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レントゲンの性質
このたびレントゲンをしらべていて不思議に思ったことがあり、質問させていただきました。 X線の透過率は空気>水>骨 というかんじになっているようですが、なぜX線レントゲン写真に写ったものには血管の水分や、胸の皮膚や、胸の皮膚の中の血液、体液はうつっていなくてきれいに胸の内部だけがうつるのでしょうか?それなのに、肺から水が漏れたりすると白くうつりますよね・・・なぜなんでしょうか
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boaikoさん、こんOOは。 X線の透過率の空気>水>骨は正解なのですが、人体を透過したX線の線量に正確に比例してフィルムが黒くなったり白くなったりはしません。また、X線といっても設定電圧によって透過力が違うので、全く同じ線量で同じフィルムを使用しても電圧が違うと異なる写真になります。 質問の例として胸部写真を挙げていますが、レントゲン撮影の中でも胸部写真はかなり特殊な撮影方法を使用します。手足や腹部よりかなり電圧を高くして撮影します。そうすることで透過力がかなり上がり、少々の透過率の差がフィルム上に反映されないようにしているのです。言い換えれば透過率の差が大きい空気と水分を含む人体組織(筋肉、脂肪、血管、その他の組織)で黒色と白色に色分けして撮影します。空気かそれ以外かという感じの写真になります。肺の構造物は空気の袋(肺)の中にあるため肺の構造物がわかりやすいようにそういう方法を取ります。 よって、質問にある「血管の水分や、胸の皮膚や、胸の皮膚の中の血液、体液」というのは写っていないのではなくみな同じ白色で表現されるのでわからないということで、「肺から水が漏れたりすると白くうつりますよね」は、以上の説明から白くなるはお分かりだと思います。本来空気があるべき肺の中に水が溜まっているということは病気であると診断出来るのです。 実際には大動脈の輪郭や心臓の輪郭、骨などは薄っすら写って分かるのですが、それを言うと回答が複雑になるのであえて組織は白色と表現させていただきました。
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質問を読んだところ 肺の黒く写っている所の前後の皮膚などが写らないのが不思議 ということでしょうか。 写っているのですが肉眼で識別できるほど血管・筋肉などに吸収差が出ないので識別できない、という感じです。ですが胸の筋肉が発達しているマッチョな男性や乳房のある女性などはきちんと白く写りますよ。 胸部レントゲン写真を例にすると、体から1m~2m離れたX線を発生させる管球の中の大きさ1mm以下の焦点状の部分からX線という目に見えないほどの高エネルギーの 光 を発生させ体の 影絵 を作っています。 そのため空気がほとんどの風船状の肺野の周りを筋肉・脂肪・皮膚がぐるっと一周していますので接線方向以外は差が分かりにくいのです。
- silpheed7
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簡単に言うと、空気の中に水があるからです。 肺がきれいに写ると言っても、心臓や肋骨も写っているはずです。 太い血管も写っています。これもX線の吸収率の差による物です。 本来空気があるべき所に水があれば、異常と判断されます。