• 締切済み

除洗の効果について

福島の学校で、表層と下層の土を入れ替え後、放射線量が低下している。表層の土に放射性セシウムが留まり、地下深くまで浸透しない典型例になるとありましたが、本当にそうなのでしょうか。? 雨が地下水となるには、数千年という歳月がかかると、事典などで読みましたが・・ (※南アルプスに降り注いだ雨が太平洋岸や日本海に浸透する時間だと思いますが) 海岸(沿岸の海底)付近で、海草や海底の湧き水から、農薬成分が検出されることがあるなんて、最近、小耳にはさみました。 農薬散布の開始年代から考えますと、数年から数十年の間に地下水となり、海に流れ出た事になります。 土質層にはフィルター効果があるのでしょうけど、何層になもなり、大きな抵抗になっているから、年月がかかる分けで、空気中に放射性物質が浮遊している間、またその根源が封鎖や閉鎖されない限りは、地表面は、雨毎に、放射線量が高くなるものと予想できますよね。 また事故原発の周辺井戸でも、高濃度の放射線が検出されているニュースを、最近、何度も読みました。事故直後から、派手に空気中に放射線を拡散させていますので、地域の農産物や漁獲にも影響があり、長く出荷制限がかけられていました。 ある時期を境に、また復活するのではありませんか。 それでも除洗の効果はやらないよりましなのでしょうか。

みんなの回答

  • makocyan
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回答No.2

 除染の効果については、環境工学(環境リスク学)の権威である中西準子先生が以前から疑問視をされています。私のようなド素人があれこれ言うよりも、ホームページの「雑感」に記載されているものを読まれるほうが腹におちると思います。(「雑感」の600号あたりから除染の記事が多くなります)  <中西準子のホームページ>  http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/index.html  これによれば、日本が進めている除染の効果はないわけではないが、投下する資源に見合ったものではないという評価が科学者の間では大勢のようです。  >海岸(沿岸の海底)付近で、海草や海底の湧き水から、農薬成分が検出されることがあるなんて、最近、小耳にはさみました。農薬散布の開始年代から考えますと、数年から数十年の間に地下水となり、海に流れ出た事になります。  →しばらく前に社会問題になったダイオキシンについては、原因は当時言われていた焼却場ではなくて、1960年代に製造されていた農薬の不純物であったことが後に明らかにされました(あんまり報道されませんでしたが)。ただしこれは田んぼから河川に流されたものが海底に沈殿、魚類によって蓄積されたものだということがわかっています。必ずしも地下水脈を通じたものではないようです。  他の方への回答のお礼の中に気になる部分を見つけましたので、わかるところだけ触れさせていただいてよろしいでしょうか。 >そろそろミネラル水にも影響が現れてても良い頃ということでしょうか。水道水わりましだろうと言うことで、ペットボトル天然水、ずっと飲んでますが、そのあたりの事いまだに何も表示されていません。  →最近、事故原発の井戸の汚染水のニュースが出ているので不安に思われるのも当然かとは思いますが、この観測用井戸と飲料水取水用の井戸は別物と考えていいと思います。  飲料用の水の井戸というのは通常数百メートル下まで掘られています。その間に数百メートルの岩盤他のフィルタが存在するわけですから、地表レベルの汚染水がそこに到達するまでには数十年以上の相当の長い年月が必要になりますし、放射性物質はあらかたフィルタで除去されているであろうということは想像できます。たしかに地表面の汚染水が直接地下水脈に流れ込むような異常が生じるケースはないとは言えませんが、そのような場合には放射性物質以前の問題で、まず菌数や重金属等に異常値が出ますので、厳密な検査が日常的に実施されている飲料用取水井戸で見逃され、流通するようなケースはまず考えにくいです。 >漁獲に関してです。事故処理時に発生した高濃度の汚染水や除洗で深層に沈めた放射性物質もです。数年から数十年かけて、海に流れ出す危険性があるのではないかということです。  →危険性はあると思います。ただし(言い方は悪いですが)膨大な海水中に放出されたものはそれなりに拡散するので、リスクはかえって小さくなるのではないでしょうか。現に、魚介類については大量のサンプル測定が民間の研究機関も含めて総動員体制で継続されており、ほとんどの魚種の数値は問題ない(不検出が大半)ことが確認されています。また検出されたサンプルのセシウムの137と134の割合がほぼ2:1であることが確認されています。放出時の割合は1:1でしたので、これは半減期の短い134が減ってきている、すなわち事故当時のものであろうことがわかりますので、現時点では新たな大量の放出を示す証拠はないということだと思います。  現在問題視されているのは、一部の魚種による生物濃縮です。生息域や食性が大きく影響しているものと思われますが、ここは充分注意していかなければならないと思います。 >事故原発周辺では2年から5年くらいの間にガンの発症が多く認められると東電の方が言ってました。  →2年から5年でガンが発生と言っているのは東電ではなくて、世界中の多くの科学者や研究者、医療関係者です。もちろん異を唱える人もいますが、ごく一部に留まっているようです。 >未確認情報ですが、福島及びそ周辺で、死因が特定できない方々が1万人超えているとか  →チェルノブイリの例からも、事故後の様々なストレス等によって原因のはっきりしない死者が増えることは想定されていました。逆に放射線被曝が直接原因であれば、死因は特定しやすいのではないでしょうか。東電が隠すとか政府が隠蔽とかおっしゃる人もいますが、これだけ世界中の耳目を集めている中でそういうことができると考えるのは無理があるかと思います。  乱文失礼いたしました。

