関西女子教育 トップは仏教の時代
ですか?
今まで関西女子教育トップといえば、神戸女学院でした。
女子版灘中と言われ、130年間以上2番手以下を大きく引き離し関西最高峰として君臨してきました。ここはキリスト教の学校で、プロテスタントです。東京で言うと女子学院みたな感じですかね。校則、制服その他一切自由。自主、自立性を大事にした学校です。ただまあ進学実績は女学院が上で、例えば東大理三を毎年複数名合格をだしています。因みに、2番手女子高の(女学院とは大差がありますが)神戸海星もキリスト教です。
しかしその女子教育トップを走り続けてきた女学院より上の共学校の洛南、女学院と同レベルの女子校四天王寺という学校が躍進してきました。昔は洛南も、四天王寺もあまりレベルは高くなかったようです。洛南は不良ばかりの学校でした。それが両校とも仏教式スパルタン教育で成り上がってきました。その結果女学院の優秀層を両校が奪い始めました。特に洛南に至っては女子なら灘に入れるレベルといわれております。今では女学院には昔では考えられないようなレベルの人間も入学できてしまっているようです。また四天王寺に至っては医療業界で活躍する人間が多く(特に医者)、日本女子高では桜蔭を抜いて医歯薬系合格率No1の学校になっています。また中学入試の段階で「医志コース」なるものをニーズにあわせて開講しているようです。卒業生の功績が医学界で認められ、期待して近隣の医学部の先生がわざわざ学校まで「医師に必要な心得はなにか?」という事を教えにくるようです。学校名を聞かなくても学校がわかるといわれる程。
女学院も志望の4割程度は医学部と言われておりますが、女学院には行かず、四天王寺に行きます。学校は仏教の聖地四天王寺の境内の中にあり、学校創設者聖徳太子の教えを色濃く受け継いでいるのかもしれません。12歳で四天王寺財団の看板を背負うわけで、道徳教育、マナーのしつけは徹底されるらしいです。学校も聖徳太子の17条憲法の第一条の「和をもってとおとしとなす」の考え方通り、学校のHPのトップにも「わたし達は和を奏でます」とかかれておりましたね。因みにイジメをすれば退学の可能性もあるようです。ゆえに非常にマナーが良い学生が多いようで、私の知り合いもおお姫様?ちょっと違うかもしれませんがw、そんな雰囲気でしたね。
日本の最高裁判所も聖徳太子の17条憲法制定の絵が飾られているようで、和を大切にする考え方が日本では1400年以上伝統として続けられているようですね。よって裁判官をしている卒業生もいるようです。
昔は女子トップ教育といえば女学院1択でキリスト教だったようですが、今は仏教がそれを追い越すスピードであがってきてるような気がします。とは言え、まだまだ女学院もトップレベルですが。ただ昔に比べるとその圧倒性は確実に、しかし徐々に弱まってきています。アメリカですらも完全なキリスト教国家なのでしょうが、今は仏教も増えているようです。
まあただ学校がそういう宗教色をだしても必ずそうなるとは言い切れませんが。実際四天王寺にもプロテスタントの人間もいるようですがねwただ少なくともそういう「きっかけ」があるのとないのでは全然違うような気がします。
まあ関東では仏教のトップ校はない?かもしれませんが、これから関西は仏教系人間が躍進していきそうな雰囲気ではあります。どう思うます?ご意見お聞かせください。