- ベストアンサー
欧米では無宗教の人はキチガイ扱いされる?
某カルトにはまっている知人から『欧米では無宗教の人はキチガイ扱いされるんだぞ』と言われたのですが、実際どうなのでしょうか・・・
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
具体的に米国の雰囲気については述べられませんが、こと欧州に 関しては、全体的に言えば、無宗教も、反教会主義も反キリスト教会 も、何でもありです。公言しても、何らマイナスになることはありません。 60年代までは、インテリの中には意図的にカトリックであることを公言 する雰囲気がありました。いまやそれは逆に隠す傾向にあります。 インテリと教会の関係も、もはや終わっています。 無宗教者は「欧米ではキチガイ扱いされる」というイメージは、明治時代 に日本に持ち込まれた一面的な印象をそのまま続けているのではない ですか。あるいは、カルト的な人間が一方的に言いふらしているか、 あるいは学校の社会科で一面的に教えられたか。 (どの国にも、過激な根本主義者は見られます。一部ですがどの宗教に もいます。現今の世界情勢を見れば、一目瞭然です。) 旧共産主義諸国では、おおむね無宗教、反教会の教育に成功しました。 その結果、教会に一度も足を踏み入れたことのない人びとは、かの国々で はおびただしい数に上ります。 聖書をみたことも、当然、手にしたこともない人というは別に珍しくありま せん。クリスマスや復活祭もまったく祝わないか、祝っても、国民的行事 位にしか考えない人も、もの凄くいます。 特に、ドイツをはじめ、少数ながら教会税制のある国々では、当初から あるいは途中から脱退する人の数も、もの凄いです。そこでは、「無宗教」 と言うことを申告すれば、教会税を払う必要はありません。それで差別 されることはまったくありません。教会税は、いわば、クラブの会費みたいな ものだから、それに入れば義務付けられ、源泉徴収されるます。 仕事を始めるときに、当初から「無宗教」と記入すれば、教会税はかから ないし、途中脱退すれば、その月から免除されます。職場でも、一般社会 でも何ら問題はありません。ただ、葬式のときも無宗教ふうに、教会の 司祭や牧師なしで埋葬するだけです。それでも不都合はありません。 欧州各国でそれぞれにちがいますが、無宗教者が何かの差別を受ける ことはありません。教会が猛反対した人工中絶や、離婚も、もはや昔話に 近い感じです。教会の思惑どおりには社会が動いていません。 昨今、同性同士の結婚すらも承認される時代です。 本当に、無宗教者が差別されるのでしたら、もっとも反教会的、反宗教的で ある同性愛結婚はまずもって不可能なはずですが、大体認められる傾向に あり、いくつかの欧州内の国では、法的に承認されています。 これは社会的にも、無宗教者がキチガイ扱いされていない、明白な証左です。 ニーチェが反教会的、アンティ・キリストについて書いたのは19世紀です。 フランスは18世紀のフランス革命以降、人々の教会離れは進みました。 無宗教も反教会も何ら問題はありませんでした。 国民の9割がカトリックだとされたポーランドでも、教会とは無関係な人は かなりいました。何も不都合はありませんでした。 イタリアでも、戦後の共産主義が強かった頃、教会と縁のない人はもの 凄くいました。今でもいます。 宗教の自由を求めてあの大陸に渡り、建国した米国でも、その後、数多くの 国からの移民でなりたっています。長期の生活経験がないので詳細につい ては語れませんが、 欧米のうちの欧州、特に、EUのなかでは無宗教でも、反教会でもいっさい 問題はありません。人間にとって、自由性こそ最も重要なことだからです。 教会もそれは成立当初から自覚しています。 カルトに染まっている人の言うことを鵜呑みにしないほうがいいです。 どうか、諸外国についての、一面的で、誤った想像や認識から開放され ることを願います。
その他の回答 (8)
- Oubli
- ベストアンサー率31% (744/2384)
