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「この 花あかるい季節に」のように・・・
^ 陽光耀き、全面のガラス扉を開け放って、ボリュームを上げたスプリングソナタを未だ凛と冷えを残す春の微風に載せる、心地よい今日此の頃ですね。 毎年このころ、知己に春の便りを送るのですが、皆さんへのイントロ文言(艫綱)が同じであることが気懸りです。辞典に示されたテンプレートも満足できません。便りの送り先に、それぞれに相応しい艫綱があれば、と願います。 このサイトの或る著名な会員の方のコメントに、素晴らしい艫綱を見つけました。 「この 花あかるい季節に」 お便りする私の知己は、 小学校などの古い同級生達 恩師の元教授(経済畑) テレビ局のプロデューサ(ワイドショー) シンクタンクの主任研究員(技術畑) インテリア・デザイナ達 評論家(古典音楽など) 雑誌編集者 などです。 夫々に相応しい、春の艫綱(私が使うのをお許しいただける)をお教え下さい、というのが質問です。 どうか宜しくお願いいたします。 (なお上記の秀逸「この 花あかるい季節に」は、上記プロデューサへの便りに、その得た顛末の説明とともに使わせて頂きました) ^
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質問者が選んだベストアンサー
こんな質問に答えようなんて物好きな人があるんでしょうか(笑)。しかも事業年度末の、ゆっくり頭をひねっている暇もないこの多忙のときに。 第一、もしこのご質問が「この 花あかるい季節に くしゃみは何度あなたに訪れますか」といった誰でも思わず身につまされる麗ワしいご質問であったとしてもいい加減難問なのに、時候の挨拶用の、なおかつオリジナルであることを一般人に求められるとは。 と、さんざん愚痴った上で回答いたします。質問者さんの生活環境、便りを出される方々との親密度、またその方々の環境が当方には推し量れませんので(一応順番らしくはしていますが)アトランダムに書き込みます。採用に耐えるものがもしありましたら、そちら様で適宜割りふってお使いいただけたらと思います。 ◇ふとつのる沈丁花ときめきてなつかしき今日この頃、 ◇恩師の薫陶野に満つ蓮華咲く、 ◇壺の内にも遅日あり、 ◇陽光も水差しの口から溢れはじめたこの季節、 ◇窓を開けば風の訪れ、胸襟を開けば花吹雪、 ◇木漏れ日の下、ファゴットの戯れる時節とは相成り、 ◇便器でさえもむかしのひとの袖の香ぞするこの時節、 あまりイメージにバリエーションがありませんけれども。
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- alchera
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真珠星が輝きはじめました。いかがお過ごしですか。 (……こんな風にお使いになるのですよね?) ……これは是非、過去に天文少年だった方に(^_^;)。 でないと、真珠星=スピカをご存知だったとしても、 ○スピカがアルファ星である乙女座が春の星座ということはピンとこないだろうし ○冬の派手な星座群と春ののんびりした星座群のイメージも伝わらないだろうし ○ギリシア神話上ではスピカの位置には麦の穂が想定されている ということも伝わらないでしょうから。 老婆心ながら申し上げますが、少々ご質問のハードルが高いのでは……(^_^;) 「ためにする質問」であったとしても、質問者さまの相手の方までを視野に入れるのであれば、職業だけでは情報に乏しく、誠実に答えようとすればするほど回答するに難しくなってしまうのではないでしょうか。 それと「艫綱」も……広辞苑と漢字大辞典を引きましたが、ともづなの意味しか載っていません。わたしの不明かもしれませんが、こういう言葉も回答者数を減らしている一因ではないかと…… ご承知の上のこととは思いますが、一言申し添えますm(__)m。 というわけで、お相手の方には合わせられず、回答も(こんなんで方向があっているのかどうかもわからないけれども)一つだけです。あしからずm(__)m。
お礼
ご回答ありがとうございます。 綺麗なイメージですね!とても気に入りました。是非、是非使わせていただきたいと思います。 星座、これは私の想像外でした。予想もしなかったテリトリです。何せこの分野にも、からきし疎い不調法者でして、以前のご回答で見かけた「アルファ・ケンタウリ」にしても私の場合は「ちんぷんかんぷん」、知己の男性連も同じようなものでしょう。 したがって、有効なのです! 頂いた解説も、そのまま(または補充して)便りに編むようにします。 さらに、提供いただいた顛末も最大もらさず織り込みます。 さて、これを誰へのお便りに使おうか、表情や雰囲気、その他諸々を想起しながら、これから楽しい作業にかかります。 今回は難しい質問にも拘らず、お手間を厭わず、しかも素晴らしい作品をご教示下さいまして、重ねてお礼申上げます。 なお今後とも宜しくお願いいたします。 ありがとうございました。
