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基づいてと基づくの使い分け

どちらでも意味は通じるのですが、1では名詞を修飾する1ー1の方がよりしっくりきます。一方2では後の文体に接続する形の2ー2の方がよりしっくりきます。 同じような文形なのに、なぜ使い分けしているのか自分でも分かりません。 日本人ではなく、日本語を勉妙している外国人に分かりやすく説明しなくてはならなくなり、途方に暮れています。 どなたか教えていただけないでしょうか。 1ー1 学校の規則に基づく制服を着ます。 1ー2 学校の規則に基づいて制服を着ます。 2ー1 予定に基づくスケジュールが作られます。 2ー2 予定に基づいてスケジュールが作られます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.5

あまり難しくお考えになる必要はありません。 発言者が、どのような意図で言っているのか? という点に留意すれば良いだけです。 ◇ 1ー1 学校の規則に基づく制服を着ます。 : 「どんな制服を着るのか?」という暗黙の質問に対する答えとしての表現です。 【どんな制服】を着ますか?⇒【 学校の規則に基づく制服】を着ます。 文法的に、「基づく」は連体形で「制服」という名詞を修飾しています。 1ー2 学校の規則に基づいて制服を着ます。 : 「どのような基準に基づいて着ますか?」という暗黙の質問に対する答えとしての表現です。 【どのような基準に基づいて】制服を着ますか?⇒【学校の規則に基づいて】制服を着ます。 文法的に、「基づいて」は「基づく」の連用形「基づい(基づき)」 + 接続助詞「て」であり、「着ます」という動詞を修飾しています。 ◇ 2ー1 予定に基づくスケジュールが作られます。 : 「何に基づくスケジュールが作られますか?」という暗黙の質問に対する答えとしての表現です。 【何に基づくスケジュール】が作られますか?⇒【 予定に基づくスケジュール】が作られます。 文法的に、「基づく」は連体形で「スケジュール」という名詞を修飾しています。 2ー2 予定に基づいてスケジュールが作られます。 : 「何に基づいてスケジュールが作られますか?」という暗黙の質問に対する答えとしての表現です。 【何に基づいて】スケジュールが作られますか?⇒【予定に基づいて】スケジュールが作られます。 文法的に、「基づいて」は「基づく」の連用形「基づい(基づき)」 + 接続助詞「て」であり、「作られます」という動詞を修飾しています。   

hama_earth
質問者

お礼

初めての投稿で、誰もこんな質問に回答してくれないだろうと思っていましたが、すぐにこんな丁重な回答をたくさんの方からいただけるなんて、とても嬉しい気分です。 本人に全て読んでもらい、hakobulu 様をベストアンサーとさせていただきました。 説明が平易で文法的な見地からの補足もあり、わかり易かったようです。 あえて文法面から説明いただいたkine-ore 様が、私としては一番分かりやすいと思ったのですが、本人には少し難しすぎたようでした。 またhomehelper72000 様の説明の通り、何が主なのかで、違ってくるということは、今回の件で本人も気が付き始めたようです。ありがとうございました。 fxq11011 様、OKAT 様の指摘されるように文書そのものが不適切だったのも分かりにくくなった原因かもしれません。なにぶん、文例は”基づく”の勉強のために、その場で本人が作った文章なので、文章自体に意図がなく、その辺の説明が質問する際に抜けておりました。 普段何気なく使っている日本語ですが、奥深いものだと改めて考えさせられました。 皆様へのお礼がたいへん遅くなり申し訳ありませんでした。

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その他の回答 (4)

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.4

質問者自身がおっしゃているように、 (1-1)の例は、「学校の規則に基づく」が「制服」を修飾しています。連体修飾節です。一方、(2ー2)の例は、「学校の規則に基づいて」が「着ます」という述語を修飾します。連用修飾節です。  使い分けといえば、それですべてです。しかし、結論的には意味に差はありません。   もし、「基づく」という語を教えるためのご質問であれば、「1-1、1-2」の例は不適切と思います。 No.3の方がおっしゃるように、「憲法」や「教育基本法」などならともかく、「学校の規則」は実に細かなことを決めているものが多いようですから、「学校の規則で決められた制服を着ます。」で十分です。  例文が適切かどうかで言えば、(2-1)(2-2)は、「予定」則「スケジュール」ということでなければ、不適切では無いでしょう。通常は、「予定」で細かなスケジュールまで決めている例は少ないでしょうから。  

hama_earth
質問者

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初めての投稿で、誰もこんな質問に回答してくれないだろうと思っていましたが、すぐにこんな丁重な回答をたくさんの方からいただけるなんて、とても嬉しい気分です。 本人に全て読んでもらい、hakobulu 様をベストアンサーとさせていただきました。 説明が平易で文法的な見地からの補足もあり、わかり易かったようです。 あえて文法面から説明いただいたkine-ore 様が、私としては一番分かりやすいと思ったのですが、本人には少し難しすぎたようでした。 またhomehelper72000 様の説明の通り、何が主なのかで、違ってくるということは、今回の件で本人も気が付き始めたようです。ありがとうございました。 fxq11011 様、OKAT 様の指摘されるように文書そのものが不適切だったのも分かりにくくなった原因かもしれません。なにぶん、文例は”基づく”の勉強のために、その場で本人が作った文章なので、文章自体に意図がなく、その辺の説明が質問する際に抜けておりました。 普段何気なく使っている日本語ですが、奥深いものだと改めて考えさせられました。 皆様へのお礼がたいへん遅くなり申し訳ありませんでした。

