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「サーバ障がいが発生しました」という言葉
某大手のサーバに障害が発生し、表題のようなメールが来たのですが 「サーバ」に対して「害」を「がい」にするのって正しい使い方なんでしょうか? 「障害者」の「害」という字に問題があるとして最近は「障がい者」と表記するようになりましたが これは「害」というネガティブな漢字を「障がい者の方」に使わないようにする、という「人」へ対する配慮であり、 サーバなどのモノに対して「害」を「がい」にするのは そもそもの経緯や意味を理解していないんじゃないかと思うのですが。 超大手だったのでとても気になりました。 どうなんでしょう?
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- issaku
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>しかし、例えば「自然災害」などは人為的な害ではないですよね これも本来の意味では誤用にあたるのでしょうか? おおざっぱに言うと、「碍(礙)」は「さまたげる・さわる」、「害」は「きずつける・おかす」の意です。 天然自然は主体的な行為として人間を傷つけるのでなく単に人間への環境圧力として存在するだけなのですが、その一方で、古今東西、人間には観念的に自然現象を主体的存在として想定するという「文化」がありますから、そういう点では「サイガイ」というのは多義的だと考えられます。 また、自然環境の突発的変異が結果として人間の生活を妨げたり傷つけたりする現象として外形的に定義する場合でも、字義としての限定性は少なく、つまり、これはどちらでも良いということになります。 特にいずれかに分義する必要性が低いとすれば、公的に「害」が「碍」の変え字として認められている現状からして、「災害」と統一するのは妥当だと思います。(「災碍」だと狭い状況に限定されるように思えます) ・・・と、ここまで書いて思ったのですが、「自然災害」と「サーバー障碍」の差異は、結局のところ人間への影響力という関係的な歴史の違いしか無いなのかも知れません。 いずれ、コンピュータネットワークというものが人間に主体的な「害」や「恵み」を与えるような存在として一般に認知されるといった、そんなディストピアSFのような時代が到来するのかも知れませんね。(あるいは既に?)
- issaku
- ベストアンサー率47% (244/509)
一般に誤解が多いようなのですが、日本語の語法としては伝統的に「障碍」は「障害」と同等以上に「正しい」言葉です。(正しくは「礙」の替字が「碍」ですが) 当用漢字の成立後に政府が「障害」への統一を指示したので「碍」は戦後生まれにはなじみのない用字となりましたが、これはあくまで国際化や英語教育導入のため日本語を簡易化する政策的要求、つまり役所的都合でそうなったものですから、伝統的で「正しい」日本語を意識して用いたいと考える国民、あるいはGHQ占領政策の一部である国語国字改革に抵抗のある国民などは、戦後も意識して「障害」と「障碍」を使い分けていました。 なぜ使い分けるのかというと、漢字としての字義上、「碍」と「害」が異なる意味を持っているからです。 いくつかの字典を引いてみるとわかりますが、おおむね「碍」は「何らかの妨げにあって行為が止まっている状態」、「害」は「何らかの行為により損ないが生じている状態」です。 つまり、前者は環境的・偶発的、後者は人為的・故意的な意味に分義されるといってよいと思います。 自分のシステム管理者の経験からすると、サーバー機器の「ショウガイ」は前者である場合が多いので「障碍」を使う方が適切だと感じます。(明らかに「害」による場合もあるのですが) このあたり、各メーカーのドキュメント上の表記にも違いがありますが、興味深いのは外資系であるIBMやMSの方が、いわゆる古い表記である「障碍」を使っているらしいということです。 (推測ですが、省庁との付き合いが多い国産大手は公文書・報道と同じ表記を意識し、そうでない外資大手は対ユーザーを意識した結果なのかもしれません) また、「害」から「碍」への書きかえ(あるいは「書きもどし」)がポジティブな置換として主張されるようになったのは、心身の先天的または受動的事由による「ショウガイ」に対して「害」を用いることが意味として適切でなく、また「害」の字の用例の多くが他者を傷つけたり犯したりといったものであり社会的に心身の「ショウガイ」をネガティブなものという先入観を抱かせる、という懸念によるものとされていますが、これは客観的にきわめて妥当性のある主張です。 もちろん、「障害者」という表記を一方的に差別的だとか人格否定だとか断定するのは短絡的だと思いますが、だからといって、当用漢字に含まれないという官僚的都合だけでより適切な字義を持つ「碍」の使用を否定するというのは、日本語という素晴らしい言語に代表される日本文化に対する「障害」なのではないかと思うのですが。
- bardfish
- ベストアンサー率28% (5029/17766)
パソコンで使用しているIMEの学習結果のタマモノでは? Google IMEでは「障害者」も「障がい者」も「障碍者」「傷害者」「障礙者」も候補に出てきます。で、一度でも「障がい者」で確定すれば次からは最後に確定したものが第一候補です。 校正しているかどうかわかりませんが、作成者も校正者も「お役所が使っているんだからこれでいいだろう」と何も考えていないんじゃない?もしくは役所提出書類を作成したことがあるパソコンでIMEの学習結果でそうなっているとか。 どちらにしても、貴方が疑問視しているほど深い理由はないんでしょうね。 さて、そこでひとつ不安要素。 もしかしてその超大手からのメールを作成して送信したパソコンはBaidu IMEを使用していたりするんじゃないの? と、思ったりする。 色々と問題を指摘されているIMEですからね。
お礼
なるほど! BaiduIMEを使用しているというのは面白い推測ですね 仰るとおりで、書いている人は「なんか最近流行ってるから」みたいな感じでなんも考えずに書いているんでしょうね。。。 大手でもこんなもんなんですね
- y-y-y
- ベストアンサー率44% (3067/6901)
「障害者」との文字を使うのは、まだほかにあります。 たとえば、大きなところでは、まず厚生省のサイトの例。 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/ それから、日本年金機構の例。 https://www.nenkin.go.jp/n/www/yougo/detail.jsp?id=142 もっと探せば、官公庁等には、まだあると思いますね。 福祉を率先する官庁から「障碍者」、または、「障がい者」の文字を使うべきですね。 また,この回答をしているときに気が付きましたが、IME辞書で変換する「障害者」しかありませんでした。 つまり、「障碍者」もないし、また、「障がい者」もありませんでした。 「障碍」なら変換が出来ますが、「碍」は常用外→「害」と出ますね。
お礼
そうなんですか それで、モノに対して「がい」にするのは合ってるんでしょうか?
- nekonynan
- ベストアンサー率31% (1565/4897)
調べれは分かる話・・下記を見れは障害となっているから、単なる担当者趣味の問題でしょうね。 http://www.rakuten.co.jp/aboutus/am/notice.html https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/failure/
お礼
はい、一般的にはサーバ障害ですよね
意味の無い障害手帳を持った人が多すぎます。だいたいそこらが発信源ではないのかな? 感謝の伴わない不満ばかり言う人間のための福祉政策は意味がありません。 また、正しい漢字を使わない市町村は危ないと感じます。
お礼
恐らく質問を理解されていないかと
- gouzig
- ベストアンサー率25% (536/2078)
susan-stylさんの見解が正しいです。 あなたはものの本質を見ています。 素晴らしいです。
お礼
はい、ありがとうございます
お礼
詳しいご説明ありがとうございます 非常に勉強になります なるほど、サーバ障害の害をひらがなにしたのは 人意的ではないよ、サーバの野郎が勝手に止まったんだよ という担当者の思いが込められているととると、 ちょっと面白くなりますね しかし、例えば「自然災害」などは人為的な害ではないですよね これも本来の意味では誤用にあたるのでしょうか?