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非関税障壁
自動車の輸出入貿易における日本側の不平等な実態とはなんでしょうか。 具体的な例を教えてください。 関税は掛けていないし、車検制度も米国車だけが差別されてはいません。 車のせい、というのは百も承知ですが、それでもなお米国側が指摘する差別の実態がわかりません。
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自動車の輸入において,日本はかなり厳しい安全基準を求めています。 国民の安全を守るという表向き理由の他に,安全基準を高くすることで外国からの参入を抑制する効果があります。 以下は,なにかともめる米国について述べてみます。 自動車に関して言うと,「安全性」「燃費」「騒音」の独自基準やスマートエントリー(遠隔操作の自動車キー)の周波数の違いのため,輸出するのにコストが余計にかかります。(日本市場向けにカスタマイズが必要なため) また,日本の自動車販売の慣習・形態についても弊害であると見ているようです。 日本の場合,ディーラーは各メーカーを専門に扱う事がほとんどです。 よって,日本のメーカーは独自の販売網を形成しているのに対して,米国を始めとした海外勢は販売網が薄くなってしまいます。 逆に米国の場合,ディーラーが自由に商品を選んで販売するというのが慣習となっています。 ディーラーが自由に選べるということは,メーカー側としては営業努力次第で市場への参入と販売網の構築が比較的楽に行えます。 なので,販売の仕方を米国式にしてディーラーには自由に製品を選んで売れるように規制を緩和しろと言ってるわけです。 軽自動車云々については,ただのこじつけですね。 「軽自動車」には様々な制限があります。 なので,日本の独自基準=閉鎖性の象徴のように言われるわけです。(米国には「軽自動車」なんてカテゴリーは存在しない) さらに,昨今では自動車離れや税制面の優遇によって顧客が軽自動車に流れています。 なので,余計に外国産の車が売れないのだというロジックですね。 それじゃ,「軽自動車基準」を無くせばアメ車は売れるのかというとどうも違うようです。 昨年のドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンは673,000台を売り上げたのに対して,フォードの売り上げ台数4,200台だったそうです。 外国勢同士の戦いでも,アメ車は売れてないのです。 アメリカは日本にも車を売りたい。 だけど,日本の規制基準に合わせた仕様の車を開発するのは手間がかかる。 よって,日本の「非課税障壁」となってる安全基準を緩和させればよい。 ・・・ってな論法かと思います。 日本側としては,安全基準を引き下げてまでしてアメ車を導入するメリットはありません。そもそも(アメ車は)売れそうにないことも,各市場調査で報告もされている。 つまり,譲歩するメリットは今のところ全くありませんね。
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- xx x(@hateha2_goo)
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法は守っている、合法、合法的である。 判断基準とはなるのでしょうが、 その法が、強請り集りの具になる議論は、国会でも、百花繚乱である。 日本が、その命運をかけ、取引の質とする自動車・工業品、世界の提示されるわけですが、 太陽にほえろ!西部警察!日暮れ刑事!、刑事ものを例として、犯人の要求は何らかを質とした何かである。 日本官憲の犯行なのか、犯罪なのか、その立件は明日の刑事!として、取り敢えず、その不審な電話口は「くるま」、そう言うストーリーと見える。
お礼
すいません、頭が悪いので全く意味がわかりません。 でも、参加していただいてありがとうございました。
- xx x(@hateha2_goo)
- ベストアンサー率14% (104/711)
GM(ゼネラルモータース)の経営不振が顕わになり、アメリカ政府の介入によりガバメントモーター..とかコピーライトされていましたが、アメリカ社会は、調子が悪くなるとガバメントモーター、日本はハナからガバメントモーター官民共に国際の丁稚奉公、不平等な実態とは奉公先と奉公人の連鎖形態である、どうでしょうか。
お礼
ごめんなさい、頭が悪いので意味がさっぱりわかりません。 具体的な非関税障壁は 「日本はハナからガバメントモーター官民共に国際の丁稚奉公、不平等な実態とは奉公先と奉公人の連鎖形態である」 というのがお答えのようですが・・・
- blackhill224
