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水道、井水の配管の寿命は?
- S39に建てられた建物の水道からさび水が出る問題があります。見た目に茶色くなくても乾燥すると酸化鉄が残ります。配管材料は配管用炭素鋼鋼材(SPG)ですが、寿命は過ぎている可能性があるため、一般的な寿命と調べ方を知りたいです。
- 水道から出るさび水の問題があります。配管材料は配管用炭素鋼鋼材(SPG)で、見た目には茶色くないですが、乾燥すると酸化鉄が残ります。S39に建てられた建物で、寿命を過ぎている可能性があるため、一般的な寿命と調べ方を教えてください。
- 水道から出るさび水に問題があります。見た目には茶色くないですが、乾燥すると酸化鉄が残ります。配管材料は配管用炭素鋼鋼材(SPG)で、S39に建てられた建物です。配管の寿命が心配で、一般的な寿命と調べ方を知りたいです。
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国有財産ということは、「官舎」ということですね。 そうだとしますと、現在まで漏水もせずにもっている事から考えても配管用炭素鋼鋼管(SGP)ではなく、鋳鉄管が使われている可能性の方が高いと思います。 鋳鉄管であったにせよSGPであったにせよ、いずれにせよ換えたほうが良いことは間違いないです。 40年近くも土中に埋まっている管の場合、配管の途中からやり換えるということは管の腐食の為に難しく、公道内の水道本管から国有地内に入って直ぐの水道メータの所から全て取り替えないといけないものと考えられますので、工事金額もかなりのものになるものと思われます。 前回述べましたSGPの耐用年数は、15年程前に衛生・空調工学会において発表されたデータです。給水配管などの建築物の給排水設備などの建築設備に関する調査・研究は、国土交通省の研究機関でも行っておりますが、衛生・空調工学会において主になされております。 鉄イオン濃度から配管の腐食度を推定するという方法は、私は知りません。 SGPであるならば割と全体的に腐食が進行してきます。従って、水道メータ部分から取水した水の鉄イオン濃度を計測し、末端部分で取水した水の鉄イオン濃度を計測し、配管の総延長距離とで割ることによって錆の状況を推測することは理論的には可能かもしれません。鋳鉄管においても、同じようなことがいえると思います。 私は、10年程前まである地方自治体で、これら建築設備の設計・積算・工事監理を行っておりましたが、現在は全く別の職についているため、現在の衛生・空調工学会等の最新のデータなどに関しては知りません。 私は知りませんが、もしかしたら衛生・空調工学会等において、これらに関する研究データを持っているかもしれません。(しかし、通常は、必要性があまりないと思われますので、ない可能性の方が高いとは思いますが・・・。) しかし、例えこれらのデータを揃えて腐食の程度が分かったとしても、それが配管のやり換え工事に直接結びつくとは考え難いと思います。予算の問題が絡んできますので、財政上余裕があれば別ですが、通常はこの種のものは後回しにされがちです。 なにしろ、日本の大多数の人は、給水配管の錆などというものに関しては概して無頓着で、建物さえ立派ならば、或いは、頑丈で住むことができればそれで良いじゃないか、くらいにしか考えない人が多いです。ですから、漏水もしていない給水配管をやり換える為に予算を支出するということに関しては、なかなか同意を得られないことが多いと思います。 ですから、国の管理担当者によっては、予算措置が難しいために「現在の日本人は鉄分の摂取が少ないようだから、鉄分を自然に摂れて良いのではないですか」ぐらい言いかねないと思います。 それよりは、「白い洗濯物が赤茶けてしか洗濯できない」とか、「水の味がおかしくて料理にはとてもではないけれども使えない」とかの苦情を住民の署名を集めて管理担当部署にぶつけるとかの方が良いかも知れません。 もっとも、全国いたるところにある官舎の給水配管は、最近造られた所を除き、ほとんどどこも同じような状況にあることが考えられますので、これらの苦情をぶつけても説得することができるかどうかは非常に疑問だと思います。 明らかに漏水しているということであるならば、確実に工事をしなければならないということになるでしょうし、或いは、公務員とその家族だけではなく、一般市民が利用する施設の給水管であるということであれば、国民の福祉向上のためにも工事の必要性が高まるとは思うのですが・・・。 あまりお役に立てなくて申し訳ありませんが、janbさんのご健闘を心よりお祈り致します。
