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フロントガラスをフルスクリーン化しても良いのでは?
前進にしろ後退にしろモニターを見ながらの運転は法律で禁止されているのですか? こんなハイテク車も実際に存在するのですが法律上日本では走れないとか
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具体的にガラス部分のスクリーン化の「禁止」はされていないと思いますが、法律上(道路運送車両法)の基準で引っ掛かってしまいます。 自動車のフロントガラスと運転席&助手席のサイドガラスには可視光線の透過率に基準(70%以上)があります。 ※可視光線の透過率以外にも、ガラス自体の強度や万が一割れてしまった場合の運転者の視界の確保や破片が及ぼす乗員に対する危険度などの基準もあります。 ※蛇足ながら、ほぼ透明に見えるガラスでも可視光線の透過率が100%という事はまずありませんので、車種によってはほぼ透明な赤外線カットフィルムなどを貼り付けてもガラスの透過率+フィルムの透過率で基準を満たさなくなってしまう場合があります。 法律では、外が見えるか見えないかではなくガラス自体の透過率が基準値を満たしているかどうか(他にも「信号機の色などか判別出来ること」などの条項もあります)なので、映像を映していない状態ではほぼ透明で透過率の基準値を満たしていても、そこに運転手が実用上問題なく見えるように映像を映すとなると「可視光線」はほぼ透過させない状態になると思いますので、この状態で公道を走行すると基準を満たさなくなってしまい「違法」となります。(道路以外にもスーパーの駐車場などの不特定の人が入ってくる可能性のある私有地も公道とみなされますので、他人が入り込んで来れない閉鎖された私有地内での走行でしたら法律には引っ掛かりませんので可能だと思います) また実用上の問題点として、映し出す映像が2D映像では距離感が掴めず極めて危険です。かといって3D映像にするにも、運転する度に3Dメガネをかけるのは面倒ですし(走行中に3Dメガネのバッテリーが切れても危険です)、裸眼対応の3D映像の場合はそれぞれの運転手の体型(目の位置)に合わせた映像(ピントや奥行き感)に調整する必要がありますし、運転中に運転手の姿勢が変わると運転手から見た映像のフォーカスが乱れてしまう危険性があります。 ※前後左右の全方位の映像を裸眼で見て3Dでくっきりきれいに見えるように映し出すには、運転手の目からの距離を一定にするためにディスプレイ機器を球体もしくはドーナツ状にしてその中央に運転手を座らせるようにしないと無理なような気がします。 ※カメラにつきましても、3D映像を作り出すためには何台も設置する必要がありそうです。(ステレオカメラ方式にすると、前後左右×2台となって最低でも8台?) ※逆にゴーグル型にして、装着者の首の動きやゴーグル自体の運転席における座標情報などを元に運転手の見ようとしている方向に映し出す映像を変化させた方が常に最適な3D映像を映し出せますので、その方がまだ安全なような気がします。(故障した場合はどういった状態なってしまうのか恐いですが…) 日本では、昔はドアミラーや扁平率が60%以下のタイヤもNGでしたが(外国からの圧力で?)後年解禁されましたので、将来に法律が改正される可能性もなきにしもあらずです。
お礼
ディスプレーは透過0%ですから運送車両法に引っかかるんですね。ありがとうございました。 メガネ掛けても3Dで見えません。事故で片方の光を失っても20年以上問題なく自動車を運転できています。(遠近が分からないので不便ですが) 見える方の眼も悪いので一般の人の基準があてはまりません。何かそれを補ったりする方法があれば良いのですが。