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福祉基礎構造改革について
福祉基礎構造改革について具体的に知りたいのですが。詳しい方教えてください。
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社会福祉基礎構造改革について厚生省(現厚生労働省)は「本改革は、昭和26年の社会福祉事業法制定以来大きな改正の行われてない社会福祉事業、社会福祉法人、措置制度など社会福祉の共通基盤について、今後増大・多様化が見込まれる国民の福祉の要求に対応するため、見直しを行うものである」と述べています。 なぜ改革することになったかと言うと、これまでの社会福祉の基礎が作られた当時は、戦災による影響から生活貧窮者などの一部の限られた人にしか福祉サービスが供給されずその供給は行政が決定する措置制度によって運営されて来ました。しかし、福祉は限られた人のものではなく、すべての国民を対象とした普遍的ななものであり、それを実現するためには戦後半世紀ほとんど改正されなかった社会福祉の基礎構造を改革する必要があったため、進められたのが社会福祉基礎構造改革です。 具体的な枠組みは「個人の自立支援」「利用者による選択の尊重」「サービスの効率化」を柱にして、今後社会福祉の理念を (1)利用者と業者の対等な関係の確立(措置から契約へ) (2)地域での総合的な支援 (3)社会福祉事業への多様な主体の参入促進 (4)福祉サービスの質と効率性の向上(市場原理を取り入れることによるサービスのと質の向上((3)も含む)) (5)事業の透明性の確保 (6)利用者に公平かつ公正な負担 (7)福祉文化の創造 の7つの視点をもって改革することを求めています。 改正の対象になったのは「社会福祉事業法」「身体障害者福祉法」「知的障害者福祉法」「児童福祉法」「民生委員法」「社会福祉施設職員退職手当共済法」「生活保護法」「公益質屋法」(廃止)の関係八法です。 まとまらず長くなってすみませんが参考になれば幸いです。
お礼
たいへん参考になりました。ありがとうございました。お礼が遅くなってすみません。