bettybanana
質問者

お礼

>事故後の様々なストレス等によって、死者が増えることは想定・・ 原因は、被災や原発事故にあると考えて良いと言いましょうか、死因が分からないで済ませて良い問題ではないと思うのですが、ただそこまで追求できる設備も装置も整っていない事を理由に立証もできないでしょうから、そのような現状があっても、再稼動は急がせている点については疑問が続きます。 専門家と言いますと、推進派の方々が多そうなので、何か逃げ口上というのか、やはり詭弁に聞こえていまして、「隠す」が適当でないのならば、「触らぬ神に祟りなし」「現状放置するしかないから、それで良いんだよ」とおっしゃっているように聞こえますよね、多分。 現実は電力会社や政府の方々のおっしゃっていた内容とは水分とかけ離れたものでした。爆発事故までに非難させていない理由に関しても未だに理解できていません。未だ責任が及んだ例が無いですから、それは庶民からすると専門の技術を持つ方たち、管理している方々の横暴ではないかと・・、全数検査、死因の可能性などは分かる範囲徹底して追及してゆかないと、再稼動に際して、そのあたりは、十分、無責任過ぎる感じています。 ダイオキシンについては、一定の条件が揃えば、焼却設備から検出されるという研究結果は聞いていましたが、やはり農薬が原因でしたか。全国の何箇所かの地域では、疾患を訴える人たちがやや多くなってきた事から調査が進み、井戸などから検出されはじめたなんて事を聞かされてます。経過から考えますと、因果関係を特定するのにはかなりの労力、費用、時間が必要だったようです。で、うちの井戸も、今は、使用不可でした。 生命にとっては放射線のリスクは、砒素成分なんかより遥かに警戒が必要な怖い物質だと思いしらされています。海水と淡水は比重が異なりますので、水中カメラで海底をさらって行くと場所の特定ができます。ただ水圧・土圧地殻変動などにより場所は不定期で変わるものと思います。地質によっては、ルートもさまざまでしょうから、時間の誤差も少なくないものだと予測してます。魚類だけではありませんから、微生物や海草類なんかも、海底にもホットスポットのような場所が出来上がる可能性もあるように思います。 環境工学(環境リスク学)沢山の情報がありますね。読んでみます。 ご回答ありがとうございました。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

>空気中に放射性物質が浮遊している間、またその根源が封鎖や閉鎖されない限りは、地表面は、雨毎に、放射線量が高くなるものと予想できますよね。 その通り。 しかし、爆発前後に放出されていた放射性物質の量とグダグダとは言え冷却水で覆われている今、放出される放射性物質の量とは桁が4つも5つも違うから 震災直後と同じレベルでドンドコまき散らされている->今もモクモクと空気中に漂っている->降雨の度に地表が汚染されている という認識は誤り 今問題になっているのは ・震災直後山林などに降着した放射性物質が、付着した落ち葉や土砂と一緒に雨ともに流されて、局所的な高線量地点を生み出している ・住宅地などで行われている除洗活動から漏れ出たモノが下水や下流河川、そして河口へと徐々に集積されつつあること などを代表として、既に降り積もったモノが移動したり集積されることが主であって 新たに空から降ってくるという部分に関しては、既に地上にあるモノの総量からすれば誤差のレベルでしかない >ある時期を境に、また復活するのではありませんか。 復活というのは、また新たな汚染が見つかって大規模な出荷制限や水道水の規制が起きるか?という意味なのか? 原発の周辺地域を除けば、可能性は低い 公的なもの、民間独自のものなど、色んな人が色んな場所や方法で放射性物質の拡散状況を測定して大まかな傾向は既に確認されている 震災直後に混乱と共に出荷規制などが広がったのは、どこがどの程度汚染されているのか誰も知らなかったこと、作物の汚染を防ぐ方法を誰も知らなかったことが大きい 質問文にもあるとおり、耕地の土壌を天地入替するだけで作物への移行度合いは格段に低下する そういう試行錯誤の結果は情報共有されていて、出来る対策は取られている >それでも除洗の効果はやらないよりましなのでしょうか。 正確な汚染状況の確認をしなければ、的確な除洗はできないし 的確な除洗をしなければ、いつまで経っても作物の安全性は確保出来ない

bettybanana
質問者

お礼

「今問題になっているのは」部分ですが、そろそろミネラル水にも影響が現れてても良い頃ということでしょうか。水道水わりましだろうと言うことで、ペットボトル天然水、ずっと飲んでますが、そのあたりの事いまだに何も表示されていません。 除洗の一定の効果は、農作物の出荷制限解除からも、認められていると言うことで了解です。 また空気中への放射性物質拡散の大まかな原因は、そうせざるおえなかった原発のシステムや構造と、消火・冷却作業など事故直後の処置によるものと言うことですよね。 >ある時期を境に、また復活・・ というのは、漁獲に関してです。事故処理時に発生した高濃度の汚染水や除洗で深層に沈めた放射性物質もです。数年から数十年かけて、海に流れ出す危険性があるのではないかということです。 事故原発周辺では2年から5年くらいの間にガンの発症が多く認められると東電の方が言ってました。未確認情報ですが、福島及びそ周辺で、死因が特定できない方々が1万人超えているとか・・、規模が大きいだけに、補償に関しても重大な社会問題だと思えています。 ご回答ありがとうございます。

bettybanana
質問者

補足

考えてましたら、新たに、ひとつ疑問です。 表層の土をやや下層の土と入れ替えるとその時点では数値が低くなると言うのは検証済みという事でdq が、例えば、猛暑続きシーズンに、水を撒いたりした際、下の層に閉じ込められている放射線物質が、表層面の乾燥により、再び蒸気に乗って、空気中に拡散される可能性は無くはないのではないでしょうか。? 農地やでは、なんかはあり得そうに思うのですけど・・

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