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「戦争ができる国」 はなぜ?
- 集団的自衛権の政府解釈をめぐって、日本国内は賛否両論に分かれている。
- 安倍首相や賛成派メディアの意見を聞くと、今の世界情勢では解釈の変更もやむを得ないと感じられるが、反対派の意見にも一理はあると思われる。
- 「日本を戦争できる国にしようとしている!」という批判の根拠は何なのか、安倍首相にとってそうすることのメリットは何なのか疑問がある。
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こんばんは。 もちろんメリットはあるでしょう。 無ければ、わざわざこういう決定はしないですよね。 政治家としての一番のメリットは、この決定によって、自分の政治家としての 支持が上がる、寿命が長くなる、ということです。 反対派が支持しなくなりますので、このへんは諸刃の剣ですが、元々の自民 支持層からの支持は、より強固になったことでしょう。 また、「ネット世代」と呼ばれる若年層の一定割合にも強い支持を得られるで しょう。現に、ここでこうやって賛成派の方々が熱く支持してらっしゃいます。 (回答なさっている方の年齢が分かりませんので、「若年層」ではないかも しれませんが・・・。) 金銭面については、分かりません。 ですが、政治家の上層部で長く君臨できれば、それだけで充分な金銭は得られ ますので、この決定自体がすぐに金銭に換算できる必要はないはずです。 「今までと何も違いはない。解釈の整理だ」と首相は仰っているようですが、 何も違いが無いなら、いらぬ反発を受けてまでやらないでしょう。 それこそ、「何もしない事、何も決定しない事」にした方が良かったはずです。 この決定によって何にせよ「何かが変わる」から、決定をしたんです。 違いますでしょうか? で、何が変わるかというと、すぐに思いつく範囲では、中東への派兵及び武器 の提供が可能になった、ということですよね。 #3さんも例に出してらっしゃいますように、賛成の方が例に出すのは、湾岸戦争 時の「屈辱」のお話が多いです。 こんな屈辱を味わうことが無くなる、ということは、つまり、この決定以降は 中東有事の際は派兵する、ということですよね。 実際、首相自身も原油ルートの確保について言及してらっしゃいますので、この 件を否定する方はいらっしゃらないはずですが、いかがでしょうか? 「中東有事」とは、「戦争」ではないのでしょうか? 遠い向こうの話だから、関係ありませんか? でも、遠い向こうの国で戦争していたはずのアメリカで、同時多発テロが起きた のではなかったでしょうか? 後方支援だけだから戦争じゃないですか? でも、大昔から、戦争は補給線(=後方)を狙うのが常套手段です。 幾ら強い武器を持っていても、砲弾がなければ打てません。 幾ら強い軍隊があっても、メシが無ければ飢え死にます。 だから、敵方は補給を絶つことを狙ってきます。 後方にいたって、殺し合いはするんですよ。 中東の「戦争」に派兵すると言うことは、自衛隊の方々に戦死者が出ること、 渋谷や新宿や霞ヶ関でテロが起きることを覚悟する、ということです。 その覚悟があって、それでも日本のために必要なんです、ということであれば、 それは仕方の無いことだと思います。 私は死ぬのは嫌ですが、この国に生まれてしまった以上、可能な限りの自己防衛 をして、あとは運を天に任せるしかありません。 ですが、当の責任者が「戦争はしませんよ」と言い切るのは、あまりにも無責任 すぎると思います。 そうやって国民の危険を少なく少なく言うから、反対派もあーだこーだと大袈裟 な話まで引っ張り出してきてしまうんじゃないでしょうか? 国民の危険を過小に宣伝する、というところが、戦前の政府を彷彿とさせるので しょう。 しかも、自分は安全なところにいて、です。(まあ、霞ヶ関でテロが起きたら、 首相も安全かどうかは不明ですが。) 熱い賛成派の方々ばかりが回答してらっしゃいますので、こういった回答には勇気 がいりますが・・・。 まあ、私の解釈はそのような感じです。 これで、「いや、中東に参戦なんて言ってないぞ。派兵も武器供与もありえん」 とどなたかが言ってくださるなら、テロの恐怖に怯えなくて済むのですが・・・。
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- area_99
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取らぬ狸の皮算用ですね。 起こってもいないことをとやかく心配するより、目の前の危機に対応する方が大事です。 アメリカ軍が攻めても、国連軍が動かないことには、そもそも自衛隊は派遣されません。・ 反対派は、安倍云々語る前に、中国で軍縮のデモでもやりに行けば良いんです。 どうせ暇人なんですから。
お礼
有難うございました。 本当そうですよね。 核戦争反対! って叫びたいのなら、日本に照準を合わせている中国でデモをやれば良いはずです。 仮に日本人がそれで逮捕されても、国際的ニュースになって注目を浴びるはずです。 でも、そんな勇気もないでしょうね。
