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赤面について。
私は緊張したりちょっとしたことですぐ赤面します。話しかけられたり突然何かあると真っ赤になり人にバレます。 赤くなるととまりません。もう子どもじゃないのに、それがイヤです。 直す方法を教えてください。
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社会不安障害、強迫性障害、赤面恐怖、対人恐怖、過呼吸発作、パニック発作、書痙(しょけい:人前で字を書こうとすると震えてしまうような症状)、吃音(どもり)、閉所恐怖などの症状にお困りの患者さんに劇的に効果がある。 もうこんな精神療法の一種があることも、「逆説志向」などという言葉を知らない精神科医が多いのではないか? 最近では、上記のような障害には、薬物療法を中心として、精神療法的には認知行動療法、内観療法などが主として行われるが、なぜこの治療法があまり用いられなくなったのか?不思議である。 あまりに劇的に効果があるので、はやらなくなった?? 薬物療法を続けておくほうが当然医者としてはエネルギーは少なくて済む? むしろ、V.E. フランクルといえば、「夜と霧」というほうがご存じの方が多い。一方でこのような素晴らしい、精神療法の技法を残しているのである。 精神医学大辞典(講談社)にはその理論として、以下の様に説明している。 「不安神経症(現在のパニック発作に相当するであろう)の患者は不安発作を恐怖し予期不安におびえてこれらの不安から逃れることに腐心し、強迫神経症(現在の強迫性障害に相当するであろう)は強迫に対して不安を強め、強迫観念を抑えつけようとたたかう・・・・・、このように不安から逃れようとすればするほど、強迫に逆らえば逆らうほどかえって不安や強迫は強化され・・・」症状は悪化する。「これに対して、逆の方向に志向しようと努める。・・・もっと不安にもっと強迫的になろうとする。」 このように非常に逆説的である。 精神医学大辞典だからこのように大変わかりにくい。簡単なことを、難しそうに説明しようとするのが学者の役目である。 だから、わかりやすいように、多くの場合以下の様な図を書いて患者さんに考えてもらう。 症状:(強迫性障害、赤面恐怖、対人恐怖、パニック発作、書痙、吃音、閉所恐怖、電車に乗れない、飛行機に乗れない、過呼吸発作・・・・) ↑ ↓ 変な風に見られる、格好が悪い、人に見せたくない ↑ ↓ 隠そうとする、やめようとする ↑ ↓ また、症状が出るのではないか。(期待不安):不安の増強 ↑ ↓ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 期待不安がキーワード 上記の悪循環を断ち切るためには、どこを切るのが最も手っ取り早いか? そしてヒントとして、多くの患者さんは、診察室に入るやいなや、この症状を隠そうとしないで積極に症状について話していることを指摘する。診察室では症状は出ない、なにしろ患者さんは症状を治療者に見せなければならないのだから。 そこで多くの方は「ハッと気がつく」、そう医者の前では隠そう、やめようとせずむしろ積極的に見せているからである。 そこで、症状の復習、私の前で、患者さん本人の症状を出す練習をしてもらう。診察室の中で確認:強迫性障害、顔を赤くする:赤面恐怖、対人恐怖、パニック発作:パニック発作、書痙、吃音、閉所恐怖、電車に乗れない、飛行機に乗れない、過呼吸発作・・・・、多くの場合、出そうとすればするほど、症状は消失してゆく、後は「もっと自信を持って、症状を出す練習を、さらに次回までの宿題としてお願いしておく」、たいていの患者さんは、数回この様なセッションを行うと、症状は消失するか、軽快する。 最初、患者さんは、たいていこの話をすると、懐疑的あるいは心配でその一歩を踏み出せない。だから、薬物療法を少し、ほんの少し行うと、「宿題をする際」に踏み出しやすくなる。 大体1~2週間に1回、数回くらいで軽快状態に入る。 症状が軽快し始めたら、薬物療法のやめてゆき方を指導する。うまくいったら「卒業」である。だいたい数カ月、本当にうまく行けば、1~2回のセッションで「卒業」する。 この治療法は、V.E. フランクル著:高瀬博、長瀬順治 訳「現代人の病」―心理療法と実存哲学―(丸善)に詳しい。当院に来院しなくても、うまく理解できる方ならこの本をお読みになることをお勧めする。 この様なブログを書いている精神科医もいます。 薬で治るものでも無く、あなたの気持ち次第で治るものです。 ご理解して、治す努力をお願いします。
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- sakudrada31
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治さなくていい。私が総理になって、国民の顔を赤色に染めるから。全員赤絵の具で塗るのを義務化するから。大丈夫。
- HeyXey
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なぜ緊張すると頬が紅潮するのかというと、血流を良くして臨戦態勢をとるためです。血液の循環を統制しているのは自律神経(のうちの交感神経)で、この自律神経ってやつは不随意神経系、つまり意志とは関係なく、意志では制御できない方の神経系です。『はいっ、右手あげて!』と意志で動かせる神経系は随意神経系である体性神経系ですが、不随意である「自律神経系」は循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御しています。 だから~、つまり、意志ではどうにもできないのです。 じゃぁ、そもそも緊張しなければいいじゃないか?となるのです。直接に自律神経をコントロールは出来ないけれど、間接的にコントロール出来ないものかという訳です。 『わたしの右脚よ重くなれ』とか、『温かくなれ』とか、思考と神経をリンクさせる練習もあるようです。『わたしの心臓よ、早く鼓動せよ、遅く鼓動せよ』というのはちょっとむつかしいようです。 赤面症の人と、そうでない人は、何が違うのでしょう。誰だって緊張すれば赤面するのは共通です。ズバリ違いは、その赤面したことを『マズイ』と思うか、『当たり前だ』と思うかの違いでしょう。赤面するという“事実”は同じですが、そのことをどうとらえるかという“解釈”の違いが、その後の自律神経の働きに影響を与えているのだと言えます。 結論。赤面症が治るというのは、顔が赤くならなくなることではなく、顔が赤くなっても気にならなくなることである。気にならないとは、意識しないということ。意識しないうちに紅潮し、意識しないうちに紅潮が解けるようになります。 さらに言えば、「気になる・気にならない」という表現の中にも、随意・不随意が混在しているのです。『自然に気になるのは仕方ないとしても、意識して気にするのはよそう』と考えればいいのではないでしょうか。 長々と書きましたが、書けば書くほど、読めば読むほど、「赤くなる」ことが重要であるかのように思えてくる矛盾が生まれます。物事の重要度は、それが重要だからではなく、そのことについて長く考えているから重要に思えてくる、そういう面もあるのではないでしょうか。 人というのは、困難に直面するたびに、深く考えるようになる。そのような気がします。
お礼
なるほど! 考えれば考えるほど赤くなっちゃうみたいです。意識を楽にしてリラックスしてみます。私は深く考えすぎ?笑。
お礼
回答ありがとう! なんか、いろいろ書き込んでくださって読んでてたのしい。笑。 自意識過剰なのかな?