> バカでもできる英語勉強
こんにちは。 単語3,000良く覚えられましたね。 立派です。
さて、『バカでも』ではなく『バカにならないと出来ない』英語の勉強について書いて見ます。
新しい言葉ですから小さな子供に帰って学ぶ。 子供のようになって学ぶ。 これって『馬鹿になる』に通じるところがあります。
私は七十代の男性です。 企業では一貫して海外事業、そしてODAのコンサルタントとして長く英語に係って来ました。 中年から英語を学ぶ方にも接しました。 私の先輩と言うと、戦時中で『英語が敵国の言葉だった』という時代に中学生だった方々でした。 それは本当にひどい英語でした。 やっぱり12,3才の頃に良い英語に接していないと致命的なんだとわかりました。
しかしあなたはまだ四十代(?)、私の先輩たちほどひどくはないはずです。
> 予想通り、ちんぷんかんぷんで、まったくついて行けません。
それで良いんです。 初めから出来たら詰まらない。 そう思いませんか?
出来ないから目標になるんです。 そこであなたに出来る第一歩。 それは耳から聞こえる通りに言ってみる。 それも聞こえた瞬間に間髪を入れずに復唱する。 これを『シャドーイング』と言います。 聞こえると同時に復唱する。 意味がわかってもわからなくても構いません。 聞えた通りに言う。
初めは全然文章になっていない。 当然です。 しかし、次第に単語として捉えられ、次にフレーズとして復唱出来る。 遂には長い文章がそのままそっくり復唱出来る。 そうすると頭で理解出来るようになっているのです。
これを大脳生理学的に説明するとこうなります。 機械から聞こえて来る英語をご自分の頭で整理して、自分の声に出した言葉を自分の脳で聞く。 自作自演です。 これだと自分の脳の中を二回情報が行来しています。 わかりますか? これって同じ情報を二回聞いているのと同じことなのです。 それを瞬時にやってのけている。 こんなタイムセービングなことをやってのける。 語学の天才?
実は赤ちゃんってママから聞いた言葉をどっかでそのまま復唱しているんです。 それが次第に単語→フレーズ→文章。
耳から聞こえた通りに復唱する。 これが語学の王道なのです。 そしてこれは赤ちゃんのように自分をバカにした時に初めて出来る最も効率的な語学習得の道なのです。
何かの参考になれば幸いです。