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学校図書館司書教諭
平成15年度より各学校に学校図書館司書教諭を置くことになったのですよね。 ・実際にはそれでどのような取り組みがなされているのでしょうか。それまでとどんな違いがあるのでしょうか。 ・学校図書館司書教諭の先生の仕事の様子は? ・その他、主に小学校の図書館についてのご意見など 小学校の図書館や司書教諭についてのことをいろいろ知りたいです。よろしくお願いします。
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- hirona
- ベストアンサー率39% (2148/5381)
私が卒業した小学校には、司書教諭がいました。 中学や高校でも、いたのですが。 (私立だったからでしょうか、しっかり居たんですよね) 小学校の時は、週1時間、「読書」という時間がありました。 教科としては「国語」の中に入る物らしかったです。1回の授業で短編を読んで感想文を書かせたり、グループにわけて一定課題を与えてかんがえながら深く読み取らせるワークショップしたり……結構しっかり読書指導されたって感じでした。 また、司書教諭が常駐しているということで、図書室の本を借りるのも奨励されていて、「本は読みたいんだけど、読みたいと思う本が分からない」などの相談にものってもらえました。 中学と高校では、読書指導の時間はさすがにありませんでしたが、入学直後のオリエンテーション期間に、一度「図書室の案内」の授業?をするのと、図書委員を通して図書室運営の指導って感じでした。 司書教諭なんだけど、教科担当のない専任司書教諭だったようです。それ以外の職務分担(部活の顧問、指導部・教務部など)はあったようですが。 こんな学校も、あります。
- terupe
- ベストアンサー率42% (25/59)
具体的に埼玉県の高等学校における話しかわからないのですが、何か参考になれば。 各校にかならす司書教諭を置くというのは一見、いいことのように思われているのですが、埼玉の高校の場合、すでに事務職員扱いで、司書が各校に配置されていました。この場合仕事は、おおむね図書館のことに限られ、熱心な司書さんの場合は、図書委員などを指導して大きな成果を上げておられます。 ところが、今後は司書教諭が徐々に現行の司書にとって変わることになるわけです。 この場合問題なのは、司書教諭はあくまで教諭であるということです。すなわち授業はもちろんのこと、担任も持てば、部活動もする、遠足や校外行事にも出ていかなければなりません。 そうなれば、図書館の活動が低下することは誰の目にも明らかです。何の仕事でもそうですが、司書というのもイメージほどには暇でも、楽でもない仕事です。 例えば養護教諭のように、専門以外の仕事を全部免除されるのかといえば、実はまったくそのあたりは不透明で、少なくとも現在高校で発令されている司書教諭はただの国語などの先生と変わらないようです。 つまりこの制度は、まったく司書のいないところではやや前進なのでしょうが、すでに専門の司書のいるところではいちじるしい後退になりかねない危険があるということです。
お礼
terupeさんりがとうございます。 おっしゃる通り、図書館のことに業務を限った人を置かないと、図書館が機能しなくなりますね。
- bullfrog
- ベストアンサー率22% (302/1370)
熱心な学校をのぞいて、取り組みは特にありません。 小さな学校では、学校図書館司書教諭を置くことが免除されるので、地域によっては学校図書館司書教諭が配置されないとこともあります。 仕事については、普段の仕事に加えて図書の仕事が追加されます。なので、とてもじゃないですが図書の仕事を満足にできる状態ではありません。 学校によっては、授業を数時間減じてもらえることもあるようです。 意見としては、図書室に与えられるはずの予算を確実に図書室に渡して欲しいということです。 地方交付税に混ざって下りているお金なので、自治体レベルでうやむやになっているケースが相当あります。
お礼
bullfrogさんありがとうございます。 >とてもじゃないですが図書の仕事を満足にできる状態ではありません。 やはりそうですか。なかなか思うようにはいかないものですね。
- kotsuauzodehi
- ベストアンサー率30% (27/90)
図書館教育の充実を心から願っている国語教師です。 「実際にはそれでどのような取り組みがなされているのでしょうか。それまでとどんな違いがあるのでしょうか」ということですが…。 「司書教諭を置くことになった」のはなったのですが、実際にはほとんど何も変わっていない学校がほとんどだと思います。 新規採用教諭は多くの場合司書教諭資格を持っています。また、司書教諭資格取得者がいない学校では、資格を取らせたりしています。 しかし、校内に一人しかいない司書教諭資格取得者であっても、校内分掌において必ずしも図書担当者となるとは限りません。 希望を抱いている方に失礼かもしれませんが、現実には、「校図書館司書教諭を置いた」のではなく、通常の仕事に忙殺されている教員の中で誰かひとりは「図書館司書資格」を持っている状態を作っただけに過ぎません。専任の図書館司書教諭がいる学校なんて、公立の小中学校ではほんのわずかしかありません。 これは、例えば「総合的な学習の時間」の調べ学習で図書館を利用しようと思っても、司書教諭が他のクラスの担任をしていればその場にはいない、ということなのです。 したがって、もともと図書館教育に熱心だった先生が資格を取得し、しかも学級担任ではないという場合を除けば、ほとんど変わっていないに等しい状態です。 こうした方面の充実は文部科学省の方針でもあるのですが、教員数の増員を前提とした(読書に親しむ施策も含めた)文科省の学力向上アクションプランは、予算折衝で頓挫している状態であり、内実が伴った環境整備がなされるのはいつのことになるかわかりません。 つまり、今は過渡期とさえ言えないような情けない状態なのです。
お礼
kotsuauzodehiさんありがとうございます。 >希望を抱いている方に失礼かもしれませんが いえいえ、実態を知りたかったので、詳しく教えていただいて感謝しています。
お礼
hironaさんありがとうございます。 教えていただいたような、積極的な取り組みをしている学校もあるのですね。