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刑法の存在意義
って日本だと迷惑だからとか国民が許さない・・・なんでしょうけど、アメリカはそういう人間に決してなってはいけない悪である。 という概念でしょうか?
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刑法の存在意義は、どこの国でも社会秩序を守る 為です。 社会の秩序を乱す行為は沢山ありますが、その中 でも特にヒドイものを刑法に取り込んで、罰する ことにより、犯人の改善を促すとともに、 犯罪予備軍に対する威嚇を行う訳です。 そうやって秩序を守るのが刑法です。 ”日本だと迷惑だからとか国民が許さない・・・なんでしょうけど、 アメリカはそういう人間に決してなってはいけない悪である” ↑ 日本の集団主義と米国の個人主義の違いを言っている のでしょうか。 米国はキリスト教の国ですから(国民の90%がキリスト教) 人は、神と直接対峙します。 神との約束さえ守っていれば、他人にどう思われようと構わない という個人主義の国です。 だから、世間体など気にしない、というところはあります。 これに対して、日本にはキリスト教のような神様はいません。 その代わりにあるのが世間です。 世間に申し訳ない、という意味の世間です。 日本の犯罪は世間に迷惑をかけるから罰する、米国は神との 約束を破ったから罰する、という違いは、根底にあるかも 知れません。
お礼
>日本の犯罪は世間に迷惑をかけるから罰する、米国は神との 約束を破ったから罰する、という違いは、根底にあるかも 知れません。 これをつきつめて考えると下記のようになります。 結局キリスト教は神との契約なんですが「その個人の人の自立、自尊心ある人間になりなさい」という発想があります。迷惑だという秩序維持の面もありますが、被害者を考えて犯罪とするのは結果論的見方なわけでなのです。その人がそんなレベルの低い人間になってはダメだという教えなのです。一人一人が自立する事によって社会集団全体としてレベルの高いものにしていくという概念があるのではないかと思います。