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英検準2級を持つ方が再び自信を取り戻せる方法
専門学校で、再就職希望者にTOEIC対策を教えている者です。 ご質問させていただきます。 一応600点保持者を集めている建前のクラスですが、実際はいろいろなレベルの方がおられます。 ご相談は、授業にほとんどついて来られないと話す生徒さんについてです。 20代半ばの、女性の生徒さんです。 TOEICについては、ほぼどのパートも、公式問題集が十分に理解できないようです。 英語の基礎が不十分と判断し、中学英語の復習テストのようなものを作って、やってもらっていましたが、やはり穴があります(wellの比較級をwellerと書いたり)。 先日、中学生向けのやさしい単語集を勧め、今は購入待ちです。 ご本人は「最近は英語に拒否反応がある」と話しており、どうしたらよいか悩んでいます。 しかし、よくよく話を伺うと、彼女は高校1年の時、英検準2級を取得しているというのです。 私は英検に疎いのですが、準2級といえば、大体高校1~2年生のレベルと聞きます。 しかも、2次面接では口頭でのやり取りもあるようです。 それを考えると、英語の基礎はある方のはずなのです。 中学生用の単語集など、ほとんど知っているのではないかと思うのですが、ご本人は知らないと話します。 私は彼女に、TOEICにこだわらず、英語の基本をマスターしてもらいたいと考えています。 最初は、中学生向けのドリル(例えば「くもんの中学英文法」「中学英語をひとつひとつわかりやすく」など)をスピードをつけてこなして、復習してもらおうと思っていました。 しかし準2級保持者なら、英語を取り戻す本当の早道は、英検準2級用の問題集なり、教本なりを勉強してもらい、英語を「思いだす」ことだと考えるようになりました。 ただ、書店で旺文社などで出している教本や問題集を見ると、無味乾燥と言いますか、ただ文法事項を羅列しているようなものが多いようで「拒否反応がある」という人が進めるにはつまらないと感じます。 もっとも、多少親しみやすいもの(少しカラーであったり)もありますが、それらは頻度順で、文法を網羅しているかが疑問だったりします。 できれば、彼女が英語に親しみながら復習できれば一番良いと考えています。 そこで、英検準2級をお持ちの方や、そのレベルを御指導されていらっしゃる方にご助言いただきたいのです。 高校2年レベル程度の復習をするのに、初心者が親しみながら学べる英検対策本、あるいは他の参考書、問題集など、ご紹介いただければ幸いです。 また、実際にどのように復習されたのかも教えていただければ助かります。 ご本人は、本当は力があるはずなので、自信をつけてもらいたいですし、思い出せば何とかなるのです。 「拒否反応がある」と話していることを念頭に置いていただき、どうかアドバイスを宜しくお願いいたします。 何卒、宜しくお願いいたします。
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- sknuuu
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TOEIC対策とか、英検対策とか、そこがありきで教えることを考えると結局、問題集を解いたり、ある文法・単語は必ず教えなくちゃいけないとか、ある「形」を教える方向になってしまって、結果して「拒否反応」になってしまうのではないでしょうか 拒否反応っていうのは、結局「英語ぎらい」というのと同じで、ま、原因は色々あるにせよ、"恐い"んですよ 何が恐いかというと、「自分の無能力さをさらけ出すのではないか」という類のものです そういう気持ちにさせないためには、教材云々よりは教え方だと思いますね たとえば、wellの比較級をwellerと間違った いいじゃないですか、-erをつければ比較級になるという原則は知っているんですから これを「いやいや、betterですよ(んー、しょうがないなー)」っていうのが伝わってしまうと、なおさら自分の殻にこもってしまって症状は悪化する一方ではないでしょうか どういう感じの人かがわからない、そしてどういうことが得意な人かがわからないので答えづらいんですが、問題を解かせて間違いを見つけてそれを重点的に教えるというのではなくて、間違いはあたりまえとしてどんどん英語に向かっていくように動機づけることが大事だと思います wellerの例に戻りますと、wellerっていうのはある程度英語ができる人であればbetterの間違いだっていうのはわかるわけです ということは、それを聞いた人、読んだ人はその方の英語を理解できるということなんですよ 「あ、wellerと言ったけど、betterの間違いだよな」って感じで communicative approachの教え方だと、とりあえずその間違いはすぐに訂正しません(すぐ訂正することもありますが、どう訂正するかも非常にに大事です) ちゃんと意味が伝わるんですから コミュニケーションの基本は「意味を伝えること」です 正しい文法の英文を作ることは、すなわち「意味を伝えること」につながるわけですが、文法が間違っていても意味はきちんと伝わります 意味さえ伝わればコミュニケーションはいくらでも続くわけです 意味が伝わるコミュニケーションというのは楽しいものです そうすると、もっと英語を使いたいと考えるのでは 誤りというのは意味伝達が終わったあとで「ところで、wellerではなくてbetterです」とか「wellerではなくてー・・・(本人に気づかせる)そうです、betterです」などの言い方で訂正すればいいわけです 「拒否反応」があると英語の情報は頭に入っていきません 同じ教え方をしていると、「他の人はできるのに何で私はできないんだろう」と思ってしまいます この状態になると悪化する一方です 本当にその方のレベル向上を願うのであれば、教材ではなく、教え方を臨機応変に変えていく必要があると思います とにかく、その生徒にやる気を持ってもらえるような教え方です 専門学校で講義をされているということで大変失礼ですが、言語教授方法に関する知識はお持ちでしょうか もしご存じでない場合は、専門書をご一読されてはいかがでしょうか 学習者というのは教えたとおりには覚えないものだということも経験からご存じだと思います 生徒の学習方法に合わせた教え方をするのが教師の役目と思っています 例えば、参考書・問題集は使うとして、その例文を一旦先生が噛み砕いたうえであるシチュエーション設定をする その中で必要な単語・フレーズ、ついでに発音までも先生が実演する とか ロールプレイを設定して、シチュエーションに合わせた英文をお互いでターゲットとしている単語・表現を使いながら覚えてもらう とか TOEIC対策だからといって、このような教え方がまずいということはないはずです たぶんやりたくないのは、先生が大変だからです 何を教えるのかではなくて、どう教えるかでがらりと変わると思います >初心者が親しみながら学べる英検対策本、あるいは他の参考書、問題集 というのは見栄えが違うだけでやることは一緒だと認識しています 結局は何回もやって覚えるしかないわけで 教えること、学ぶことも結局はみんな一緒なわけで そうではなくて、どうやって何回もやる気にさせるかが大事だと思います 一応回答としては簡単に話していますが、実際これを実践するのは大変なことです ですから、教える側も教わる側のことを考えながら「どう教えるか」を勉強するべきと考えます
お礼
ご回答をありがとうございました。 やはり、その生徒さんの気質や私の教授法についてほとんど説明を書かなかったこともあり、うまく意図をお伝えできなかったようです。 短い文面だけでのご相談は難しいということでしょう。