アメリカだと数的には、福音派>その他のプロテスタント>カトリック>ユダヤ教>キリスト教系新興宗教>イスラム教という感じですかね。全部が一神教ですから、無宗教というと無神論者と思われる可能性があります。日本人なら、親の葬式を仏式で行うことに違和感がなければ仏教徒と言っておけばよいです。もちろん他の立場でもかまいません。宗教は彼らの間でも微妙な話ですから、通常はあえて話題にしませんね。
- marbleshit
- ベストアンサー率49% (5033/10253)
創価学会員の言うことを一々まともに受け取ってはいけません。
お礼
ご忠告ありがとうございます。 もっと小さい中規模カルトです。
- masazai
- ベストアンサー率36% (55/150)
以前はそう言われていました。 しかし現代では日本人のような「何でも信じちゃう」とは逆方向の、まさに無宗教を自称する人が欧米で増えています。 信仰深い人にとっては未だに無宗教は有り得ないことなのでしょうが、昔から比べたらそこまで酷く受け止められるわけではないようです。
お礼
時代は変わったのですねぇ・・・
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
僕はヨーロッパ大陸にもアメリカにもいたことがありますが、無宗教を狂人扱いした光景には出会ったこともありません。 ヨーロッパでもアメリカでも信仰が生活の一部にはなっていますが、それだけで信心深いともいえません。日本人がイメージする形とは異なり、なぜその信仰を持つのかを自らの中で検証し問い続けてもいますから、日本人の信仰に対する妄信的な姿勢とは遙かに異なりもします。 これは僕が実際に見聞した範囲内での話ですので、それを以てして全てであるなどとは申しませんが。
お礼
貴重な体験談ありがとうございます。
- Erdbeerkegels
- ベストアンサー率33% (155/468)
カルトに はまってなくても~~~ですね・・、 アメリカは 大キリスト教の宗教国ですよ。 伝統あるヨーロッパなら 尚更 心に なにか信じる神さまを お持ちでしょう。 あんなクールな顔して暮らしてますけど アメリカは いまだにダーウインの進化論(サルから 人間へという進化)でさえ 神が人間をつくりたもうた から おかしい! そんなことは わが子に 教えなくていい 学校に 子供を行かせずに キリスト教的思想と教育で 子供を自宅内で自主学習することは 許されているのです。 一部ではなく わりとたくさんの たくさんの子供が 不登校ということではなく 親に (ちょくせつ 学校にもいかず) 神様は~~人間を作った~~とか キリスト教的科学を教えてもらい、 そういう神様が 人間やらマンモスやらを 作ったから 古代の 社会は みんな 狩りもせず 弱肉強食関係なく 生きとし生けるものみんな 笑ってる という ものすごく 大きな 科学博物館さえ あるんですよ。 それに 普段はキリスト教なんか あまり関係なくても 何かにすがりたいときは あの人たちは もちろん 神様(イエス様)を 口で 唱えて何か つぶやくでしょう。 宗教と まったく無関係な 人間なんて ありえないはずです。 いや 日本でもありえませんよ。 みんな 宗教とつながってないと 勝手に思い込んでいるだけです。 自分自身を知らないということは 欧米では 嘲笑の対象です。いや 本当は ここでもですけどねww。 でも 日本人は 同じ感覚で生きていける島国なんで「無宗教です」って言っても 不思議な顔されないだけです。 あなたも あまり 外では「無宗教だ」って 言わないほうがいいです。。 自分を知らないってことは 相手に怪訝な顔されます。 自分が何者か 説明できない者は 気持ち悪がられます。 せいぜい 「仏教徒だけど そこまで熱心ではありません」・・このぐらいは 言う必要アリ。 日本は 戦前までは 仏教 神道 儒学 武士道に基づいた道徳がありました。 だから 宗教なしでも いまでも わりと同じ価値観を持っています。 しかし 昨今 道徳の教科書は 人権の教科書に 成り下がりました。 人権というと 聞こえはいいですが 自分の権利を主張することや 平等であることが 多く書かれています。 