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悪性リンパ腫の抗がん剤治療の末、突然の四肢麻痺に…
67歳の母は2014年6月に悪性リンパ腫であることが発覚し、 諸々の検査の結果、お腹に巨大な腫瘍がある他、骨髄浸潤も認められました。 型は…マントルリンパ腫と診断され、ステージ4です。 入院しRCHOP療法を行い、一時退院して次の抗がん剤クールまで1週間家で…と思った矢先、 帰宅当日に急に手と足に力が入らない!と言い出し、夜には歩けなくなり、翌朝病院に連れて行った時には、もう歩けない上に、手もスプーンも握れないほどになっていました。 その後、病棟は血液内科から神経内科に移され、手と足は全く動かなくなり、1ヶ月たった今、手がすこーしだけ反応する程度の状態です。 その他の部位や意識は正常です。 血液内科の主治医からは「原因は特定出来ないが、RCHOP療法の後遺症でこうなった事が考えられるので、これ以上治療は出来ない」と言われた上、長く病院において置けない為だと思いますが、リハビリ専門の病院に転院する様に強く勧められています。 ただリハビリ病院も母の様なケースは受け入れ難いのか、ほぼ断られ、今一件だけも受け入れて下さるところがありそうな…そんな状況です。 とはいえ、では母のガンはどうなってしまうのか?今はかなりリンパ腫もちいさくなっているとはいっていますが、このまま何もしなかったら、ただただガンが進行して行くだけです… どうにか治療もして欲しい…それが家族の願いです。 ただ、今の病院では「リスクがあるのに治療は出来ない」とい返答のみ。 セカンドオピニオンと言う方法を考えていますが、古風な父と母は今まで見ていただいた先生にそんなこと言えない。と言っています。 でもそんな事を言っている場合ではないですよね? 私がどうにかしたいのですが、こういうケースのセカンドオピニオンと言うのは、どう言う手順で行ったら良いのでしょう? 全く知識がないため、どう進めるべきか、詳しいかにご意見をおうかがいしたいです。 また、母の様なケースにお詳しい方、もしくは東京都内で母の治療に強い病院があれば是非ご一報ください。 よろしくお願いします。
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- Knotopolog
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>セカンドオピニオンと言う方法を考えていますが、 >古風な父と母は今まで見ていただいた先生にそんなこと言えない。 質問者さんのお父様とお母様の仰る事は,もっともです.正常な感覚・感情です. しかし,以下のような事が現代社会の理念ですから,質問者さんから納得のゆく説明をお父様とお母様になさって下さい. 今まで治療を受けた病院の医師にセカンドオピニオンを依頼すると,今までの治療内容で重要かつ主なものを紹介状(診療情報提供書・現在までの治療の資料)として作成してくれます.その紹介状を持って新しい病院へ行き,治療の内容を判定してもらうのです. 患者から,セカンドオピニオンを依頼された医師は,その患者に関する紹介状を作成して,その書類を患者に提出しなければならない義務があります. セカンドオピニオンはあなたの当然の権利です.主治医(担当医)の機嫌を損ねるなどと心配する必要はありません.医師はセカンドオピニオンについて十分に心得ているはずですから. ただ,セカンドオピニオンは,健康保険が効かず,全額自費です.しかし,セカンドオピニオンは,1回だけですからお母様の身体のことを思えば安いものだと思います. 因みに,セカンドオピニオンというのは治療がしてもらえるという事ではありません.セカンドオピニオンは,ファーストオピニョン(今の主治医)の治療が正しいかどうかを判定するだけです.セカンドオピニオンの医師が直ぐに治療をしてくれる訳ではありません. しかし,もし,セカンドオピニオンの病院で治療を受けたければ,その旨を伝えればいいのです. セカンドオピニオンとは,現在の主治医(の意見が「ファーストオピニオン」)以外の他の医師の意見を聞く手続きです. 世間では頻繁に行われています.私の家内もセカンドオピニオンで病気を治しました. 病気によって異なるでしょうが,私の家内の場合は,セカンドオピニオン費用が,30分間で21,000円(税込)でした.30分を超える場合、30分毎に10,500円(税込)が加算されます. 現在の担当医にセカンドオピニオンを依頼する前に,あらかじめ,セカンドオピニオンを行ってもらう新しい病院を探しておく必要があります. 何故ならば,「どこの病院にセカンドオピニオンを頼むのですか?」