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膵臓がんと陽子線、重粒子線治療について
- 膵臓がんと陽子線、重粒子線治療の詳細について教えてください。
- 放射線治療を受けている場合やステントを入れている場合、陽子線や重粒子線治療を受けることができるのでしょうか?
- 膵臓がんの末期患者の平均余命を延ばす可能性があるのは先進治療の効果でしょうか?また、他にお薦めの治療法はありますか?
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粒子線治療に関しては「すごくよいもの」といった幻影が一人歩きしていると思います. 従来の放射線治療より多少良いかもしれないといった程度です.(口腔底がん等にはかなり有効) (4)にかんしては かりに粒子線治療が可能であったとしても効果は限定的とおもいます.10ヶ月が11ヶ月か12ヶ月くらいになるかもしれませんが、倍に伸びるとは思えません. 理由は以下の通り. 膵臓がんは組織がもろく容易にばらばらになって周囲に飛び散ります.主病変が直径2cmくらいでも転移が多発しており、仮に本体を手術で完全に切除してもどこかで大抵再発します.胃癌や大腸癌なら2cmくらいなら完治する方が多いのとは対照的です.手術できない膵臓がんだとかなりの微小転移があるという状態です.したがっていくら局所の癌をコントロールしても全身の癌は放射線ではコントロールできません.粒子線治療の適応で遠隔転移があると適応外と書いてあるのはそのせいです. 全身の癌は抗がん剤で対処となります.化学療法の有効性は証明されていますが限定的です. (5)現在の治療が最善と思います. おかしな回答者が出てくる前に書いときますが、あやしげな免疫療法などしない方がよいです.
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- temporary2013
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回答No.1の方のステントの回答に補足 医療用の粒子線で金属が発熱することはない 英文の論文のhotを読み違えられたと思うが hotは発熱ではなく放射化の意味 金属は粒子線照射により放射化するためNG 放射化によりγ線を出し内部被ばくの原因になる
お礼
temporary2013様、ご回答補足ありがとうございました。
- rokutaro36
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(Q)すでに放射線治療が始まっていますが、放射線治療を一度でも受けたことがあると陽子線、重粒線の治療は受けれないと言うのは本当ですか?施設により違うのでしょうか? (A)本当です。 重粒子線も放射線の一種なので、同じ部位に 多量の放射線を照射することはできません。 (Q)ステントを入れているとその治療を受けれないと言うのは本当でしょうか?これも施設により違うのでしょうか? (A)金属は、重粒子線によって発熱するので、 受けられないのです。 (Q)癌は今のところ(検査の段階では)他の臓器に遠隔転移していないようですが、血管には浸潤していると説明されました。こう言う場合は治療は受けられるのでしょうか? (A)遠隔転移がなければ、近くの血管への浸潤があっても、 適用となります。 (Q)膵臓がんの末期で摘出手術できなかった患者の平均余命は10ヶ月位との事ですが、これらの先進治療の効果で膵臓がんの末期患者でも余命は2年-3年と延びる事が可能なのでしょうか? (A)ケースバイケースです。 2年以上生存した例もありますが、すべての方がそうなるという わけではありません。 重粒子医科学センターの報告では、2年以上生存したのは、 3割程度です。 (Q)何か他にも膵臓がんの治療法でお薦めのはありますでしょうか? (A)免疫療法も注目されている治療方法ですが 自由診療で高額です。治療成績も特別良いとは言えない。 ご参考になれば、幸いです。
お礼
rukutaro36様、ご回答ありがとうございます。そうでしたか。追加の質問で恐縮ですが、放射線治療やステントがNGなのは重粒子線、陽子線も同じでしょうか?
お礼
t932様、ご回答ありがとうございます。母の病気が判明してから必死に色々な情報を集めて、自分でも勉強しているのですが、正直膵癌の現実は希望が見えないですね。治療に係る時間を家族での団らんとか旅行とかに充てる方が良いのかとも考えていますが、出来るだけの事はしたいと言う考えと葛藤しています。