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英和でunflatteringが「ありのまま」の件
- 最近、英和辞書が信じられなくなってきました。
- 英字新聞の記事で、セレブのスカートが風で煽られてunflatteringなアレが見えたという話がありました。
- 英和と英英の辞書でunflatteringの意味を調べたところ、英和では「ありのまま」と訳されていましたが、英英では「見た目が悪い、魅力的でない」と訳されていました。矛盾しているのではないかと疑問に思っています。
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「ありのままの」という訳には「写真などが」という枕詞がついていますね。 それほど使われない、unflattering をハイスペックな電子辞書で一括検索、例文検索するとよくわかります。 すでに申し上げたように、unflattering portrait や unflattering mirror という表現が使われ (特に portrait はセットフレーズ的と言ってもいいかもしれません)これはそのままの意味というより、 ある人や物のありのままの描写の比喩表現になっているようです。 mirror にしても「真実を映す鏡」的な比喩でしょう。 オックスフォードのシソーラスで見ると、 大きく、candid, straightforward 的な意味と、unattractive, unbecoming, ugly の意味に分かれています。 そして、前者の意味合いでは remark/review/terms/portrait のような語と使われる。 逆に言うと、こういう語についた場合に「ありのまま」的な響きが出る、ということです。 「ありのままのアレ」でどことなくここで通じるだけで、ここの英語として unflattering の訳というわけにはいきません。 そもそも、「ありのままのアレ」ってどういうことか? 隠さずそのまま? 結局、それはセレブのような人がみっともない姿を見せてしまった、ということでしかなく、 アレそのものがありのまま、ってどういうことかわかりません。 だから、camel toe のような語についた場合、もう1つの ugly の意味としかなりません。 私は「好意的でない」というのが適訳と最初感じましたが、これは1つめの方に分類されるようで、 シソーラスにも unfavorable が含まれています。 英和辞典というのは、ある意味英英辞典の翻訳でしかなく、それで当たり前でもあり、 一方、英英辞典というのはネイティブにとっての辞書であり、日本人にとってそのまま使えない部分があります。 たとえば、広辞苑を見て、外国人が日本語の勉強になるとは思えないのと同じです。 ランダムハウスは私よりちょっと上の年代だと最終兵器と言ってもいいものでしょうが、 まさしく、英英辞典を訳しているだけ。 例の宝島で批判されていましたが、電子辞書などにはほとんどなっていないですが、私のにはついています。 それでほぼ初めて接しましたが、ジーニアスなどにはない訳語もあって、役立つこともありますが、 最近の主流は日本人向けに学習辞書の役割を兼ねるものです。 もっとも、大辞典というのは中辞典とは別ではあります。 写真などが実物通り、ありのまま、という訳語はリーダーズ、研究社大辞典、ウィズダムに出ています。 こちらの意味を載せるのはいいことですが、あとは「へつらわない」という not flattering の訳しかなく、 unattractive, unbecoming, ugly の意味が出ている英和辞典は見当たりません。 ジーニアスの「好意的でない」も含めて、英和辞典は完敗だ、という印象に至りました。
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- litsa1234
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http://en.wikipedia.org/wiki/Camel_toe を見ればすぐに誰もが納得できますよ。 「unflattering camel toe」は「そのものずばりの、実物そっくりの、ラクダの蹄」 ということなので、 「プログレッシグ英和中辞典(第4版):2 〈写真などが〉実物どおりの」 はぴったしかんかんの訳で合っているのですよ。 以上、参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 camel toeが何を表すかはもう何年も前から知っています。 そして、思うのです。 問題のcamel toeは、「おばちゃんみたいな下着をはいていて、見ていてあまり気持ち良くない!」と、、。 又、unflattering camel toeで画像検索してでてきた写真は、「吐き気をもよおすcamel toe」だなあと。 そして、普通にcamel toeとだけ打って画像検索してでてくる画像は、美しいものだなあと。 故に質問者は思うのです。 やっぱり、unflattering camel toeを「ありのままのcamel toe」と訳す事はできないのではないかと。 本当に、下の話で申し訳ないのですが、兎に角camel toeがcamel's toeに似てるかどうかで、unflatteringという単語が使われているとはどうしても思えません。 たとえ、回答者様の方が英語力が100倍以上上だったとしてもです。 質問者自身は、国語力の問題かうまい言葉が思いつきませんが、No6さまの「みっともない」の方が画像のイメージに合っているような気がします。 なにか、質問者が勘違いしている点がありましたら、またよろしくお願い致します。
- wind-sky-wind
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ついでに、最近、はやりの let it go が、日本語訳では「ありのままで」 となっているようですが、こういう「ありのまま」とは明らかに違う表現で、 「みっともない」くらいが簡潔な訳だと思います。
お礼
何度もご回答ありがとうございます。 本当に今回は英語だけでなく日本語の勉強にもなりました。 「みっともない」これですね。 「making someone look or seem badさせるアレが見えてしまった。」=>「みっともないアレが見えてしまった。」そういう気がします。 それにしても、婉曲的な表現ってなんでこんなに日本語で表現しずらいのでしょうかね?