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規格や安全基準の問題もありますが、一番の争点は販売系列の面でしょう。 欧米では新車販売店の自主性が強く、複数のメーカーの製品を取り扱うのはごく普通です。特に小型で価格が安かった日本車は、巨大なアメリカ車を補完するうえで重宝でした。いわば軽自動車なみに併売されたわけです。 ヨーロッパの場合は、各国に大小多数のメーカーがあったので、会社ごとに系列ディーラーを所有することは不可能でした。ちょうど日立の系列電器店でもナショナルや東芝の製品を扱っているのと同様です。 このため、欧米に進出した日本メーカ^は、独自の販売網を展開する必要がなく、既存の販売店を系列化することにより巨額の投資を免れました。 ところが日本の新車ディーラーは製品系列ごとに組織化されていて、トヨタのディーラーでも取扱い車種は限定されているほどです。まして、アメリカ車を取り扱うことなど考えられませんでした。だからVWやBMWは独自の販売網を開発し、多額の手数料や修理費を約束したわけです。 アメリカはこうした商慣習は不当で、消費者の利益にも反していると指摘しています。その是非はともかく、非関税障壁のひとつであることは事実だと思います。
お礼
お答えいただき、ありがとうございました。 この「製品系列ごとに組織化」というのは、日本が法律でそうさせているのでしょうか? うちの近所にすべてのメーカーを扱う販売店があります。 ですが、VWやアウディなどの欧州車の販売は好調のようですが、GM、フォードは飾っても居ません。 一方で、昔ながらのアメ車を整備している工場には、カマロやジープやミニバンが順番待ちしています。 どう考えても、売れない理由は維持費や販売方法ではなく、魅力的な製品が無いことに限られるように感じます。 ありがとうございました。
- xx x(@hateha2_goo)
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先進国の歴史を変革したもの、やはり原動機なのではないでしょうか。それが、人のスペックを超える動きをすることは、人々の労働環境を改善し、空いた時間は他の研究に振り向けることが可能となり、更に進化発展する。 では、ありますが、ものを生産流通し続けるということは、それらが、社会に拡散し充満渋滞に至ることも、目に見える。地球環境・二酸化炭素排出問題のように。大都市が、人を集めその知恵その労働力で高度な機能社会(巣)を築き、その一方、ものが渋滞し始め、社会問題&環境問題となったり。 売るだけ売るは、いつかは渋滞する。人口密度が340人/平方km、車も同じ330台/平方km、農業自給率が減り出したとおもったら、くるまの瓦礫を残して、社会も全滅、十分考えられることではないでしょうか。 くるまには、高価な値札が付くわけですが、人々が政治なり銀行からカネを借り、ローンの金利利息を大量に認めることは、それらの利権膨張を認めるだけで、その不正膨張により不正な催促が世も昼も夜も蔓延るように。 今どこかで、変革changeしないと、人々と社会は人間性を失う。そうなるのではないでしょうか。 自動車が経済&加工貿易の重鎮を占める日本、日本の経済を改善するには、その重鎮の変革が必要となりますよ。 海外に言われて、当然と見える。 No.1@2
お礼
ごめんなさい、頭が悪いので意味がわかりません。 日本がアメリカ車について差別してる答えは「今どこかで、変革changeしないと」でしょうか。 とりあえず、真面目に考えていただき、ありがとうございました。
- at9_am
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> 自動車の輸出入貿易における日本側の不平等な実態とはなんでしょうか。 物凄く簡単に言うと、軽自動車の存在。 660cc以下の自動車は軽自動車として税制上優遇されています。軽自動車として登録できるアメリカ車は存在しないため、この制度を利用できるアメ車はありません。 因みに、排気量など基準を満たせば外車でも軽自動車として優遇を受けられます。例は少ないですが、例えばドイツ車のスマートが該当するようです。
お礼
軽を作らないのはアメリカの都合であって、本当にそれが理由なら、日本も右側通行にしろ!と言い出しそうですね。
- xx x(@hateha2_goo)
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自動車と言うと、ガソリンエンジン/ディーゼルエンジンを開発したドイツの十八番となっておりますが、かつてヒトラーがその進展状況を横目に他国に色目を示したことが騒がれる。 旧日本も、ヒトラーの盟友である。同期の桜でもいい。 現場としては色気の無い、油とスラッグに塗れた業界ではありますが、その労働環境改善はよいとして、その利権周りの色気が、かつてのヒトラー・東條の同級生のようである。どうでしょうか。
お礼
で、米国が指摘したい日本の非関税障壁は「ナチスと同盟国だった」ということでしょうか。過去は変えられないから、言いがかりもいいところですよね・・・
お礼
丁寧な解説を感謝します。 具体的には、 ・日本独自の排出ガス規制基準や安全基準 ・スマートエントリー(遠隔操作の自動車キー)の周波数の違いなど ということですね。 これをアメリカ基準に合わせたところで、危険なGM車が売れるとも思えません。 TPPとは、落ち目のアメリカ経済を立て直す為に環アジアを狙い撃ちした不平等条約なのは日本国民も周知の上なので、末期になった政権が泣き目で締結を懇願していますね。 具体的な点を挙げていただき、ありがとうございました。