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死刑で冤罪、裁判官も死刑にしたら?

日本人は死刑が大好きです。一方で、死刑反対派の人もおりますが、理由の中で多いものの一つに “冤罪”があると思います。 そこで、死刑判決が冤罪だった場合、裁判官を死刑にしたらどうでしょうか? そうすれば、冤罪で死刑もなくなるし、死刑反対派の人の多くも納得すると思うんですが

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  • phj
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回答No.16

いまさらながら参戦します(笑)私は死刑廃止論者なので、冤罪でもなんでも裁判官まで死刑にされらた困りますけどね。。 さて、まず一義的には「死刑にするのは検察官」だと思います。日本の刑事裁判制度はけっこうひどいところがあって、特に証拠は「検察官が出さないといった出さなくてよい」という運用になっています。裁判官や弁護士が証拠があること、そのものを知っていれば裁判官の命令で提出させることができますが、そもそも証拠があることを知らないと、たとえそれが無罪を証明できるものであっても、闇に葬られて終わりです。実際に日本の冤罪裁判の再審裁判などですと、そういう証拠が出てきたりしますので、検察が出さなければ裁判官でも判断できない、というのが現状なわけです。 したがって「死刑にするなら検察官」です。 ただ、裁判官も弁護人も同罪であるし責任を取るべし、というのも分かります。 ですから裁判官と弁護士には、財産の供託をさせればよいと思います。裁判官については退官後も「退官後に冤罪が分かった場合は、年金の○○%カット」という形でいいでしょう。で、検察官は死刑! まあ、死刑反対派ですので、冤罪でも殺しちゃいけないのですが、検察官こそ供託して、責任を持つべきだと思いますね。特に現在の制度では。 いま弁護士会が「すべての証拠を自由に閲覧できるようにせよ」と法改正を要望しています。特に裁判印裁判で、重要な証拠が公開されないのであれば、裁判員も後で無念に思うでしょう。 それぐらい、強い権限が日本の検察にはある、ということです。 さて、最初のほうで「死刑に至らない犯罪について、目玉をくりぬくとか手首を切るとか・・・」という話がありましたが、一応書いておきます。 先進国で法治国家は「体罰が禁止」なんですね。なぜなら「体罰を許容すると、法定刑の終了した人(罪を償った人)の資産回復に影響がでる」からです。 もう少し難しくいうと、近代の民主主義国家は原則的に王政などの人治主義から発展してきており、法治主義に変更される際に革命など、なんらかの変革を経ている、ということで「民主主義・法治国家には革命が内包されている」といわれています。 そのため、民主主義の国家が自分の出発点である革命などの変革を拒絶することはできず、民主主義ですから多数が望めば変革が起こりえるし、起きなければならない、とされています。 この際、変革がおきるまでに指導的な立場や思想的な立場の人々は、現存する政府機関などからは「犯罪者」扱いされるであろうことは間違いない、わけです。 昔の王政など人治国家であれば「排除」するために些細な罪で死刑にすることも、手首を切って文章をかけなくすることも、舌を抜いて演説ができないようにすることも可能だったのですが、もともと革命を内包する民主主義国家がそれをすることは、元の革命そのものの法理を損ないかねない、という問題を含んでいるわけです。 ですから民主主義および法治国家においては「体罰」は禁止され、さらに進んで「死刑」も禁止されるのが理想であり、民主主義の到達点なのです。 これを一言で「(民主主義)国家は人民を殺してはならない」とするわけです。 その法理を元に体罰を否定しているのに死刑という究極の体罰だけは残しているのが「矛盾」だと私は思うんですよね。 ということで、死刑にするなら検察官、ともう一度書いて終わりにします。

love_pet2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >私は死刑廃止論者なので 私は 沖縄の米軍基地のようなものだと思います。 現時点では必要悪だけど、行く行くはなくして行く方向として。でも、日本の愚民どもは 基地増強に諸手で賛成しているような感じですね。

その他の回答 (13)

