- 締切済み
ハートロック
沖縄の古宇利島にあるハートロックの歴史について知りたいです。 いつから浸食し始めたのか? ハートロックができためかは?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kamobedanjoh
- ベストアンサー率27% (1021/3686)
回答No.1
「古宇利島にあるハートロック」については、実物を知りませんので、想像を交えて回答します。 恐らく珊瑚の岩塊かと思います。 珊瑚は浅い海中で成長しますが、付近の地盤が隆起するとか海面の低下があると、珊瑚礁の頂部が水面上に現れ、海中に沈んでいた島が大きく隆起して、100メートルを超す山頂に珊瑚礁が取り残される場合(隆起珊瑚礁)もあります。 ハートロックも、そうした海水位の低下に伴って、水面上に現れているか、陸上に取り残された岩礁の一部が、丁度ハートを立てた形に見えることから名付けられたものと推測します。 倒立形に見えるのは、隆起し始めた後に、基底部が波浪の浸食を受けて痩せ細った結果、不安定な逆立ち状になったものです。 奄美諸島以南の島々は、1万2千年前位には地球全体の寒冷な氷河期が終わり、その頃には大陸とも陸続きであった所が、温暖化と共に海水面が高くなり、多数の島々に分かれたと云われます。 地球の気候はその後も度々変動し、島になったり再び海中に没したりを繰り返したようです。 また、フィリピン海プレートの接近で、太平洋側隆起・東シナ海側沈降の、地殻変動が今日も続いています。 海水位の変動が「笠岩」などとも呼ばれる逆立ち形の、多くの珊瑚礁を残している地域もあります。