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  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.3

>1ー1 学校の規則に基づく制服を着ます 基づく=発展したものが想像されます。 制服等は、基づくではないはず、規則の範囲内、したがって、この場合「基づく」自体が不適正。 >予定に基づくスケジュールが作られます 予定=スケジュールと理解しているのですが・・・・。 とすれば基づくもなにも、そのもののはず、たぶん表現の仕方が違うだけでは・・・。 例 箇条書きを時間軸上に表示するとか・・・。 であれば、「基づく」は不要、助詞「を」で十分、敢えてなら、従い、または合わせて、等。 基づいて=形容詞、基づく=動詞 他の例 赤=名詞、赤い=形容詞

hama_earth
質問者

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初めての投稿で、誰もこんな質問に回答してくれないだろうと思っていましたが、すぐにこんな丁重な回答をたくさんの方からいただけるなんて、とても嬉しい気分です。 本人に全て読んでもらい、hakobulu 様をベストアンサーとさせていただきました。 説明が平易で文法的な見地からの補足もあり、わかり易かったようです。 あえて文法面から説明いただいたkine-ore 様が、私としては一番分かりやすいと思ったのですが、本人には少し難しすぎたようでした。 またhomehelper72000 様の説明の通り、何が主なのかで、違ってくるということは、今回の件で本人も気が付き始めたようです。ありがとうございました。 fxq11011 様、OKAT 様の指摘されるように文書そのものが不適切だったのも分かりにくくなった原因かもしれません。なにぶん、文例は”基づく”の勉強のために、その場で本人が作った文章なので、文章自体に意図がなく、その辺の説明が質問する際に抜けておりました。 普段何気なく使っている日本語ですが、奥深いものだと改めて考えさせられました。 皆様へのお礼がたいへん遅くなり申し訳ありませんでした。

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回答No.2

1は「を着ます」を、2は「が作られます」を取って考えますと、わかりやすいと思います。 「学校の規則に基づく制服」や「予定に基づくスケジュール」は、これだけでも普通の日本語として意味が通じますが、「学校の規則に基づいて制服」や「予定に基づいてスケジュール」は、日本語としておかしい。 逆に、1の「制服を」と2の「スケジュールが」を取って考えますと、「学校の規則に基づく着ます」と「予定に基づく作られます」は日本語としておかしく、「学校の規則に基づいて着ます」と「予定に基づいて作られます」は普通の日本語になります。 文脈の中で、「制服」や「スケジュール」が主なのか、「学校の規則に基づいて」や「予定に基づいて」が主なのかで書き分けることも可能だと説明するのはどうでしょうか。

hama_earth
質問者

お礼

初めての投稿で、誰もこんな質問に回答してくれないだろうと思っていましたが、すぐにこんな丁重な回答をたくさんの方からいただけるなんて、とても嬉しい気分です。 本人に全て読んでもらい、hakobulu 様をベストアンサーとさせていただきました。 説明が平易で文法的な見地からの補足もあり、わかり易かったようです。 あえて文法面から説明いただいたkine-ore 様が、私としては一番分かりやすいと思ったのですが、本人には少し難しすぎたようでした。 またhomehelper72000 様の説明の通り、何が主なのかで、違ってくるということは、今回の件で本人も気が付き始めたようです。ありがとうございました。 fxq11011 様、OKAT 様の指摘されるように文書そのものが不適切だったのも分かりにくくなった原因かもしれません。なにぶん、文例は”基づく”の勉強のために、その場で本人が作った文章なので、文章自体に意図がなく、その辺の説明が質問する際に抜けておりました。 普段何気なく使っている日本語ですが、奥深いものだと改めて考えさせられました。 皆様へのお礼がたいへん遅くなり申し訳ありませんでした。

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.1

>日本人ではなく、日本語を勉妙している外国人に分かりやすく説明しなくてはならなくなり  : あえて日本語文法に則した説明をしてみました。 参考:吉川武時「日本語文法入門」(株)アルク 1-1.連体修飾構造での必須の補語文 学校の規則に基づく   制服を     着ます。  (連体修飾)     (必須の補語) (述語動詞) 1-2.つなぎの文型での必須の補語の欠落 学校の規則に基づいて  制服を    着ます。  (つなぎ句)      (随意の補語) (述語動詞) 2-1.連体修飾構造での必須の補語の欠落 予定に基づく    スケジュールが  作られます。  (連体修飾)    (随意の補語)  (動詞受身形) 2-2.受身文&つなぎの文型での必須の補語文 予定に基づいて  スケジュールが   作られます。  (つなぎ句)    (必須の補語)   (動詞受身形) >どちらでも意味は通じるのですが  : 日本語教育の視点からしても「どちらでも意味は通じる」には疑問が残ります。 国語文としては、例えば次のような表現なら「よりしっくりきます」。 1.校則に適った制服を着けましょう。 2.予定を記入した年間スケジュール表が作成された。

hama_earth
質問者

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