- allpowerful
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部分的な回答になりますが、日本にとって本当に無関係な戦争に参加しようとすれば、その時点で内閣は倒れるでしょう。ただ、現在の日米安保の形、つまり日本が攻撃された場合には、アメリカの力を頼りにできる。しかし、アメリカが攻撃された場合、あるいは攻撃されることが明らかになった場合、日本はそれには関知しない。(出来ない) 安倍総理がよく仰る「対等な日米関係」を築くには、この公平でない安保体制を変えていくことが必要なのではないでしょうか。そして、いざという時には、日本単独でも国を守る意思と覚悟と、そして現実の力と、これらを持つ。そうすればアメリカが無体な要求を突き付けてきても、まともに交渉することも出来るようになるのではないでしょうか。私は、現在の一連の流れは、そのための第一歩だと解釈しております。 あと、左翼がよく口にする言葉ですが、冷静に考えればあまり意味のないレッテル貼りであることもわかると思いますよ。たとえば、「日本を戦争できる国にしようとしている!」などは、集団的自衛権と何の関係もない言葉遊びです。集団的自衛権の有無に関係なく戦うべき時に戦う権利はあります。と言うか、ないと困るでしょう。私は、暴力の類は嫌いですが、自宅に泥棒が入れば戦います。好き嫌いではなく、必要性の有無が本来の判断基準となるべきですが、一部の国民は、個人的好悪で物事を判断しているようです。 また、徴兵制の問題ですが、第2時大戦時と異なり、現在の軍事組織は、多少訓練を受けただけの半素人では何の役にも立ちません。たしかに志願制と比べて、人件費は抑制できますし、必要な人数を集めることもできます。しかし、適性を無視して兵士の数を増加させても、張子の虎にすらなりませんし、そうすることによる社会的、経済的な機会損失は、非常に大きなものとなります。 それに、日本にとってなんの関係もない戦争に参加するような真似をすれば、そんな政権は長持ちしませんし、国民は大反対するでしょう。 ただ、戦争も交渉も、相手あってのことです。あのイラク戦争がそうだった様に、片方が戦争を拒絶して交渉を望んでも、もう片方がそれを無視して襲いかかってくることが現実にはあります。戦争は、相手が嫌がってもふっかけることが出来ますし、ふっかけられることも有り得ます。しかし、交渉は自分が望んでも、相手がそっぽをむいてしまった場合、あるいは話し合うふりに終始した場合、交渉ではなく独り言になってしまいます。ちょうど竹島問題や北方領土問題がそうです。交渉で解決できれば素晴らしいのですが、現在の世界は、まだその境地に至っておりません。軍事力でしか解決できない状況、あるいはそのような相手などがこの世界からいなくならない限り、憲法9条のみによる平和の構築は難しいと思います。長文失礼いたしました。
お礼
有難うございました。 フムフム、ナルホドと、読みいってしまいました。 仰るように日本の左翼運動家たちはレッテル貼りが大好きですね。例の新聞社でも同じですが。 徴兵制に関しても、今の軍隊では素人は必要ないことが分かりました。たしかに今の軍隊はハイテク集団でしょうし、昔みたいに数が多ければ良しという訳にはいかないですよね。納得です。 昨日のニュースでも、「公明党は平和の党を標榜しているので対応が難しい」と紹介されていたのですが、じゃ「自民党は戦争の党なの?」とテレビにツッコミを入れてしまいました。 平和の党って、みんな同じ事を言っているのではないでしょうか。 ただ、平和って念仏を唱えれば実現するのか、軍隊を強化しないと実現しないのか、の違いはあると思いますが。
- mrst48
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他国からの攻撃に対する自衛行動を 戦争状態と言うのであれば、 集団的自衛権行使出来るようになっても それは昔から、変わらないモノだと感じます。 戦争って、目的や大義があり その準備をして当該相手に攻撃をやるモノだとも感じています。 集団的自衛権行使で、戦争をやる。 その戦争の目的や大義って何? 集団的自衛権反対派の方は、 その当たりをどの様に認識しているのかが 見えてきません。 安倍さんが、集団的自衛権で戦争をやるモノでは無いと 言っているのに、反対派の方々は、そのうちなし崩しになり そんなことはありえないとも、言っているようです。 反対派の方が「戦争する国の根拠」って 自分が考えうる可能を言っているに過ぎないのか 思い込みが過ぎるのか、では。
お礼
有難うございました。 憲法を文言どおりに読んでみると、誰が考えても自衛隊の存在は憲法違反になりますよね。 昔はそんな事を本気で主張していた人が多かったようですが、さすがに共産党をはじめ今の左翼思想家でもそんな事は言っていないと思います。 彼らの憲法に対する考え方って、実はいい加減なのでは? と感じてしまいます。
- nekonynan
