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天皇の政治介入

天皇陛下が何かの機会で首相と二人きりになった時に 「福島の除染作業環境の劣悪さには深く憂慮している」 みたいな感想を言った場合、これは政治介入にあたるでしょうか。 また、陛下が上記のような言葉を首相だけに漏らした場合、首相には従う義務は無いものの、陛下からそのような言葉があったということは誰にも言わずに福島の労働環境改善に向けてさらなる努力をすることは十分あり得るでしょうか。

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回答No.5

「菊水一号作戦」を行う奏上の際、天皇陛下が「飛行機だけか?海軍にはもう船はないのか?沖縄は救えないのか?」との下問をします。 これを逆手にとって連合艦隊参謀神重徳大佐が戦艦大和による海上特攻を主張。草鹿参謀長が出張で不在時に、陛下の希望であることを匂わせ、草鹿参謀長の了承があるならと連合艦隊長官の了承を取り付け、その了承を根拠に草鹿参謀長の了承を取り付け、それらを根拠にその他の権限者にも了承を取り付けます。最後に、神は草鹿に大和の伊藤司令長官の説得を依頼 伊藤は無駄死にとの反論を続け、馬鹿馬鹿しいと拒否します、草加自身も作戦に疑問を持っていたため、草鹿中将が黙り込んでしまうと、たまりかねた三上中佐が口を開き「要するに、一億総特攻のさきがけになっていただきたい、これが本作戦の眼目であります」その言葉に伊藤中将もついに「そうか、それならわかった」と頷いた。 こうして、海上特攻は決定しました。 戦後、陛下はこう独白録に述べている「全くばかばかしい戦闘だった」 このような事例が数多くあったため、「福島の除染作業環境の劣悪さには深く憂慮している」などと言う 発言を、馬鹿ではない天皇陛下は行わないでしょうし、強く自身に戒めていると思います。 もし仮に、「福島の除染作業環境の劣悪さには深く憂慮している」などと発言されたら、また神のような人物が現れ、発言を曲解し「陛下は早く除染せよとおっしゃられた、除染のために命を捨てろ」と命令がくだされ、作業員数数万名が放射線障害で死亡なんてこともありえるかもしれません。 このような危険を侵さないためにも、陛下は政治的な発言はなされないですし、なさってはならないと規定されているのです。

Beholders
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  • hekiyu
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回答No.4

”これは政治介入にあたるでしょうか”      ↑ 政治介入というのは俗語ですね。 憲法では、憲法に定めた国事行為だけを やることが出来、国政行為はできない とあります。 (憲法4条) この解釈については、争いがあります。 甲説・・天皇は7条に定める行為だけしか     出来ない。 乙説・・天皇は象徴としての地位に反しない     限り、7条に定めた行為以外の行為も     出来る。 甲説によれば、かかる発言は7条に規定されて いませんので出来ない、ということになります。 乙説によれば、広く国民が一致しているような 意見なら出来る、という解釈が可能になります。 それで、福島云々は広く国民の間に一致がある 問題でしょうか。 ”陛下が上記のような言葉を首相だけに漏らした場合、首相には従う義務は無いものの、 陛下からそのような言葉があったということは誰にも言わずに 福島の労働環境改善に向けてさらなる努力をすることは十分あり得るでしょうか。”      ↑ ま、天皇がそのような発言をすることは 例え二人きりで秘密が守られるにせよ まずあり得ません。 そういうことを言わないように、幼い時から 徹底的に訓練されています。 仮に言った場合は、首相によっては環境改善に努力する ということは十分に考えられます。 特に、保守系の政治家であればそういうことはあり得ます。 高級官僚や政治家における天皇の存在というものは、非常に重い と言われています。 市民とは感覚が異なります。

Beholders
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  • ithi
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回答No.3

Beholdersさん、こんにちわ。 確かに内容は政治介入に踏み込んだお話です。 ただ、二人の内輪のお話ならもれることはないでしょう。(侍従長はいるかもしれませんが・・・) だけど、従うか従わないかはその時の総理の資質や心情の問題です。まあ、内容については二人がお亡くなりになった後、 日記か何かで公表されるかもしれませんが、それは何十年も後のお話だと思います。

Beholders
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  • dragon-man
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回答No.2

立憲君主制のもとでは国家元首(王、天皇)には政治的権限はありません。内閣が輔弼します。(元首に成り代わってやること) つまり元首の政治的権限は名目しかありません。しかし日本の天皇やイギリスの女王は国民に敬愛され、絶大な支持を受けているので、発言自体が大きな政治的影響力を持ちます。だから近代立憲君主制のもとでは、天皇も国王も政治的発言は極力控えています。それが常識です。 日本の場合、天皇の発言が意図せず政治に大きな影響を与えたことがありました。昭和6年に満州事変が起きたとき、時の田中内閣は関係者を処罰せず、曖昧な処分で終わらせました。そのため事変は拡大し、その後の日中戦争へとつながりました。事態を懸念した天皇に問いつめられて、田中首相がその場しのぎの説明を繰り返したら、激怒した天皇が「田中総理の言ふことはちつとも判らぬ。再び聞くことは自分は厭だ」と言ったことが原因で田中内閣は総辞職しました。天皇の発言はそれくらいの、内閣を潰すくらいの影響力があるのです。反省した昭和天皇は、以後一切の政治的発言を控えました。真珠湾攻撃を決定する御前会議でも、天皇は開戦反対だったにもかかわらず、一切発言しませんでした。輔弼する東条内閣に天皇は注文を付けられないのです。終戦間際ポツダム宣言を受諾して戦争終結に持ち込む御前会議で、首相を始めどの閣僚も決断できなかったとき、天皇自ら受諾の決断をしました。そのため敗戦後の混乱(軍の暴発、国民の暴動など)が未然に防ぐことが出来、その後の発展につながりました。昭和天皇が政治的影響力を自ら行使した唯一の例です。 長々と話しましたが、天皇の発言は天皇を敬愛する日本国民には絶大な影響力があるのです。その一言で政治は大きく左右されるのです。そのため今上天皇ご自身もそうですが、その他の政治家や日本人は天皇の政治利用はきつく戒め、法律でも厳しく禁じています。天皇が福島の状況を政治家や周りからお聴きになることはあるでしょうが、ああしろこうしろとご自分の意見をお述べになることはありません。その自己抑制がどの程度厳しいものかは、前の開戦の御前会議で、天皇がお示しになった態度で十分理解できるでしょう。 そう言う歴史や、天皇のお立場や、近代立憲君主制の意味を何も知らず、勉強もせず国会議員になり、ああいう愚かな振る舞いをした山本某は、日本の政治を司る国会議員の資格はありません。即刻辞職するべきです。67万人の支持者などと嘯いていますが、山本某の愚かさを知らなかっただけです。

Beholders
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回答No.1

そういう言葉を言ったところで総理はその言葉に従う必要もないし義務も無い まぁ個人的には憂慮するだろうが内閣総理大臣としては聞き流す したがって政治介入にはならない 努力するかしないかは個人の判断 今の時代天皇が「私のために死んで下さい」と言って死ぬ国民が居るでしょうか? それと同じです

Beholders
質問者

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