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除菌という言葉には正確な定義がありますか
最近、よく除菌という言葉を聞きますが、殺菌との違いも分かりません。また消毒という言葉との違いも分かりません。またなぜ除菌という言葉が一般に通用するようになった経緯についても知りたいと思います。
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除菌という一般語の歴史は興味深いですね。それは国語カテゴリでしょう。マスコミ、新聞・雑誌紙面が最初ですかね。いつ頃かが面白いところです。 いい加減な用語ではないのです。薬事法に触れない単語を使わざる得ない洗剤メーカーの言葉です。従って我々が除菌をいぶかしく感じたらその素直な心理を貫く意識が正解です。しかし言葉の雰囲気と自己肯定の甘えによって殺菌ないし消毒が多少なりに加味された前提として受け入れてしまうのです。私もそれに負けてしまいます。 役人とメーカーの利権を介したこの言葉遊びの勉強は理科の頭の体操にもってこいですね。 化学物質としては殺菌の方が期待がもてます。 しかし商品の使用効果としては殺菌よりも除菌の方が保証されています。生菌数を使用により百分の一にする、それが公正取引協議会の定義する除菌です。メーカーが規則遵守ならば2009年以降の商品についてです。それまではどうだったんでしょう、ひどかったからかもしれません。健康食品に似ていますね。 殺菌は百分の一にしなくても殺菌です。というか殺菌率を語るものではないのです。 一匹も殺さなくても除菌は成立します。殺菌は、何匹か殺して何匹でもいいから殺したという有意差があれば殺菌です。前文のように殺菌という単語は述語的に使われる次第です。 私も引っ掛かりますけど、妄想を膨らませる消費者の自爆ですね。唯一、公正ではないと思うのが、カビに対する効果は含まれないという注意点です。カビ取り剤の除菌表示は(笑)カビ取り以外の効用を表示しているという。 消毒は病気にならないという意味合いですが現状的には滅菌に対して劣る用語ですね。術野の滅菌は不可能ですから。本当かどうかともかく(知られる限りの)有効性を主張しています。
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- shintaro-2
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石鹸洗剤工業会では、以下のように定義しています。 http://jsda.org/w/03_shiki/a_sekken30.html >またなぜ除菌という言葉が一般に通用するようになった経緯についても マスゴミのなせる業でしょう
お礼
さっそくご親切なご教示をいただきありがとうございました。内容がないような言葉のような印象を受けました。テレビなどのコマーシャルのおかしさとも通ずるように思いました。要するに商品がよく売れればよいので、かえってきちんとした言葉ではいけないのではないかと思います。
お礼
大変深いご洞察を披歴いただきありがとうございました。おかげさまでもやもやしていた問題がほとんど解消された感じがいたします。法に触れないような表現や用語がかえって責任逃れのような結果をもたらすということも新たな納得でした。