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安部第1次政権で
なぜ安部総理はアベノミクス(特に金融緩和について)を第1次政権のときにやらずに、今やっているのですか?
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結論から言えば,(好景気なので)やる必要が無かったからです。 第一次安倍内閣前の小泉政権では,規制緩和による国民の貧富の格差という痛みを伴いつつ,いざなぎ景気超えである「いざなみ景気」の真っ只中でした。 「いざなぎ景気」とは,1965年(昭和40年)11月から1970年の高度経済成長期の事を言います。 神話にでてくる「伊邪那岐」からその名が来ています。 そして,小泉政権の時に超えたので,伊邪那岐のパートナーである「伊佐那海」の名をとって「いざなみ景気」と呼ばれました。 但し,景気が良いと感じているのは企業・財界であり,一般国民はあまりメリットを享受できなかった。 これを引き継いだのが安倍政権です。 なので,特に大きな金融・経済政策をやる必要が無かったのです。 下手に何かして(当時批判が高まっていた格差是正政策等とか)景気に水をさしたら,政治生命の終わりです。 なので,何もしなかった。 まぁ,第一次安倍内閣の成果は「何もしなかった」事でしょうね。 第一次安倍内閣の失敗は,閣僚の不祥事と格差拡大批判などによって参院選惨敗,その後自らの健康問題を持ちだして辞任となりました。 今は,その時と大きく状況が異なります。 財界・消費者ともに不景気に感じており,家電などのシェアを韓国に奪われるなどドンドン悪化しています。 そこで,アベノミクスでは日銀を操っての思い切った金融政策をやり,世間に「良くなるかも」という期待を持たせました。 ところが,今回は第一・第二の矢のような大胆な政策が出て来なかったので市場も及び腰になっています。 それが,今回の第三の矢不発と株価急落です。 景気政策というのは,好景気の中ではじっと見守り,バブルが来たら弾けないように軟着陸させることが重要となります。 逆に不景気の中では積極的に動き,マイナス面がプラス面を上回らないように気をつけながら離陸させなければなりません。 アベノミクスでは,今のところマイナス<プラスと来ました。 しかし,短期的に先を見通すとこのままジリ貧かマイナス>プラスとなる可能性が出て来ました。 さてはて,来月の参院選で惨敗→退陣を繰り返さなければ良いのですが。 ではでは,参考になれば幸いです
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- rikukoro2
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今回の金融緩和の中心は『インフレターゲット』の導入です。 これは日銀にインフレ目標という目標の数値をつけそれを目指す物です。 現在『インフレターゲット』は多くの国で採用されていますが 基本は2%目標が最も良いといわれています。 つまり国内に置いてデフレが進んでいる時にしか使用できません インフレが加速しているときに行うと、インフレが加速してしまいます このインフレ・デフレを判別する指標に『CPI』という指標があります CPI(消費者物価指数)の推移です http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-1703.html 第一次安部内閣は2006年 前年非0.3では発動できません この金融緩和は発動させるのに条件があるのです
アントキは、国を美しくする掃除大臣だったみたいです。まあ、今回は、消費税増税と参院選を睨んでのことでしょう。 今日、スーパーで弁当買ってきたら、底が嵩上げされていて、当社比、量が少なくなっていました。見栄えが良くないと、票を入れてくれないですからね。
- dragon-man
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皆さん物忘れが激しいですね。 第一次安部政権の時はまだリーマンショックの前で、株価も1万5千円以上、円も110円ぐらいの、今に較べたらはるかに円安でした。特に金融政策だけに力を入れる必要もありませんでした。憶えておられますか? その後リーマンショックが起こり、世界中が株安不景気になり、欧米各国が金融緩和に踏み切ったのに、日本だけは民主党政権と白川日銀は金融を引き締めたままで、経済政策を打たず、円高が進み(一時は74円にもなった)、競争力が衰え、デフレが進行しました。GDPも中国に追い越されました。日本は沈没しそうだったのです。たった半年前のことです。もうお忘れですか? 第一次政権当時も不景気で低成長が続いていましたが、今とは状況がまるで違ったのです。安部政権は今も昔も憲法改正など、日本を普通の国に戻すことを政策の重要課題にしていますが、今回はそんなことを言っておれないほど日本経済が疲弊していたのです。まず取り組むべきことは、民主党時代に失われた経済のポテンシャルを上げること(少なくとも元に戻すこと)が最優先だったのです。それがアベノミクスです。うまく行くことを祈りましょう。それ以外のことはその後の話です。