- wind-sky-wind
- ベストアンサー率63% (6647/10387)
「やばい」を持ち出したのは形容詞とはそういうものだ、という意味で、 unflattering がそうだとは思いません。 こういう変化は平易でそれだけよく用いられる語に現れるように思います。 「すごい」のような表現のあいまい性にもありますが、 英語の terrific などは、もともと terrible にあるような「ひどい」の意味だったのが 今では「すごくいい」に変わっています。 ところで、この「ありのまま」という意味は、unflattering でよく、 an unflattering portrait という表現をすることからきた訳語でしょう。 「ありのままを描いた肖像」 unflattering review/remark/terms のような表現で、 歯に衣着せぬ~ という意味にもよく用いられます。 これらは、ただ「ありのまま」というより、「よく見せない」 悪い姿をそのまま、という意味合いです。 「ありのまま」は「正直」「真実を写す」といういい意味にも取れますが、 この語はそうではありません。 「好意的でない」が画期的、と申し上げたのは言い過ぎだったかもしれません。 1悪印象を呈しているまたは表している (showing or representing unfavorably) http://ejje.weblio.jp/content/unflattering showing or representing unfavorably というのはおそらく、何かの英英辞典での表現でしょうが、 これがぴったりですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >an unflattering portrait 「ありのままを描いた肖像」 >これらは、ただ「ありのまま」というより、「よく見せない」 >悪い姿をそのまま、という意味合いです。 だんだん、日本語がわからなくなってきました。 悪い姿をそのままのニュアンスで、「ありのまま」っていいましたっけ? さて、 >悪印象を呈しているまたは表している これなら、ロングマンやマクミラン英英の辞書とも一致していい訳ですね。 unflatteringがつかめてきました。 ありがとうございます。
- litsa1234
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今回の「unflattering camel toe」は「もろあそこ」ということなので、 プログレッシグ英和中辞典(第4版):2 〈写真などが〉実物どおりの, ありのままの. で合っていますよ。 以上、参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 個人的には「もろあそこ」というよりは、風でめくてれ見えちゃったけど、下着もアレだしアソコなんかアレだし、ファンが喜ぶ事も無く恥かいちゃっただけ的なoopsという印象を受けました。 見せる予定がなくてキメテない状態を「ありのまま」というのでしょうか? わかりません。 どちらかといえば、ロングマンのlook badに共感するものがあるのですが、、、。 どうなのでしょうかね?
- wind-sky-wind
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あと申し上げたような、派生語でもあり、重要語ではないので、細かい検証が見落とされている可能性はあります。 何万語、何百頁の辞書となると、なかなかすべてに手が回らない、というのはやむを得ません。 とにかく、海外での日本語辞書に比べると、日本の英和辞典の方が圧倒的に優れているのに決まっています。 もちろん、英英辞典を併用した方がいいです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに海外の日本語辞書の質は低く、それに比べたら優れていますが、いくら何万語もある辞書だからといって重要語でないからいい加減というのもこまったものですね。 英英辞書を併用しないと、意味が分からない単語が多い気がします。
- wind-sky-wind
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日本語で>セレブのスカートが風で煽られてunflatteringなアレが見えてしまいました。 とされてもわかりませんね。 それはさておき、コウビルド英英辞典にある、 If you describe somothing as UNFLATTERING, you mean that it makes a person or thing seem less attractive than they really are. というのがわかりやすいでしょう。 これを見るとわかるように、この語はものについて用いられ、 それによって、その持ち主などとなる人(あるいはものそのもの)を less attractive にみせる。 ロングマンなどでは「人」のみになっているようです。 このような、ものについて用いるが、(多くの場合?)持ち主について、魅力をおとしめる、 というのを、ただ「魅力的でない」とは訳しにくい。 まして、「みにくい」とは。 ジーニアスはこういう、持ち主に対する評価から「好意的でない」という単語の訳としては 画期的な訳をしているように思います。 そもそも、形容詞というのはあいまい性があり、時代によっても変化し (日本語の「あわれ」とか、「やばい」を見ればわかります) さらに、この語は un- という否定語で、さらに、flatter という動詞からきて定義しにくい。 