近々両用メガネの奥行き度数を遠方度数にすると遠近両用として使えるのですか?
累進レンズの知識と経験をお持ちの方、よろしくお願いします。
白内障手術後、遠近両用メガネ作成用の処方箋が次のとおりの50歳の男性です。
○ 右 遠方度数 S-1.75 C-0.50 AX100
【近用加入度数 1.5】であることから、↓
★ 近方度数 S-0.25 C-0.50 AX100
○ 左 遠方度数 S-2.00 C-0.75 AX100
【近用加入度数 1.5】であることから、↓
★ 近方度数 S-0.50 C-0.75 AX100
この処方箋から、次の3本の累進メガネを保有しています。
遠近両用2本
((1)レンズ縦幅42ミリ・累進帯長13ミリ・レンズレイアウトは標準)
((2)レンズ縦幅30ミリ・累進帯長11ミリ・レンズレイアウトは標準から2ミリ近方拡大にセット)
中近両用1本
((3)レンズ縦幅40ミリ・累進帯長23.5ミリ・レンズレイアウトは標準から3ミリ遠方拡大にセットし、近用加入度数を1.75に)
【近用加入度数 1.5】であることから、近方度数を基準に次のような度数とレンズレイアウトにより、近々両用レンズを使って遠近両用的にメガネを作った場合は、遠方・近方ともまあまあ快適なメガネが比較的安価に作れそうな気がしますがどうですか?
また、見え方は、上の(2)に近くて、遠方は左右にボケる部分が残るが、近方は(2)よりも広いような気がしますがどうですか?
なお、単焦点眼内レンズの場合、今後年齢を重ねた場合であっても、近用加入度数 1.5は変わらないものなのですか?
★ 右 近方度数 S-0.25 C-0.50 AX100
【 奥行き用度数の逆加算 -1.5の近々レンズ(注)】を使用して↓
○ 奥行き用度数 S-1.75 C-0.50 AX100
★ 左 近方度数 S-0.50 C-0.75 AX100
【奥行き用度数の逆加算 -1.5の近々レンズ(注)】を使用して↓
○ 奥行き用度数 S-2.0 C-0.75 AX100
(レンズ縦幅40ミリ程度のフレームで、奥行き用度数領域を3ミリから5ミリ拡大して作成することを想定)
(注)レンズは、ホヤのレクチュールBを想定