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マルトースの分解
でんぷんがアミラーゼにより分解されるとマルトースなどができますよね。 アミラーゼはα-1,4結合を加水分解するのになぜマルトースを分解できないのですか? マルトースはα-1,4結合していると思うのですが・・・。
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教科書には「アミラーゼ」とだけ書かれていますがアミラーゼにはいくつもの種類があります。 理化学辞典(岩波書店 第4版)には アミラーゼ:デンプン、グリコーゲンなどの中のα1→4結合を加水分解する酵素の総称 α-アミラーゼ:α1→4結合を不特定の場所で加水分解する β-アミラーゼ:α1→4結合を非還元性末端から1つおきに加水分解する グルコアミラーゼ:α1→4結合だけでなくα1→6結合も加水分解する。 デンブンなどの非還元性末端からグルコース単位で加水分解的に切り取る 化学辞典(東京化学同人)には α-、β-、γ-の3種類が載っています。 「γ-アミラーゼはデンプンをグルコース単位に分解する」と書かれています。γーアミラーゼは南江堂の化学辞典にも出てきていますが理化学辞典、生化学辞典には出てきていません。「グルコアミラーゼ」のことをγ-アミラーゼであるとしているようです。でもグルコアミラーゼの働きの1つ、α1→6結合の分解の働きが書かれていませんので現在は使われていない名称になっているようです。 生化学辞典(岩波書店 第3版)では アミラーゼ:デンプンを加水分解する酵素の総称 α1→4結合を切るという限定は書かれていません。α1→4結合の直鎖部分を切る酵素、α1→6結合を切る枝切り酵素(脱分岐酵素)もどちらもアミラーゼの中に含まれていることになります。たくさん酵素があるようです。ふつうは2つのグループのどちらかであるようです。ところがグルコアミラーゼは両方の機能を備えています。 「アミラーゼは一般に直鎖上の基質に対する加水分解速度は重合度の低いものほど小さく、マルトースはグルコアミラーゼ以外のアミラーゼでは通常加水分解されない。」 グルコース単位にまで加水分解するアミラーゼがグルコアミラーゼ以外には存在しないということが「γ-アミラーゼ」という強調された名称が使われていた理由ではないでしょうか。 ※現在酵素にはすべて整理番号がついています。 α-アミラーゼ EC 3.2.1.1 β-アミラーゼ EC 3.2.1.2 グルコアミラーゼ EC 3.2.1.3 α-、β-、グルコ-の番号が1,2,3になっていることからもγ-アミラーゼはグルコアミラーゼのことだったということが納得できます。 おまけ イソアミラーゼ EC 3.2.1.68 という酵素もあります。 枝切り酵素です。
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- ORUKA1951
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アミラーゼすべてがα-1,4結合なら何でも遮断するわけではありません。 ⇒アミラーゼ - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%92-%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BC#.E7.95.B0.E6.80.A7.E4.BD.93 )
お礼
回答ありがとうございます。 アミラーゼはα-1,4結合すべてを分解するわけではないんですね。 サイトも載せていただいてありがとうございます。
- Tacosan
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「何と何が」α-1,4結合している, と?
お礼
回答ありがとうございます。 マルトースは、α-D-グルコースとα-D-グルコースがα-1,4結合しているものと思っていました。。
お礼
回答ありがとうございます。 アミラーゼは、≪デンプン・グリコーゲンなど≫の中のα1→4結合を加水分解する酵素の総称なんですね! なるほど。 たくさん説明していただいてありがとうございます、参考になりました! 自分の中でそしゃくして覚えていきたいと思います!! また疑問が浮かんだので新しく質問しようと思います。