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肺水腫について
肺水腫 水分の排泄障害から体液の増加を来たし、循環血漿量の増加からうっ血性心不全を来たし、心不全から肺水腫に至る。 この時点で利尿剤、血液透析を行ったら、心胸比はどうなるでしょうか?
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心胸比は体格や呼吸の時相などで大きく変わるものです 肺水腫となれば呼吸をする肺そのものが水っぽくなっていて ひどくなれば外側の胸腔に水が溜まってきます(胸水) 呼吸がしにくく肺活量が減少し相対的に心胸比は大きくなっています 利尿剤、血液透析により血管内の水分を減らし、肺の血管に行く圧力が下がると 水っぽくなっていた肺から水分が減っていきます それにより呼吸がしやすくなり肺が大きくなりますから 心胸比は下がります 外側に溜まった胸水はすぐには減りませんが、少しづつ吸収されて 無くなっていきさらに心胸比は下がります ただし、低アルブミン血症などで血管外に水分が移行しやすい状態ではなかなか胸水が減りません
お礼
ありがとうございます。 ありがとうございます。とてもわかりやすいです。いままで肺水腫と胸水の理解が出来ていませんでした。ごっちゃになっていました。やっと今理解できたかもしれません。本当は、新たに質問を起こさないといけないんでしょうけど・・・ ちょっとそれますが、確認させてください。 肺水腫とは、肺の中に水が溜まることですね。つまり肺の袋の中に水分が溜まった状態(うっ血)ですね。 ちなみに肺葉うっ血とは、肺水腫を言うのでしょうか?間違っていたらすみません。訂正してください。 胸水は、肺の外=胸腔(つまり臓壁胸膜と側壁胸膜の間)に漏れ出た水分を言うのですね。 肺水腫が更に酷くなると漏れ出て胸腔にまで水分が及ぶのですね。 >>低アルブミン血症などで血管外に水分が移行しやすい状態ではなかなか胸水が減りません 肺水腫のひどくなり、血管外に水分が移動すると胸水となって出現するわけですね。間違っていますか? なんか理解できてきた感じがします。
補足
肺うっ血とは、肺を循環している血管の中の血液量が、多くなっている状態をいいます。 また、肺水腫というのは、肺うっ血が進み、血液中の液体成分が、血管の外にしみ出し、肺にたまった状態をいいます。 ebisu2002様は、上を肺水腫、さらにひどくなった状態を胸水とおっしゃいましたが、上の内容を小さく分けて考えるか、大きく捉えて肺水腫と捉えるのかの違いですか? この2つの状態は、はっきり区別するのがむずかしく、程度の問題です。と書いてありますし・・ わかりやすく説明してくださったんですね。 ありがとうございます。