オックスフォードにはただ、not attractive とあって、それを訳したのが「こびない、へつらわない」でしょうね。 とにかく、un- のような語を一種の婉曲語なので、ずばり ugly というのとは違います。 それと申し上げたように、ものについて言いながら、その持ち主の魅力をさげる。 コウビルドに例文として、 He depicted the town's respectable families in an unflattering light. とあるのは まさしく、「好意的でない」だと思います。 あと、ジーニアスは四半世紀まで、別の出版社が圧倒的に信頼されているのを一気に凌駕した辞書であり、 多くの高校で推薦している辞書で、断トツで売れている辞書です。 ほとんどの電子辞書でジーニアスが採用されています。 それの信頼性がないという人はもぐりでしょう。 私も英語に関する仕事について、紙のジーニアスを何万回とひいて英語の力がついていった時期があります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >日本語で>セレブのスカートが風で煽られてunflatteringなアレが見えてしまいました。 >とされてもわかりませんね。 では、URLと本文を貼ります。 It was a double-whammy of embarrassment for young singer Selena Gomez when an on-stage wind machine caused her hot-pink dress to blow up, revealing not only a flesh-coloured pair of control pants, but also a rather unflattering camel toe. http://health.ninemsn.com.au/dietandnutrition/312973/celebrities-who-have-flashed-their-control-wear.slideshow (スライドショーのページなので、5つ目つまり、5of9まで進めないと問題の英文と写真は見えません) さて、仰るとおり、確かに「醜い」は直接的すぎますね。 しかし、ご解説を拝読してみましても、プログレッシブの「ありのまま」は、やっぱりおかしい様ですね。 >そもそも、形容詞というのはあいまい性があり、時代によっても変化し 「やばい」にハッとさせられました。 ということは、形容詞の単語を引いて英和と英英で食い違いを感じたとしてもそれはしょうがないのですね。 それをもって、英和は信じられないとはいえないという事ですね! ジーニアスは、質問者も愛用しております。 それだけに驚きもしましたが、ご解説でなっとくしました。 初めはムムッときた、「好意的でない」も、ご解説を拝聴しましたら、ロングマンの例文のan unflattering portraitも、「魅力的でない肖像」よりも「好意的でない肖像」のほうが、品がある文章に感じられる事に気が付きました。 ただ、例の英文では、「魅力的とはいえない○筋」でもいいのかなと思っています。
- oignies
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かざらない、とか、よくみせかけていないという意味です 英語のニュアンスがとくにジーニアスではうまく訳せていませんね そもそもジーニアスは評価のひくい辞書なのでランダムハウスとか をつかったほうがよいでしょう。どれもがだめというわけではありま せん。ジーニアスがだめ、と評価したほうがよいとおもいます。 ただしなんとなくへんとおもったら英英をあたる大きな辞書をあた るほかの辞書もすべて調べるなどが必要になってきます。 まあここでは、あられもない、くらいの和訳にあたるかもしれません が・・・醜いは訳しすぎかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「醜い」は、直接的すぎましたね。look bad, unattractiveって意味は、分かっても日本語に訳しづらいです。 「あられもない」でいいのでしょうか? これも、良く分かりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >オックスフォードのシソーラスで見ると、 >大きく、candid, straightforward 的な意味と、unattractive, >unbecoming, ugly の意味に分かれています。 そういう事だったんですね、ある意味ロングマンでも片方のunattractive系統の意味しか載っておらず、英和は英和でもう片方の意味しか載っていないものばかりで、とても不思議でした。 両方とも正しく、本来は2つの意味があったのですね! >一方、英英辞典というのはネイティブにとっての辞書であり、日本人にとってそのまま使えない部分があります。 >たとえば、広辞苑を見て、外国人が日本語の勉強になるとは思えないのと同じです。 確かに、広辞苑は日本語学習に使えませんね。 伝統的な語義しか載っていませんし、、。 >だから、camel toe のような語についた場合、もう1つの ugly の意味としかなりません。 >unattractive, unbecoming, ugly の意味が出ている英和辞典は見当たりません。 >ジーニアスの「好意的でない」も含めて、英和辞典は完敗だ、という印象に至りました。 すべてにおいて納得できました、ありがとうございます。