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蚊取り線香を蚊取り線香の灰の上においても燃えるのは
炭を灰の中に埋めても消えないことと同じ理由ですか。
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灰に接触して燃えないなら少しも燃えないでしょ。 それとは関係なく灰の上の物が燃えないと考えるのは珍しい人だと思いますよ。質問者さんはなるほどな疑問と思われたかも知れませんが逆です。なんでそういう疑問になるのかが疑問ですよ。 過去のご質問の赤外線ストーブでしたか。 氷と反射板で冷却実験する季節になりましたよ。
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- ORUKA1951
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燃焼の条件は習われた記憶があると思います。 1) 燃えるもの(可燃物)があること 2) 燃やすもの(酸化性物質--酸素など)があること 3) 必要な温度であること 物が燃焼するという化学変化は エネルギーで見ると・・ ___/\ 反 ↑ \ 応 エネルギー差\ 物 ↓ \生成物 という関係があります。燃えるもの(木)と燃やすもの(酸素)を一緒にしただけでは、燃えません。最初の土手の上まで持ち上げなければなりません。活性化エネルギーなんていいます。 反応して、発生するエネルギー差が活性化エネルギーより十分大きく、それが活性化に使われれば、はじめて反応は継続します。 マッチに火をつけて、常温のガソリンに近づけると、ガソリンの燃焼による熱でガソリンが気化し活性化にも十分足りるので燃焼し続けますが、灯油に火のついたマッチを投げ込んだってジュッと音がして消えてしまいます。足りないのです。 線香は、燃焼の中ではちょっと特殊で、分解反応(固体が分解して気体を生成する)反応が必要です。この反応は実は発熱反応で、完全に断熱した状態だったら酸素が無くても分解して炭化してしまいます。(いわゆる炭焼き) しかし、線香の形ではこの分解は起きませんから、出来上がった炭が燃焼して発生する熱で手助けをします。もちろん炭が燃焼するためには三条件が必要です。炭の燃焼のハードルは高くて燃焼継続は難しいのですが、そこに炭化によって生じる気体以外の物質が極めて重要な働きをします。植物の細胞にはカリウムが含まれていて、これが触媒となって燃焼を助けるのです。 ★線香やタバコの灰を角砂糖の角にちょっとつけて、そこに点火すると角砂糖がすべて燃えてしまいますが、角砂糖に火をつけたって燃えません。 線香が灰の上で燃焼するのは、発生した熱を逃がさないこと。酸素が通ること、そして燃焼助剤であるカリウムを含んだ灰があること。・・・以上の条件があるからです。なお、灰の効果は自身で生成するので関係ないとも言えます。・・ちなみにガラスウールのマットや、ガラス繊維の細かいメッシュの上でも燃焼し続けます。 燻製用の「スモークウッド( https://www.google.com/images?hl=ja&q=%83X%83%82%81%5B%83N%83E%83b%83h%20%E0%8E%90%BB&biw=1024&bih=639&sei=Yi7rUZnsN43MkAWV74GQBA )」という巨大な線香がありますが、このくらいのサイズになると灰の上でなくても燃焼します。
お礼
詳しくご説明いただきありがとうございます。それ以上変化しない灰、それも自分自身が変化した灰に支えられて燃え続けるという音が不思議というか非科学的ですが感激しました。原子力の方で使う臨界という概念に近いものを感じました。
- tpg0
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こんにちは。 その通りです。 燃焼に必要な温度と酸素(空気)があれば、燃焼を続けられます。 蚊取り線香を鉄板など熱を大きく奪う物の上に直に置くと消えてしまうことがありますが、燃焼に必要な熱が奪われてしまうと燃焼を続けられなくなるために消えてしまうのです。 ですが、灰は断熱性があるので熱を奪う量が少ないために燃焼を続けられます。
お礼
ご教示ありがとうございます。キーワードは断熱性ですね。勉強いたしたいと思います。
お礼
きびし心理学的ご指摘を頂いて心より感謝いたします。実は蚊取り線香を大きなガラスの容器の中で毎日焚いていて灰がたくさんたまっていたのですが、今日はなぜかいつも使っている金属性のホルダーが紛失していました。そこでやむなく線香に火を付けた後じかに灰の上に置いたら最後まで消えなかったことに感激しました。灰さえあればホルダーはいらないと喜んでいたら昔炭を長く持たせるために灰をかけていたことを思いだしました。逆というか発見といっても再発見でした。夏炉冬扇という言葉も合わせて思い出しました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
補足
線香以外のもので、いったん灰ができてもそのうち消えてしまうものがあると思いますが、これは別のことなのでしょうか。発火点などとの関係もあるだろうと思いました。