補足
^ 私たちは、或る年の或る季節には一生に一度だけしか係わらないわけで、翌年のその季節は別のもの。今年の春はやがて移ろい去り、止まらないから、その証を写しておきたい。その証の一つが書簡であると思うのです。用件のメッセージと、其れを伝えた季節を織り込んだ便りで、一期一会のその季節を残したい。 便りは、季節とメッセージを載せた船を対手の岸に着けることです。便りの枕詞は、対手の杭に結ぶ艫綱だと思いました。単なる時候の挨拶の詞は軽い「言の葉」であるけれど、季節を託す艫綱には「言霊」の重みを持たせたい。しかも美しければさらに良い。 でも自力での案出には限りがあり、困って居ったものですから、上記の想いを込めて、敢えて「季節の艫綱」と表現し、美しい艫綱を頂戴したく、お手助けをお願いしました。(字数制限で質問文には記せませんでした) 本当に困っていたのでして、よって、ためにする質問ではなかったのです。規約には違反していない積りです。 お便りは、もうそれだけで、こよなきもの、と思います。皆様はどうなさっているか、因みに私は戴いた手紙、葉書は用事が済んでも一切捨てず、また封筒から出してファイルすることもせず、そのまま大切に全部、保存しています。徐々に増えて膨大ですが、意に介しません。 付き合いの記憶が、その季節の記憶とともに蘇えります。 貰って嬉しくて学生服や背広の内ポッケに仕舞って何年も持ち続け、封筒も中身もぼろぼろになった手紙、激情の為すまま封筒ごと真っ二つに裂き、後で丁寧に張り合わせた手紙、当のその人と今も親友として交わした今年の手紙、30年振りの幼少の友からの書簡、もう故人になられて久しい方から受けた古い便り、などが、このうえなく愛しく、私の宝物です。 そしてこの春も、一度しか使わない、季節の艫綱をこめて、知人に手紙を認めたいと思っています。 ご親切にご指摘、ご示唆戴き本当に有難うございます。回答者さまはとりわけ言葉の厳密性を尊重されていることを、他の方の質問「印象派」でのお答え、また「美」と「美しい」の関係の微妙な揺らぎのお答え、また引用を厳正に、との諭しなどで以前から注目しておりました。 私は感覚やイメージのみで熟語を敢えて誤用したり、あまつさえ一人よがりの造語をしばしば操るという、困った性癖があります。今後も是非、お手数とは存じますがご指摘またご指導下さいますよう、重ねてお願い申上げます。 また以前のご質問「脳みそ転換法」に品格劣る拙案を回答してしまいましたこと、この場を借りてお詫びいたします。 そしていつか、夢のまた夢ですが、ヴァーチャルで、お好きな紅茶をご相伴させて頂き、お得意のポピュラーの弾き語りをお聴かせ下さいますことを!リクエストはグリーグの「春に寄す」です。 ありがとうございました。ごきげんよう、じゃなくって、『ではでは』
お礼
ご回答、深謝いたします。 本当に、驚きました。質問中で述べた、「この 花あかるい季節に」のフレーズの、まさに作者の方(ですよね?)から、ご回答があったとは! でも本音を言うと、「きっと・・・」と、期待はしてました。御多忙の時期にオネダリしてしまったようで申し訳けなく、心苦しく存じます。本当に有難うございます。 しかも秀作を、こんなに沢山!感激しております。 全部、使わせていただきます。 作品は、いずれも、 1.言の葉の選択において先ずエスプリが発揮され、 2.それらの組合せと結合順序において追随あたわぬ独創があり、 3.出来上がったフレーズは予想を越えた連想の突出した興奮を誘うものとなり、 4.フレーズが叙事と抒情を主張する、言霊として機能している、 のに驚きを禁じ得ません。本当にすごい遣い手であると誰もが感服することでしょう。 今回、私は特に、「木漏れ日の・・」を読み、それに続くカタカナを目にするや否や、興奮でまさに魂いななき、全身に衝撃が走りました。 似た印象を自分も感じたことがあったからです。だから「ファゴット」の言の葉を確認する必要がなかった。 地面に落ちた木漏れ日の写像が複数のスポットの列となって、しかも風にそよぐ枝葉の動きにつれて緩やかに移動する。スポットの列のひとつ、ひとつに、音を置いてゆく。それは時間軸上に離散的に誕生する、たおやかな単音または和音でなければならず、数ある楽器のうちで、ファゴットが最適である。いや、バスーンしかない! 他のどの楽器も、相応しくない。 そして「戯れ」による非線形の表象、 もう息が止まります 大きな溜息につづく、満ち足りた共感、 言霊が魂に、これほどヴィヴィッドに造形するのか! もう脱帽以外になす術はありません。 しばし庭に出て鳥肌が立った全身の清澄を待つことにします 本当に有難うございました