掃除機は家電メーカー?重電メーカー?
80過ぎの母の家で掃除をしてあげようとしたところ、掃除機の吸引がわるくゴミを吸いません。
母がごみ袋を交換していないのかと思いきや、ごみ袋はまだ余裕があってしぼんでいます。
ごみ袋に余裕があり、本体はすごい音を立てて回転しているのにノズルの先に手をかざしても、ほとんど吸い付きません。
製品は、倒産、吸収合併されてしまった関西家電メーカー製で7-8年前に購入したものだそうです。
特売品ではなく、ある程度の価格帯の製品だったそうです。
私はメーカー名から即刻、修理を断念し、近くの家電量販店に行き、日立の掃除機を買ってきました。
しかし、良く考えてみれば、日立が得意な製品は原子力発電所や鉄道車両などであり、電気掃除機など主力商品でないものは、企業内に中小企業の様な部署があって、少人数で設計して、中国人が組み立てている訳です。一方の家電メーカーといえば、原子力発電所や高速鉄道などに進出することもなく、中心となる精鋭部隊がひたすら掃除機や炊飯器などの家電製品に全力を投入している訳です。
私は、原子力発電所や高速鉄道など生命の安全が掛っている重電機製品を作る企業の方が技術力があって、掃除機のような簡単な機械でさえも故障しない、耐久性が高い製品をつくると思っていたのですが、この考えは正しいでしょうか。
それとも掃除機の様な簡単な製品は、家電専門メーカーの製品の方が良いのでしょうか。自宅の日立製の掃除機も15年ぐらい使っているので、この次に買うとき重電メーカー製にするか家電メーカー製にするか、判断材料をいただければと存じます。
ちなみに年金生活者の母に購入させた日立中国製の掃除機は通常価格14800円ですが、正月の初売りで20台限りに4980円で売っていた特売品です。特売品でもゴミ袋は他の日立製品と同じで、補給が切れることはない、と説明を受け、これを買わせました。個人的には重電メーカーの製品を4980円で買えたのは大変にラッキーと思っておりますが、安物はすぐに壊れるのでしょうか?
ちなみに、昨年末には23年間使った東芝製の温水洗浄便座が駄目になり、関西家電大手のものに替えましたが、取り外してみると、23年前の東芝製の方が頑丈で、関西家電メーカーの製品は座便自体も薄っぺらで23年もの使用に耐えられない印象でした。