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悪性リンパ腫の難治性についての治療方法とセカンド・オピニオンの重要性
- 悪性リンパ腫で進行が早く、抗がん剤が効かない場合、どうすればいいか悩んでいます。母親の悪性リンパ腫は難治性であり、抗がん剤治療の効果が思ったように出ていません。現在の治療方法で進行を止める手立てが限られており、抗がん剤治療の残りのクールを確実に行いたいと考えています。
- 主治医からは救援化学療法後も治療の可能性があると言われていますが、効果が保証されているわけではありません。セカンド・オピニオンを利用して他の病院の意見を聞いてみることも重要だと言われました。情報を集めて最善の治療方法を見つけたいです。
- 希望を持って悪性リンパ腫の治療に取り組んでいるが、効果が出ていないために不安です。どこでも治療を受けられる病院を探し、セカンド・オピニオンを利用して効果的な治療方法を見つけていきたいです。
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こんにちは、初めまして。 お母様思いの真剣なご質問でしたので回答したいと思います。とはいえ、専門外ですので知りうる範囲でということでご了承くださいませ。 お母様の癌はDiffuse large B-cell lymphomaといい過去にコロコロと呼び名が変遷してきた癌です。 英語で検索し翻訳されるとかなりの情報があるはずですので、英語名を載せて置きたいと思います。 抗がん剤ですが。。多くはOO癌学会のようなところで、この種類の癌でこのステージなら治療法はこれ、と言ったような単なるチャートに当てはめて盲目的に治療を行っていることが何処の国でも常であり、個々のケースを何処まで真剣に見つめてそれにあった治療法を選択しているのかは私にとって不安の残る点であります。そのチャートにある癌によっては全くといっても差し支えないほど抗がん剤の効果がない、立証されていないものまで載っているのが現状であり、抗がん剤で効かない癌もあるのだという説明をしてくれる医師も数少ないのでは、と想像します。CHOPはその手の癌では現在の典型的な治療ですね。しかしdiffuse large B-cell lymphomaにおいてこれと言った決定打的治療法はまだ出ていないのが事実であり、今後に期待されている分野でもあることは確かです。 老齢の癌は多くの場合はゆっくりと進行します。しかし、あくまでも個人の細胞分裂のスピードが癌細胞分裂のスピードとも正比例するため一概には申せません。お母様の場合の進行の速さは果たして癌そのものの性質なのか、お母様の細胞分裂(この場合、正常な細胞分裂のスピードという意味です)のスピードが速いのか。それとも薬物・化学療法からのダメージで免疫が弱り、癌進行に拍車をかけているのか。。。その辺りの見極めは相当難しいと予想できます。あくまでも一般論での老齢癌では、たとえどんな種類の癌であろうとも抗がん剤の副作用も出にくいもの。その反面、抗がん剤の効果にも疑問が残る場合があります。不謹慎な例えですが、分かりやすく言うなら投資でハイリスク・ハイリターンという言葉がございます。まさに若年層の癌がこれに当てはまり、進行も早いし、治療への副作用も強いが(リスクは高い、大きいということ)その恩恵として劇的な回復も望める場合がある。正反対でご老齢の方の癌の場合はローリスク・ローリターン(リスクも低いが、受けられる恩恵も低い)である場合も少なくない現状は間違いなくあると感じます。 またdiffuse large B-cell lymphomaの場合、抗がん剤の効果がないケースも多々生じます。通常の抗がん剤試用期間を越えても抗がん剤治療を続行し、その結果やっと何らかの成果が出てくる場合もありますし、抗がん剤で効果があまり認められない患者さんの年齢が65歳以下なら、Hematopoietic stem cell transplantation、日本語では造血幹細胞移植 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A0%E8%A1%80%E5%B9%B9%E7%B4%B0%E8%83%9E%E7%A7%BB%E6%A4%8D が薦められるているのが、欧米・欧州の現在です。劇的に完治してしまう例もあるようです。 そこであくまでも一つの提案なのですが、お母様の年齢は65歳を超えてしまうにせよ、セカンドオピニオンを得先として、この造血幹細胞移植の症例を多くもつ医師、病院を探して見られるのも一つの方法では、と持参した次第です。 なんとか、早期の段階で現状打破できますように。 案じております。
お礼
お早いご回答ありがとうございました。本当に助かりまた勇気付けられました。今まで納得が出来なかった事項が、ようやくつながった感じです。 頂いたアドバイスを元に、今まで自分で調べていました。このGWで家族で話し合い、段取りをし、来週にはセカンド・オピニオンに動く予定でいます。 造血幹細胞移植ですが、大分前に主治医との話し合いで、一度出てきたことを思い出しました。その時は、こちらも年齢制限で出来ないと決め付けており、主治医も無いだろうと軽く流していました。しかし、今回このお話を聞き、再度熟考する必要があると強く感じました。この提案を元に今一度粘ってみるつもりです。 おそらく、この提案を呑んでくれる病院・医者は少ないと思われ、困難を極めると容易に想像できます。しかし、これを可能にできる環境を見つけるまで、どこまでも行くつもりです。 もちろん、リスクも考える必要があると思います。見極めは非常に難しいでしょう。その時は、再度、このような形でを協力を仰ぎたいと考えています。 今回は本当にありがとうございました。