これは 「言いたいことは全部いうぞ~~ 当然の権利だ~~」という あつかましい人がふえて 収拾のつかない世の中になることを 意味しています。 タイや イスラムを見ていても そうです。だれも引かない、いつも喧嘩です。 日本の現在の 道徳教育の教科書では 道徳心は 育ちません。 教科書に 「いじめをやめよう」の 一点張りで 本当にくだらない。 人生を どうやって どの方向に生きていくことを書かなければ 人間は道に迷い 自分の生きる指針がわからない人が増えるので オウムやら 新興宗教にはいるひとが 増えたのです。 ご友人が カルトの人なら 尚更です。 思想考え行動すべて なにかしらの 決まった観念から 行動して生きていくのに そのベースがまったくない人なんて うさんくさくて 得体の知れない奴ですよ・・・。
- gldfish
- ベストアンサー率41% (2895/6955)
どこの欧米? 信心深いかどうかは人によって全く違いますし、ヨーロッパの国々とアメリカでも、その国で宗教がどのくらい社会的な力を持っているかには大きな違いがあります。 例えば、アメリカでは「原理主義者」といった、日本人からするとかなり時代錯誤にも思える宗教層が、未だに幅を利かせていますが、英国なんかでは多くの若者を中心にミサにも全く行かないといった宗教離れが進んでいるそうです。 もっと言うなら、欧米では宗教のマジョリティはキリスト教だと思いますが、キリスト教の教義は基本的に「キリスト教だけが正しく、それ以外の宗教の信者や無宗教は異端」という考え方がありますので、無宗教じゃなくても「イスラム教」や「仏教」やその他諸々・・・じゃ駄目なんですよ。 勿論、そういう教えを忠実に守っているのも一部のキリスト教徒達でしかなく、決して「欧米の一般人」ではありませんよ。
お礼
>無宗教じゃなくても「イスラム教」や「仏教」やその他諸々・・・じゃ駄目なんですよ。 たしかに無宗教じゃなくてもイスラム教だと飛行機乗るときとか大変らしいですね。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
在米です。友人は沢山居ますが、一人カトリックの信者を除いてみんな無宗教です。 仕事仲間でも(全部アメリカ人)教会に行くのはいませんでした。ま僕の知り合いはみんな気違いと言えばそれまでですが、、、 驚いたのは、知り合いの看護婦を案内して、ちょうど進化論の特別展示中の博物館を見せたところ、「私は敬虔なクリスチャンで進化論は信じない」と素通りしたアメリカ女性が居た事です。 ま、色々ですが、アメリカですと、地域、年齢、教育、などで非常に大きな差があります。田舎のお年寄りで教育のない人は宗教に頼る人が多いようです。
お礼
貴重な体験談ありがとうございます。 そういえば私もアメリカやヨーロッパにホームステイにいったときに一度もホストファミリーが教会に行ったのを見たことがなかった・・・
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
キチガイとまで言うかどうか知りませんけど、人間じゃあない、あるいは、ケモノであるとみられることが多いようです。 欧米では、宗教は、その人の生きるうえでのガイドライン、価値観になっていると思われています。 つまり、無宗教と言うことは、その人がどういう価値観で生きているか分からないことになります。 「金さえ儲かるなら、なんでもやる人間」、「自分の都合によって、コロコロとやることを変える御都合主義者」だとみなされるわけです。 また、そういう見方は偏見だと無視するとしても、イスラム教、キリスト教、仏教のことを知識としてでも知らないと、欧米の法律とか人々の考え方が理解できず、彼らとスムーズな付き合いが難しくなると思います。 戦争の大きな原因が、宗教の相違にあるっていうことは、日本人であっても知っていることだと思います。 日本人は宗教を毛嫌いする人が多いですけど、宗教の知識無くして、グローバルな人間としては、生きていけないと思います。
お礼
おお、面白い。とても参考になりました。