後から画像を添付されたのですね。
考え方としては、PCDの中心点を原点とする座標を考えれば良い訳です。
つまり、PCDの中心点を基準として、
PCDの中心点よりも右方向に向かって何mm離れているのかを表す値をxとし(ですからPCDの中心点よりも左側にある点の場合はxの値はマイナスになります)、
PCDの中心点よりも上方向に向かって何mm離れているのかを表す値をyとし(ですからPCDの中心点よりも下側にある点の場合はyの値はマイナスになります)、
「PCDの中心点から右に向かって引いた直線(半直線)」と「穴の中心点とPCDの中心点との間を結んだ直線(線分)」がなしている角度を反時計回りに数えた値をθとし(例えば御質問欄の添付画像における左下の穴の場合は、θ = 180°+ 60°=240°になります)、
PCDの中心点と穴の中心点との間の直線距離をrとします。
すると、xやyの値とrやθの値との間には次の様な関係があります。
x = r × cosθ
y = r × sinθ
又、PCD円上に開けられた2つの穴、穴1と穴2に関して、
穴1の中心点の水平方向の座標をx1、垂直方向の座標をy1、PCDの中心点からの直線距離をr1、角度をθ1とし、
穴2の中心点の水平方向の座標をx2、垂直方向の座標をy2、PCDの中心点からの直線距離をr2、角度をθ2としますと、
2つの穴の芯間距離Lは次の様になります。
L = √{ ( x1 - x2 )^2 + ( y1 - y2 )^2 }
= √{ ( r1 × cosθ1 - r2 × cosθ2 )^2 + ( r1 × sinθ1 - r2 × sinθ2 )^2 }
尚、2つの穴が1つのPCD円上に開けられれている場合はr1 = r2となりますが、上記の公式はPCD円が同心円でさえあればr1 ≠ r2の場合、即ち、PCDの値が異なる2つの同心円上に開けられた2つの穴の場合であっても使う事が出来ます。
又、
L = √{ ( x1 - x2 )^2 + ( y1 - y2 )^2 }
の部分に関しては、基準点が共通でさえあれば、PCDが存在しない、単純な縦横の寸法値で位置決めが行われている2点に対しても使う事が出来ます。
それと、関数電卓によっては、角度の単位が「°」(度)ではなく、「rad」(ラジアン)で入力しなければならないものもありますので、もし、角度の入力方法のモードを「°」(度)単位に切り替える事が出来る電卓であれば、「°」(度)単位に切り替えを行った方が良いと思います。
そして、切り替える事が出来ず、ラジアン単位でしか入力出来ない電卓の場合には、次の公式を使って、ラジアンと度の間で値を変換して使用されると良いと思います。
「ラジアン単位で表した角度」=「°単位で表した角度」×「円周率」÷ 180°
「°単位で表した角度」=「ラジアン単位で表した角度」× 180°÷「円周率」
因みに、御質問の4つの穴の中心点がなす、等脚台形の各寸法値は次の様になります。
上底 ≒ 32.139
下底 ≒ 43.301
脚 ≒ 32.139
対角線 ≒ 49.240
お礼
ありがとうございました。これから仕事で使いたいと思います。また分からないことがあったらよろしくお願いします。
補足
回答ありがとうございます。 画像削除するとまた添付できないみたいですね汗 また わかりやすいように説明しますのでよろしくお願いします