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パソコン関連の略語などの読みを教えてください。
岩波書店「日本語に生まれて」という本を音声訳ボランティアしています。本文中の電子書籍関連の文中に出てきた次の略語などの読みをカタカナ表記で教えてください。 (1)Calibre(ソフトウエアの一つ) (2)EPUB(データー形式のひとつ) (3)DOS/Vパソコン よろしくお願いします。
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calibreはカリバーと紹介されることがありますが 本来のcalibreの発音は、どちらかというとキャリバーです。 reは、現在ではerとして書くようになった単語も多いのですが 英語の古いスペルでは、reで伸ばす音があったようです。 EPUBはたぶん、規格元がイーパブと発音を公称していると思いますが 実は、英語圏では略語をそのままアルファベットで発音することもめずらしくありません。 ですから、必ずしも、カタカナ語的な読みがある略称ばかりでは無いのです。 そして、DOS/Vパソコンという表現は、まったく現在の実情に際しておらず 適切な表現ではありません。言い換えれば、覚える意義のあまり無い言葉です。 もともとは、MS-DOSがIBM社にOEM供給され、IBM独自の改修を経て PC-DOSを日本語対応させたものがIBM PC-DOS/VというOSでした。 このOSは、IBMが日本の家庭向けパソコン市場に進出する上で重要なものでしたが 実際には、IBM以上にCOMPAQやGATEWAY2000などが躍進しました。 この市場の大変革の先鞭を付けたのが、日本語対応の外国製パソコンであり それを支えたのがIBM PC-DOS/Vであり、ゆえにその総称はDOS/Vパソコンと呼ばれました。 IBM以外の企業が躍進したのは、IBMがPC-DOS/Vなどが動くパソコンの規格を 無償で利用できる公開の仕様としたことに由来する事情があります。 日本はNEC PC-9801シリーズがはびこりましたが、同じ1980年代に、IBMの戦略は 世界中に共通仕様のPC,共通のOS,共通のアプリケーションで一大市場を形成し IBM PC-DOS/Vは、その版図の最後を締めくくる最終兵器だったとも言えます。 その原初にあるIBM PCシリーズのPC/XT,PC/ATなどの仕様を 基本的に継承しているのが、現在のWindows用PCであり Macもその仕様の大半を取り入れてIntelMac化されました。 ゆえに、妥当とされる呼称は、IBM PC/AT互換機となります。 互換機(compatible)の代わりにClone(クローン)と呼ぶ場合もありますし よりシンプルに、AT Cloneと呼ぶ場合もあります。 (ただしATの必須要件を捨てPS/2の要件を取り入れ、また捨てた先に現在のPCがあります) そもそもDOS/Vは米国や欧州では使われませんでしたし 後発のMS-DOS/VはPC-DOS/Vとの互換性をないがしろにしたり、そして… 最終的にはIBM PC-DOS/Vの後継はPC-DOS2000で、/Vは商品名から外されました。 Windows95以降のパソコンユーザーは、DOS/Vの機構に触れる機会自体ありません。 現在では、PC-DOS/Vを用意しても、現行のPCを充分に活用できるのかも怪しいものです。 (実際には、仮想マシンを介して動かすほうが一般的でしょう) そういった経緯をわかっている人は、DOS/V機という表記を避けますが DOS/Vを知らない人ほど、DOS/V機という表現を使っているように見えます。 もはや論理的には、DOS/V機と呼ぶより、Windows機と呼ぶほうが妥当です。 しかし、IBM PC/AT互換機を対象とするOSはWindowsだけではなく Linux系OSやFreeBSDなどで動かすこともありますから点 場合によってはWindows機でもいいし、あるいはPC/AT互換機やAT Cloneと呼ぶべき場合もあります。 IBM PC/ATみたいなものは、略称でもありながら アルファベットをそのまま読む呼称の代表例でしょう。 たしかに、発音すれば冗長な感もあるので、AT Clone(エーテークローン)と好んで呼ぶ人もいるようです。 ティーをテーと発音するのは、聞き間違いを防ぐための、一部分野の常識です。 まぁ、つまり極論すれば DOS/V機と書いてエーテークローンと読む人もいるということです :-p 音訳であれば、その存在自体が理解しがたいドスブイという音よりも エーティー互換機のほうが、なじみやすいものでは無いかとも思います。 ただし、意訳が許されない場合もあると思いますから 記述そのままにドスブイパソコンと読まざるを得ないのかもしれません。
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- ninoue
- ベストアンサー率52% (1288/2437)
その他にパソコン用語辞典、IT用語辞典(デジタル、コンピュータ.....)等でサーチされたら色々と見つかるようです。 http://e-words.jp/p/t-PC.html 右上の検索欄に "EPUB" と入力してサーチ ==> http://e-words.jp/w/EPUB.html 等
- parts
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(1)カリバーまたはキャリバー(日本ではカリバーだが、言語圏による)のこと。電子書籍を管理するためのソフトウェアのこと。パソコン関連用語というより、コンピューター関連ソフトウェア用語(PCに限らずスマートフォンなどにも対応するソフト)である。 (2)EPUB(イーパブ、電子出版)、XMLベースの電子書籍に用いられるデータ形式、米国が発祥される。Electronic PUBlicationの略で、電子出版を意味するとても分かりやすい拡張子であるため、読み方としてはパブリケーションをそのままと、電子の頭のイーを組み合わせれば良い。 (3)DOS/V(ドスブイ)。ドス/ブイはDOS/VGAの略。IBM PC/AT Compatibile(DOS/Vパソコンの正式名です。現在のPCは全てこれの延長線にあります。日本語はアイビーエムピーシーエーティー互換機)において利用可能な日本語OS(IBM PC-DOS/V)または、それを使えるハードウェア(DOS/Vマシーン)のことを意味する。が、厳密にはOS(PC-DOS/VまたはMS-DOS/V及び、Windows for DOS/V)のみを指す。登場当時は、日本語ROMを登載したPC9800シリーズが普及していた日本において、フルソフトウェアによる最初の日本語への対応を確立した汎用OSと現在のPC(WindowsPC)を市場で普及させる足がかりとなった。 ちなみに、略語はDisk Operating System /V(ディスクオペレーティングシステム・ブイ<ブイジーエー>)である。 尚、この言葉は、IBMが日本において、自社ハードウェアを普及させるために、日本語対応させたOSのブランド名のことであり、海外では一切通じないことに注意する必要があります。 海外では、このOSはPC-DOS(ピーシードス)またはMS-DOS(エムエスドス・マイクロソフトドス)となります。
- denbee
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(1)「カリバー」 http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/calibre/0001 (2)「イーパブ」 http://ja.wikipedia.org/wiki/EPUB (3)「ドス/ブイ」