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加工寸法の公差の理由とは?
- 加工寸法が大きくなると公差も大きくなる理由について教えてください。
- 加工される部品の位置精度が工作機械の停止精度より悪くなる理由について知りたいです。
- 加工すると基準点から遠くなると公差が大きくなる理由は何でしょうか?
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ほぼ回答が出ていますが その他の注意点を 熱膨張でワークが影響を受けるのは理解できたと思います。 機械も可動距離が大きくなれば精度に影響が出ます。 構造や制御が同じなら、小さい機械なら0.01の精度が出しやすくても 同じワークを大きな機械で加工して同じ精度を出すのは難しい 同じ機械でも機械中心付近で 短い距離ほど(極端に短い場合は別) 精度はいいはずです。 機械のカタログで フルストロークの位置決め精度を わざわざ別に掲載 しているメーカーもあります。 刃物・ツール・測定機 も公差に依存して作られますので 大きな工具ほど許される公差は大きくなります。
>工作機械は基準点から50mm動いても500mm動いても停止精度は±0.1mm 実はこれが正しくない。 はめあい公差はご存知だと思います。6級穴の比較で、公差幅は φ10H7=9μ、φ100H7=22μ 寸法が大きくなるほど公差も大きくなってます。計算根拠はハッキリしてるが省略。 これは次のような理由が考えられます。 ?鋼でも何でも熱膨張がある。鋼なら100に対して1℃上がると1μ伸び る。10なら0.1μと比例関係。大物では温度管理をした恒温室でないと 作れないし測れない。 ?大きい物ほど縦に置くか横に置くかだけでも重量の影響で形の歪が違 ってくる。 ?機械も?の通りで、加工精度が出にくい。 ?部品を組立ててみて、大きい物ほど公差の値としては大きくなっても 機能上は使えることが多い。逆に?から、厳しくしすぎると支障が出 ることがある。 『お前、何μまでの仕事が出来る?』『10μぐらいOKです』 こんな会話が普通にされてますが、精度は寸法の大小を考えなくてはなりません。会話してるのは同じ工場とかで、扱うサイズはまあ決まってるから成り立つが、極小部品と巨大部品の加工屋の間ではこう言わないと誤解が生じます。 ですから↑会話は『6級公差はOKです』がより正確。あまり聞きませんけどネ。。。 間違い φ10H7=9μ、φ100H7=22μ → φ10H6=9μ、φ100H6=22μ
お礼
回答頂きありがとうございます。 熱の影響はもちろんあると考えておりましたが、 板金部品でも大きな公差となって現れるのが疑問でした。 ありがとうございました。
自分もあまり詳しくないので参考にしてください。 自分の経験で有った事ですが、停止精度が繰り返し精度と言う意味だった事が昔有ったので、まず停止精度の定義を良く調べたほうが良いと思います。 又、違う観点から見た場合、熱膨張による寸法変化の影響を受けます。 例えば、鉄の場合線膨張係数が12.1x10^-6 夏と冬の気温差が20度有ったとし、その気温差の中50mmと500mmを同じように加工すると 50mmだと 12.1x10^-6x20x50=0.0121 500mmだとその10倍の0.121mm変化します。 熱膨張は、機械も影響を受けるし材料も影響を受けますし、測定器も受けます。 又、機械も単純構造なら良いのですが、実際は複雑な為単純に伸びるだけでは無く捩じれたり傾いたり色々な方向に変形する為加工公差は物が大きくなるほど大きくなっています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 熱の影響は危惧しておりましたが、やはり大きな誤差になるんですね。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 工作機械の停止精度がストロークによらず同じと考えるのは違うようですね。 もっと、工作機械について調べたいと思います。 工作機械の位置精度(繰り返し精度ではありません)は±0.1だ! と言い切られたので、だったら何で製作精度は悪いんだろうか? と思いましたので・・・。 ありがとうございました。