたか、、 なんとかウォー、、と言う映画です。 沢山の感染者がいても、、、かからない人が、、、一人や二人はいるものです。 ブラピがイスラエルに飛んだ時のシーンですね、そして、ヨーロッパに行き、何処かのWHOの施設内部で原因がわかります。 あれですね。
お礼
あれがとうございます
- kaitara1
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流行地へ行ったことのない日本人はいわゆる免疫はない。免疫力という言葉はほとんど実体がない言葉。すべての蚊がデング熱の患者(おそらく潜伏期)の人の血を吸っているとは考えられない。
お礼
ありがと
- nankaiporks
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発症しない要因のひとつに、免疫力がありますね。 風邪などでもそうですが、免疫力があれば感染しても自然治癒するでしょう。 ですが免疫力があっても、たまたまその日、睡眠不足や極度の疲労で免疫力が下がっていれば感染します。
お礼
どもです
- mshr1962
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>代々木公園で刺されたにも関わらず発症していない人も多数いるそうです >発症する人としない人の違いは何でしょうか? 考えられるのは 1.薄手であっても長袖など肌をさらしてる部分が少なかった。 2.明るい色の服を着ていた。 ※蚊は黒い色のほうにより多く集まる習性がある 3.忌避剤等の薬剤を塗っていたか、蚊よけの器具を身に着けていた。 4.刺した蚊が、たまたまデング熱のキャリアじゃなかった。
お礼
ありがとうございます
- rokutaro36
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(Q)発症する人としない人の違いは何でしょうか? (A)不明です。 それがわかれば、予防策にもなります。
お礼
ありがとうございました
- maiko0318
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免疫、蚊に刺された数、体力、あたりかな
お礼
ありがとうございます
お礼
長いけどまぁありがとう