と,今の医師に必ず聞かれますから・・・. セカンドオピニオンの医師に治療して貰う場合は,ファーストオピニオンの医師の紹介状を提示して,新たに治療を依頼しなければなりません. また,ファーストオピニョン(今の主治医)から提出された書類や画像などは,開封したりしてはいけなせん.これらは,そっくりそのままセカンドオピニオンの医師に渡して下さい. 以下に,セカンドオピニオンに関する資料を記述しておきます.ご参考にして下さい. セカンドオピニオンとは http://www.luke.or.jp/guide/outpatient-care/second-opinion.html ご参考のため,上記サイトの抜粋を下に示しておきます. -------------------------------- ★ 5.セカンドオピニオンとは? 主治医の意見「ファーストオピニオン」に対し,主治医以外の意見を「セカンドオピニオン」といいます.セカンドオピニオンには次のような利点があります. ●異なる医師の異なった意見が聞ける. 異なる診療科の異なった治療法を知ることができる. ●主治医の診断・治療方針に誤りがないか確認できる. 診断・治療について複数の専門医間で検討してもらえる. ●自分に最も合った治療法および治療医を選ぶことができる. さらに以下のような応用も可能です. ●患者さんには困難な専門的交渉を,もう一方の医師に代行してもらう. ●手術は遠隔地の名医にしてもらい,術後検診や抗がん剤の処方は地元の医師に頼む(地域を越えた医療連携). ●手術・放射線・抗がん剤治療のそれぞれを,異なる施設の外科医,放射線科医,腫瘍内科医に 分担してもらう(診療科の枠を越えた医療連携). セカンドオピニオンの取り方を紹介した『がんに勝つ法・セカンドオピニオンのすすめ』 (南雲吉則編著,エール出版社)も参照してください. ★ 6.セカンドオピニオンを希望するとき主治医にどのように相談すればよいでしょうか? セカンドオピニオンはあなたの当然の権利です.主治医の機嫌を損ねるなどと心配する必要はありません.次のように相談しましょう. ●セカンドオピニオンを受けたいときには協力していただけますか? ●この病院に帰ってきたときは再び受け入れていただけますか? ●病理結果(細胞診や組織診)のコピーと今の説明のコピーをいただけますか? ●治療方針の決定に有用な検査結果やレントゲン写真を貸していただけますか? もし, あなたの主治医があなたの幸せよりも自分のプライドを優先して, セカンドオピニオンに協力しないならば,あなたの生涯の主治医にふさわしくありません. 新たな主治医を捜しましょう. ★ 7.カルテ開示とはどのようなことを指すのでしょうか? カルテ開示のことを「カルテ全文のコピー」だと思っている方がいます.裁判のためならそれも必要ですが,それをコピーする人の労力も考えてください.セカンドオピニオンのために必要なのはカルテの全文ではなく,病理結果のコピーとレントゲン写真です.病理やレントゲンの所見が患者さんに難解な場合は,わかりやすい説明文を付けてもらいましょう.紹介状(診療情報提供書)をもらえれば,なおよいでしょう.医療情報の所有権は患者さんにあり,医師はいかなる理由があろうともその開示・提供を拒んではいけないことになっています. ★ 8.セカンドオピニオン医にはどのように相談すればよいでしょうか? セカンドオピニオン医に次のことを聞きましょう. 他の病院の診断に対するセカンドオピニオンをお聞きしたいのですが協力していただけますか? ●(病理のコピーやレントゲンを渡して)前の病院の診断に誤りはありませんか? ●この治療法を勧められましたが,先生ならどの方法を勧めますか? ●(前の医師と意見が異なる場合)それはなぜですか? 科学的根拠があれば教えてください. ●主治医に意見書(または報告書)を書いていただけますか? ●サードオピニオンが必要でしょうか? ●今後も協力していただけますか? -------------------------------- 以下も,ご参考にして下さい. ★ セカンドオピニオン(ウイキペディア・wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%94%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3 ★ セカンドオピニオンの基礎知識 http://www.2og.jp/kiso.html ★ セカンドオピニオンの受け方・探し方 http://allabout.co.jp/gm/gc/302581/ 以上です.頑張って下さい.
お礼
Knotopologさん 大変、くわしく、わかりやすくご説明いただき 本当にありがとうございました。 まずはセカンドオピニオンを依頼したい病院を探すところからはじめてみます。 そして父と母ともちゃんと話し合ってみます。 奥様、病気が治られて本当によかったです。