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日本を戦争できる国にしようとしている! これは単なる難癖ですは、 要するに、湾岸戦争の時に日本は2兆円(GNPで0.4%)も巨費を提供したが、何も評価を得ること出来なかった。 一方、お金に換算して数十億円ベレルの軍隊派遣でも評価されて西側諸国に一員であることの評価受けた お金で言えば100倍以上貢献している訳ですが、2兆円溝に捨て訳です。お金では、評価を得ることもできず、何も価値も無いことは二度しないってことです。 2兆円の巨費をだしても、西側の一員ではなかっと言う評価を得るのは忍びなく安倍さんは、憲法解釈を換えたのです。ほとんど報道されてない、報道もお馬鹿やろうのせいですな 日本は、戦争が出来ない国です。何故ならば、1週間で弾薬が尽きちゃうんですよ・・・ 装備は一流、能力も1流 でも備蓄弾薬は4流で、ミサイルなどが無い日本の艦船で単なる鉄ぐすですから・・・ 中国の4隻の潜水艦には、400発ものトマホーク見ないな巡航ミサイルを搭載できますから、狭い日本、原発に当たればさようなら・・・ 特に、もんじゅに当たれば日本の半分は住めなく成りますから・・・ 戦争ができるとも思えません 日本の方が圧倒的不利なのですな・・某国に比べると
お礼
有難うございました。 湾岸戦争の時に大恥をかいた話は聞いています。 カネだけ出して、後は知らん顔・・・みたいな。 いわゆる左翼思想家たちは、これに対してどんな意見を持っているのか聞いてみたいですね。
- rikukoro2
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今回の集団的自衛権は 別の言い方をするなら、敵国から攻められた時共同防衛しようというものです。 そもそも集団的自衛権は国連憲章に定められた権利であり、日本以外の先進国はすでに保有済みです。 そして共同防衛することにより、敵から攻められにくくなる効果が期待できます。 なので反対派の意見は根拠がありません >世界のどこにでも行って人殺しをしたがっている 共同防衛することにより、敵から攻めにくくしているのです。 >徴兵制の復活を目指している そもそも共同防衛で必要にされるのは兵員ではなく兵器です。 民間徴用の練度の低い民兵など正直 軍事力を低下させるだけです >戦争ができる国にしようとしている そもそも『戦争』とは悪い事ではありません。 無論侵略戦争は否定すべきですけど 敵国から侵略された場合は2つの選択肢があります ・戦争をして防衛するか ・降伏し侵略されるか この2つの選択肢なら国家として上の選択肢を選ぶのは当然です。 今回の集団的自衛権は防衛の話なのに 何故か否定派は攻撃の話にすりかえています なのでつじつまが合いません ちなみにこれは国益の話で政治家の損得ではないですね
お礼
有難うございました。 > 今回の集団的自衛権は防衛の話なのに何故か否定派は攻撃の話にすりかえています・・ そうなんです。よくニュースで国会の前で騒いでいる人たちのコメントやプラカードが紹介されていますが、明日にでもどこかと戦争が始まるような印象を受けるようなものばかりです。
- ryo_ Deathscythe(@Deathscythe)
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視聴率の取れる評論家になるために、些細なことでも過大解釈してそれらしく話して批判しているだけです。 可能性の話も含むので全くの嘘ではありませんが、年金がまだ大丈夫と言ってるのと同じ程度の信頼度です。 ただ阿部さんはアメリカにいい顔をしたくて無理やり決定させただけなんでしょうけどw どっちにしても戦争起たとして、まともに戦えるほどそれに参加しようとする者がいるとも思い難いw 大丈夫。日本は日米安保条約により「アメリカ軍」という世界最強の傭兵を雇っています。
お礼
有難うございました。 たしかにアメリカは日本から見れば世界最強の傭兵と言えますね。 となると、やっぱり何があっても日米安保だけは守らないといけなくなりますよね。
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お礼
有難うございました。 勇気あるご回答を頂いて、本当に感謝します。 おっしゃるように、実際に戦闘が始まれば補給路を断つのが一番というのはよく耳にします。 食料も弾薬も切れてしまったら、戦いたくとも何も出来ませんよね。戦争中の日本軍がそれで多くの兵士を南方で失ったはずです。 という事は、自衛隊が後方支援を担った場合、敵の攻撃を受ける可能性もあり、その結果やむなくその相手と戦争状態になるかも知れない、また多くの自衛隊員が犠牲になる・・日本人はそれでも納得できるのか? という疑問も生じますよね。 この辺はおそらくイギリスもドイツもフランスも、そして北欧の国々も、どの国も悩ましい問題に違いないと思いますが、過去の紛争で彼らは腹をくくって派兵したのではと思いますし、またおそらく有権者の多くも大局的に考えてそれを支持したのではと思います。 あとは私たち日本人がどれだけその精神的負担に耐えられるか、という事でしょうか。