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別家と分家の違い、分家する時の条件(資格)

教えて下さい。 我が家の過去帳の江戸時代末期(文政)に当主の他に、○○居士と別家○○居士の戒名が有ります、分家として出た人の戒名は我が家の過去帳には載っていません。 別家○○居士とはどの様な立場の人なのでしょうか。 別家と分家の違い、又分家に出るには何か条件の様な物は有ったのでしょうか。

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  • fujic-1990
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回答No.1

 我が家の総本家系にある「別家」の例で言うと、姓を持たない「優秀な・働き者の使用人」が総本家の姓と多少の財産(自分で給金を貯めた?)をもらい、嫁を世話してもらって独立したケースです。血縁関係はありませんが、いまでも我が家と同じ姓を名乗っています。  主に商家に多かったようですが、農家でもよくあったケースのようです。  このご時世ですから、もう主従という意識はまったくないですが、江戸時代なら別家を立て("建て"の誤字ではない)ても、主従の意識は強かったようです。  日本全国そうだと言い切る自信はありませんが、秀吉が優秀な家臣に「羽柴」の名前を与えたようなケースが多いので、まあそうなんじゃないかと。  分家は、次男とか三男とか血縁関係がある者が、多少の財産をもらって家を新たに立てた場合の呼び名ですね。  財産をあたえるから「本家だ」と威張れるわけですので、まったく財産を与えない場合(与える力がない場合)は本家だ分家だという意識はないものと思います。  我が家も、総本家の分家の分家の・・・ なれの果てです。 (^_~;;  「別家」に出してもらえるのは、使用者から、自家の「姓」を高める優秀な人物と認められることが必要です。そうでなければ与えない。  また、出してもらう側から言えば、使用者が、その「姓」や「コネ」を利用さえてもらえるに足るだけの大家(たいか)でないと、その姓などを名乗る意味がありません。  「ああ、あの有名な××の○○さんとこの」と言ってもらってこそ、別家を立てる意味があります。  そういう持ちつ持たれつなので、別家を立てても主従関係は密接だったものと思います。本家の過去帳に載せるほどの関係かどうかはわかりませんが(別の家なので載せないのが普通だと思うが)。  「分家」もそういう場合(本家を本家と尊重する場合)が多いでしょうが必ずしもそうでなく、逆らってばかりで一緒に暮らせないから遠地に分家に出す、「勝手に生きていけ」という場合もたまにはあったんじゃないかと想像します。  そう想像する理由は、戦国時代などでは、分家が本家と戦ったり、本家を打倒したりというケースも少なくないからです。  分家は他人の始まり。本家の過去帳には載らないのが自然だと思いますね。  

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  • fujic-1990
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回答No.2

 1番回答者です。  書き漏らしましたが、商家だと「別家証文」などというのを差し入れて、大番頭などが別家を立てさせてもらったりしたようです。  これは、「恩義、主従関係は忘れません」という趣旨の、一種の念書です。  総本家系の場合、間柄が近しいのでかえって聞きづらく、どうだったのか知りませんが、農家でもそうだったのかもしれません。  

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