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構造改革で強い供給をさらに強くしてどうするの?
今構造改革を主張する人たちは、強い供給をさらに強くして何がやりたいんでしょうか?
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供給を増やすと需要が増えるという経済理論があるそうで、高度経済成長期やバブル期には整合性があったようですが、デフレ不況が続く現在は疑問が持たれる経済理論ですね。 供給が増えると需要が増えるのは、欲しくても手に入らない地域に商品が届くようになった時だけで、それ以外は意味を成しません。 たとえば、今は半導体不足でゲーム機が手に入らない御時世ですから、半導体不足を解消してゲーム機の生産量を増やせば、確かに需要は増えるでしょう。しかし、ゲームソフトにキラーソフトが出て来ないと、ゲーム本体の需要は増えませんし、賃金が上昇して消費が活性化しないとゲーム機も売れません。 何よりも、ウクライナ戦争でロシアからの資源供給が滞っている状況下で供給量を増やすのは難しいはずなのに、なぜ、無理な事をやるのかという疑問です。欧米がインフレで日本は円安だから、日本製品が安価なうちに輸出を伸ばして稼げるだけ稼ごうという経済戦略しか頭に無いのがわかります。 輸出産業がぼろ儲けしていても、国内投資が貧弱なのでバブル経済にならないのが日本の実情です。国内バブルを作り出さないと消費は伸びないでしょうね。
お礼
大変詳しく教えていただき、ありがとうございました!