犯罪者の心理って…
先日、友人と、犯罪者の、犯罪を犯す時点での精神状態に関して
議論になりました。
私は、現行の憲法にあるように、
心神耗弱の者は、この罪を減ず。
心神喪失の者は、この罪を罰せず。でしったっけ?
これでいいと思う、というか、
やはりそのようでなければならないと思うのですが、
彼は、そのようなことだから、佯狂が出てくるんだ、
結果的に重い罪を犯した者は厳重に処罰すべきだ、というんです。
確かに、法で罰する意味とは、次に起こる犯罪の抑止力にあるのだし、
罰しないことによって佯狂の犯罪者が出てくるのでは意味がありません。
特に、私は先日、堤真一主演の「憲法第39条」を観たばかりなので、
佯狂に関しては結構考えさせられました。
でも、ちょっと乱暴すぎないでしょうか。
犯人が次の犯行にうつるのを防ぐ必要性はあると思うのですが、
正常な人と同等に扱い同等の罰をくだすというのまではちょっと…。
そして、彼はこうもいいます、殺人のような重大犯罪を犯す者は、
その瞬間は、そもそも正常な精神状態ではないだろう、
正常か異常かという議論自体が無意味なのではないかと。
そう言われて、私は何も言い返せなくなってしまったんですが、
実際、普段正常な人間が瞬間的に異常な心理に陥って犯罪を犯すのと、
普段から異常な人間が異常な心理で犯罪を犯すのとはどう違うのでしょう。
この二者の犯罪の差異を誰か説明して下さい。
また、正常と異常とを的確に判断するということは可能なのですか?
教えて下さい。