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施工年から考えましても、おそらくおっしゃる通り、配管用炭素鋼鋼管(SGP)が使用されているものと思われます。 このSGPは、施工がし易く安価である反面、腐食し易いという特徴がありますが、何分安価であるために、民間では現在でも多く使用されているようです。 SGPの耐用年数(寿命)ですが、一般には次のように言われております。 給水用として使用した場合・・・12~15年 給湯用として使用した場合・・・8~12年 しかし、上記の年数はあくまで目安に過ぎず、使用頻度や使用環境によっても変化します。 また、ここで言う耐用年数というのは、これくらいの年数を目安に換えたほうが良いという程度にお考え下さい。この年数を超えれば絶対に換えなければならないというものではありません。ご質問と同じようなケースは全国いたるところに数多くあります。 おそらく、水道管の中は、丁度人間の血管の中にコレステロールが溜まった状態を思い浮かべていただければ良いと思いますが、錆がモコモコと膨らんでいて、水道管を切って中を覗いたならば、絶対にそこから出て来る水なんて飲みたくなくなると思います。 皆さん知らないでいるから飲めるのです。 しかし、築10年以上のアパートやマンションなどは、どこも似たようなものだとお考え下さい。 飲食に使用する水だけは、ろ過器を通した水を使用なさるとか、蛇口付近に布を2重に結び付けて「ろ紙」代わりにして、定期的にその布を交換するとかで、大分改善すると思います。 現在は、配管の内面や外面に塩化ビニルによる被覆がなされている水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管を公共建築物においては使用しております。 しかし、これらの鋼管を用いても完全に腐食を防ぐというところまでは行きません。継ぎ手部分の施工不良や基準値以上の流速がある場所では、内面の被覆が剥離して、その部分から腐食が進み、漏水という事態にまで発展します。また、原因不明の原因で水道管に穴があき、漏水することもあります。ですから、水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用したからといって絶対に大丈夫ということにもなりません。 これが、ご自分の家であり、ご自分の敷地内の配管であるならば、水道水に不具合が発生した場合には直ぐにでも配管のやり換え工事ができるのでしょうが・・・。 ご心配なさっておられる水質に関する問題ですが、水道法4条を受けての厚生労働省の定めている水質基準は、下記URLの通りです。 しかし、これは水道事業を行うにあたっての水質基準でありまして、水道メーター以降の個人の宅地における水質は、それぞれの個人の責任において確保していただく意外にありません。 それに、鉄分自体、心理的な面は別にして、実際に人体に明らかに悪影響を及ぼすとまでは考えられておりません。 ですから、貸主に対して、「水道の配管を新しくして欲しい」旨の要望をお出しになって、貸主がそれに応じてくれれば宜しいですが、何分お金のかかる問題ではありますし、ろ過器や浄水器、布を巻く、などの自己防衛をする方が、現実的で費用も安く上がるのではないかと思います。 あまり納得はなされなかったかもしれませんが、以上、ご参考まで。
お礼
ありがとうございます。なにぶん国有財産ゆえに勝手に掘ったりもできないし、かといっても国はきちんとしたデータがないと改修してくれないので・・・ でてきた鉄イオン濃度などから鉄管の腐食度の計算はできないでしょうか?
お礼
じつは官舎ではないんです… 専門学校なんです、しかもけっこう高度な研究をしてる。 増築ばかりして古い建物はまったく手を触れずって感じで。 せっかく新しい配管があっても給水元から蛇口までには必ず古い配管があるので多少なりとも汚れてしまうわけで。 配管は配管用炭素鋼鋼管で間違いないと思います。 会計課のほうで確認を取りましたので。 腐食状況はやばいですね。 手を洗うと鉄くさくなるので洗えないです。 研究室等は少しずつですが水を出しっぱにしてあります。 もちろん流しは茶色くなってます。 分析実験棟では誤差が出るため超蒸留水がかなり使われてます。 おっしゃられるとおり改築は難しいでしょうね。 かなりの敷地ですし建物もかなり大きいですし。 しかし校内の人に汚染度や腐食状況を知ってほしいので研究は続けていきたいと思います。 ご回答ありがとうございます。 また難題にあたったらよろしくお願いします。