  • Epsilon03
  • ベストアンサー率24% (868/3495)
回答No.4

そんな事を言って居れば、「証拠がこれだけ揃って居るのに、まさか冤罪だったなら」と言う心理が働き 残虐な凶悪犯として逮捕起訴された被告人に対しても「死刑」判決が出せなくなると言う恐れも出てくるでしょう。 死刑判決を出さなければ万が一冤罪だったとしても、それによって自分が死刑になる事は無いですから、 実態にそぐわない判決を出す事は否定出来ません。 死刑判決を受けた被告人の冤罪率がどの程度有るのかは調べられませんでしたが、極めて低いと思われます。 『死刑で冤罪、裁判官も死刑にしたら?』では正当な裁判にはならないでしょう。

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >『死刑で冤罪、裁判官も死刑にしたら?』では正当な裁判にはならないでしょう。 私が質問で書いたことは極論ですが、Epsilon03さんは日本の司法をどれくらい信頼していますか? 裁判と言っても 実質的には形ばかりで、被疑者が警察に捕まると、刑事が絵を描いて それに合わせて 被疑者に自白を強要し、都合のいい証拠だけを揃えて送検し、検察は形式的に警察の取り調べ内容を追認するだけで、裁判では 弁護士が被疑者の情状酌量の為に弁護して、裁判官が検察の求刑の7.8割の判決を出す、というように 司法制度そのものが形骸化していると思いませんか?

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.3

お、新しいのが出ましたね。 まあ、法的に責任を追及するのは無理 でしょうね。 なにせ、合法的にやっていますから 死刑は勿論、刑事罰はおろか民事賠償 も難しいでしょう。 国家賠償があるぐらいです。 法的には、検察、警察、裁判官には過失 がない、ということになります。 たとえ過失があっても、過失犯では死刑は 無理です。 故意で死刑にした、というなら、これは 殺人の間接正犯ということで、死刑も可能でしょう。 冤罪で死刑にした場合には、裁判官なども死刑に するという法律を作ったら、死刑は減るでしょうが 冤罪は減りますかね? 尚、冤罪を一番望んでいるのは、実は死刑反対派 です。 冤罪で死刑にされた人が出れば、死刑廃止になる 可能性が高くなります。 確か、英国なども、冤罪が引き金になって、死刑を 廃止したと聞いています。

love_pet2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 日本人は因果応報と勧善懲悪しか知らない無知な人間が多いので、死刑は当然という見方をする人が圧倒的多数です。でも、高学歴、特に 法律、福祉、教育、宗教、哲学を研究すると、死刑の矛盾に気づいてきます。hekiyuさんも筋金入りの死刑賛成派でいらっしゃいますが、死刑の矛盾を感じられている様子が hekiyuさんの他の質問の回答からも読み取れます。 >冤罪で死刑にされた人が出れば、死刑廃止になる 可能性が高くなります。 冤罪というのは 全体の7,8割が喫水している小さなボートではなく、水面に小さな観測装置を水面に 顔を出している巨大な潜水艦のようなものだと思います。冤罪というのは証明されるのが ごく1部にすきません。中国の場合は日本よりも冤罪が多いだろうと考えられます。でも、中国では冤罪よりも 犯人が捕まらない方が重大な問題なのです。だからこそ、スケープゴートも容認されるわけです。そして、後で冤罪が発覚しても公表されません。何しろ中国は人口が日本の11倍もいるので、人1人の命なんて、パンダ1頭の命よりも軽いのです。 日本のイケイケ死刑賛成派の人も ここまで割り切って考えらる人は少数かと思います。

  • tst28xy
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.1

いや、それをするなら検察官でしょ。 起訴した人が悪いんです。 でも死刑はひどいんじゃないかと思います。

love_pet2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >いや、それをするなら検察官でしょ。 なるほど、それなら裁判官もいらないでしょ。 >でも死刑はひどいんじゃないかと思います。 法の頂点に立つ者、それくらいの責任は必要だと思いますよ。もし、冤罪だった場合、死刑で1人の命が奪われるに留まらず、法の信頼まで大きく揺るがしかねませんから。

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