「試験より、研修のほうが大変」と、わたしのまわりで受かった方々の殆どが言っています。
わたしも、大変だと思いました。
まず、受かったら研修用テキスト(たしか5,000円)と研修費用(たしか23,000円)を支払わなければなりません。
研修は前期3日、後期3日あります。
前期研修ではテキストや資料に沿っての勉強とケアプランの作成の仕方などを学び、最終日に実習課題を渡されます(ビックリするほど分厚いです)。この実習課題を、およそ1ヶ月の間にこなします。
ちなみに実習課題というのは、実際に要介護者の方のお宅を訪問し、実習させていただく承諾書にサイン・押印をいただき、面談・アセスメントし、ケアプランを立て、自分が住んでいる地域の社会資源を調べ、記入するというものです。
ちなみに、要介護者を探すのは自力でします。私は仕事でお世話になっているケアマネさんにお願いして、要介護者の方を紹介していただきました。
無事に実習課題を記入してホッとするのも束の間!
その作成した課題をもとに、班員で疑似事例検討会を開くため、課題を班員の分コピーし、研修担当部宛に郵送します(もちろん、コピー代も郵送料も自費です)
ちなみに私の班は私を含めて6人だったので、担当部提出用と合せて6人分コピーしました。真夜中に自宅のコピー機で、ウイーン、ウイーンという音を響かせながら、ひたすら頑張りました・・・。
後期研修でも、テキストや資料に沿って勉強します。そしてなんと、あんなに頑張って時間をかけて書いてコピーした実習課題を使うのは1人当たりたったの数分くらいだったと思います。あとは、研修担当の方から出された課題に沿って、班ごとに疑似面談(寸劇)をします。例えばAさん(要介護者役)Bさん(要介護者の妻役)Cさん(ケアマネ役)Dさん(デイサービスの生活相談員役)といった感じで。疑似サービス担当者会議をしてみたり・・・。最終日には、前期・後期ともに一緒に頑張った班員とすっかり仲良くなって、一緒にご飯食べに行く?みたいな話になったりもします。
あー、やっと後期研修も終わって、これでケアマネだーなんて安心していられません。
登録の手続きのために、収入印紙や証明写真を貼った書類を、期日までに郵送しなければならないのです。
12月10日に合格してから3月の後期研修を終えて登録手続きをするまで、本当に大変です。
わたしは休職していたので気持ちに余裕がありましたが、働きながら研修していた人はみなさん本当に大変そうでした。
それから・・・、わたしは研修会場が遠かったので(車で片道3時間かかる会場)、研修が真冬な上に降雪量の多い地域に住んでいるので、3日×2回も車での往復は危険と判断し、会場近くのホテルに宿泊しました。宿泊費・食費・高速料金などを含めると、4~5万かかりました。(会社によっては宿泊費用や研修費用を負担してくれるところもあります)
実習のためのガソリン代など諸々含めると、合計10万近くかかってしまいました。
研修会場が近くて通える距離なら、5万ほどで済むと思います。
試験のために購入したテキストや模擬試験代を含めると、総額15万はかかりました・・・。
ケアマネ取得前と比べて、給料は4~5万違うので、そう考えたら3~4か月で取り戻せる費用ですが。
ケアマネを取得しても、すぐにケアマネとして働けない人も多いので、本当に大変です。
長々と失礼いたしました。