肺がんの抗癌剤治療をいつまで続けるのかについて
14年前にCT検査で肺に小さな影が見つかり、毎年の検査でそれが徐々に大きくなり、6年前、それが1.4cmにまでになったとき、右肺の40%を切除する手術を受けました。腺がんという診断でその当時は「肺の端にできた癌だから転移はないでしょう」とA医師は言っておられました。しかし、その後の検査では医師によって診断が異なりました。B医師は「再発してどんどん癌が大きくなっている」と言い、A医師は、これは肺を切除すれば出てくる病変で癌ではないと主張しました。その論争に完全に決着したとは思いませんが、やはり再発したのではないかということになり、2年2か月前から抗癌剤治療を開始しました。最初は入院してイレッサ、カルボプラチン、アリムタの3者併用でしたが、3か月後あたりからは通院しながらイレッサとアリムタだけの投与を受けることになりました。効果があるのはアリムタは4か月くらい、イレッサは1年弱と聞いていました。
癌と疑われたのは2箇所で、そのうち心臓の近くにできた腫瘍らしきものは、その後変化しないので、癌ではないとされました。もう一箇所は胸膜にできた腫瘍ですが、治療を始めて間もなくCT画像から消失しました。もちろんリンパ等への転移などは一切ありません。その後現在に至るまで、CT,胃や大腸の内視鏡、脳NMR等あらゆる検査でも癌は一切見つかりません。2種類の腫瘍マーカーもこれ以上は異常とされる値よりはるか下の値です。血液検査や尿検査等もすべて正常です。
そこで思い出すのはA医師の言っていた「再発していない」という言葉です。本当は再発していなかったという可能性はないのでしょうか。今、イレッサとアリムタで治療中ですが、薬の量を減らすとか、止めてしまうとかは危険でしょうか。これらの副作用は若干あります。現在69歳ですが、仕事も生活も旅行もスポーツも以前より質は落ちたものの変わりなく行っていますが、長期に抗癌剤を摂取し続けても問題ないのか心配しています。