- ベストアンサー
喘息の気管支拡張剤の必要性と副作用について
- 喘息の気管支拡張剤について悩んでいる方へ、気管支拡張剤の必要性や副作用について説明します。
- 喘息の気管支拡張剤は、症状の軽減や緊急時の対処に効果がありますが、副作用もあります。
- 気管支拡張剤の副作用には、手足の震えや動悸、吐き気などがあります。副作用が出やすい場合は、医師と相談しながら適切な薬を選択しましょう。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) 薬剤師
こんにちは。喘息の発作で使用した薬で動悸や震えが出てしまったらどうしようかと思ってしまいますね。 喘息という病気との付き合い方と薬の使い方に少々疑問を感じたので、参考になればと思います。 まず喘息という病気ですが、第一に目指すのは発作を起こさないように維持することです。 発作を起こすことでクセになるというか、発作を起こしやすくなる傾向もありますし、発作そのものが命に係わるものだからです。 発作を起こさないように維持するということは、原則的に症状がなくても薬を続けるということになります。 そして、発作を起こしてしまった時にはそのための対処が必要となり、普段の薬をそのまま続けるのは良くないケースもあります。 質問者様がお飲みのお薬について、どのようなものなのか今一度確認してみようと思います。 【ユニコン錠200】 キサンチン誘導体と言われる系統の薬で、予防薬です。継続して服用することが必要。 【シングレア】 ロイコトリエン拮抗薬と言われる抗アレルギー薬の一種。予防薬として継続服用が原則。 【柴朴湯】 喘息に効果があると言われている漢方薬。体質改善なども兼ねるため一定期間の継続服用が必要。 【アドエアディスカス250】 ステロイドと気管支拡張剤であるβ2刺激薬の配合剤。 配合されているβ2刺激薬は長時間作用型のため、本剤は予防薬として毎日継続して使用する。 このように見てみますと、質問者様が持っていた薬は全て維持用の薬であって、発作時に使うものではなかったと考えられます。 特にアドエアですが、この薬はβ刺激剤が入っていますが発作時に使用することで症状を悪化させることがあるため、発作時には使用しないこととなっています。 また、アドエアの使用により手足の震えと動悸が発生していますが、これはβ刺激薬の副作用として非常によく知られたものです。 過量投与することでこれらの副作用があらわれやすくなることも知られており、質問者様には量が多かったか、β刺激剤そのものがあっていないということかもしれません。 医師によって治療方針に違いがあるため断言できませんので、あくまでも一般論として書きます。 まず、質問者様は症状がなくてもユニコン、シングレア、ステロイド吸入剤などによる発作の予防を継続する必要があるかと思います。 このステロイド吸入剤を、ステロイドだけのタイプにするか、β刺激剤の量を減らしたアドエア100などにするかは医師の判断ということになるでしょう。 これらの予防薬をしっかり続けていても、季節の変わり目や体調によっては発作を起こしてしまうかもしれません。 その際に使用する短時間型のβ刺激薬のことも検討しなければいけませんね。 アドエアで震えや動悸が出ているので、短時間型とはいえβ刺激剤の使用はなるべく避けたいところですが、いざ発作が起きてしまった際のレスキューともいえる薬はβ刺激剤しかありません。 使用に際しての注意など、主治医とよくお話しすることをお勧めいたします。 ご参考になりましたら幸いです。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...
もっと見る